M243. 法安 鍔 寸法:7.1cm x 7.2cm x 0.5cm 中心穴:0.9cm x 2.7cm 鉄地。精緻な彫込みの中に、表は金三つ・銀五つ、裏は八つ全てに銀を象嵌しています。両小柄・馬針穴の一方は金で埋められています。 本作には2004年付のNTHK(日本刀剣保存会)の鑑定書が付属しており、後代法安と極められています。法安派は江戸時代を通じて紀伊国で活躍した工匠であり、本作もその技量の高さが伺える優品です。 保存状態は極めて良好です。 175,000円($1,175)










法安
江戸
紀伊
在銘
鐔工 · 安芸
現在1点販売中
鐔工 · 尾張
現在4点販売中
法安派は、尾張国清洲の武具鍛冶であった川口三郎右衛門・法安を祖とする鐔工の一派である。法安は浅野家の抱え工となり、甲斐国府中、さらに紀伊国和歌山に住居し、慶長十八年五月二十日に歿した。戒名を本法院宗安日真居士という。説示においては、法安は山吉・信家とともに尾張の鐔工として位置づけられ、「作風にも共通性がある」と繰り返し述べられている。この三者のうち、法安は「信家に比してやや技巧的であり、山吉よりも一段と垢ぬけている」と評される。法安の歿後、女婿の久次たちが元和年間に浅野家の移封に伴って安芸国広島に転じ、一族の墓地は広島の国前寺に存在する。 法安の地がねは「うわばみ鉄」と異称されるほど手強さに定評がある。指定品の説示では一貫して、その地がねが「頗る優れ」「ネットリ」とした粘り強い質感を有し、処々に鍛え目があらわれて躍動する様が記されている。また鉄骨が随所に見える点も繰り返し指摘される。法安の最も特徴的な技法は焼き手腐らしであり、この工法によって平地に「玄妙な変化」を表し「雅味を深め」る効果が生まれる。この技法は地の表面処理のみならず、耳長兎のような具象的意匠の表現にも駆使された。さらに車透・阿弥陀鑢・槌目地・鋤出彫といった技法を組み合わせ、「車透と阿弥陀鑢との配合の妙」が「面白い」と説示に評されるなど、多彩な造形手法を自在に操る作風を示している。 法安派は尾張鉄鐔の伝統において高い評価を得ている。説示には「車透の佳品があることによって法安の名は高く」と記され、指定品はいずれも法安独自の世界が一個の鐔に凝縮された秀逸な作として評価されている。厚みのある土手耳風の耳、がっしりした大形の切羽台、重量感のある鉄地が力強さを伝え、一方で焼き手腐らしによる変化に富む表面や耳の景色が「奥深い趣」と「雅味」をもたらしている。六字名号・七字の題目といった仏教的意匠から車透・耳長兎図に至るまで、武骨な鉄の力強さと洗練された装飾性を兼ね備えた法安の作風は、説示の言葉を借りれば「法安独特の世界」として現出されている。
NTHKの中心的な鑑定書で、相応の出来を備えた作に発行されます。在銘作は銘の正真を、無銘作は審査員による刀工・流派の極めを示します。点数を記す詳細な審査表が付されます。
NTHK(日本刀剣保存会)は、NBTHK(1948年設立)に先立つ1910年に創立された、日本で最も古い刀剣鑑定団体です。長く会を率いた会長の没後、NTHKとNTHK-NPOの二つに分かれ、いずれも審査を続けています。NTHKの鑑定書は、点数と審査員の所見を併記する詳細な審査表が特徴で、特に無銘作の極めに定評があります。
3-day return window from receipt.
M243. 法安 鍔 寸法:7.1cm x 7.2cm x 0.5cm 中心穴:0.9cm x 2.7cm 鉄地。精緻な彫込みの中に、表は金三つ・銀五つ、裏は八つ全てに銀を象嵌しています。両小柄・馬針穴の一方は金で埋められています。 本作には2004年付のNTHK(日本刀剣保存会)の鑑定書が付属しており、後代法安と極められています。法安派は江戸時代を通じて紀伊国で活躍した工匠であり、本作もその技量の高さが伺える優品です。 保存状態は極めて良好です。 175,000円($1,175)










法安
江戸
紀伊
在銘
鐔工 · 安芸
現在1点販売中
鐔工 · 尾張
現在4点販売中
法安派は、尾張国清洲の武具鍛冶であった川口三郎右衛門・法安を祖とする鐔工の一派である。法安は浅野家の抱え工となり、甲斐国府中、さらに紀伊国和歌山に住居し、慶長十八年五月二十日に歿した。戒名を本法院宗安日真居士という。説示においては、法安は山吉・信家とともに尾張の鐔工として位置づけられ、「作風にも共通性がある」と繰り返し述べられている。この三者のうち、法安は「信家に比してやや技巧的であり、山吉よりも一段と垢ぬけている」と評される。法安の歿後、女婿の久次たちが元和年間に浅野家の移封に伴って安芸国広島に転じ、一族の墓地は広島の国前寺に存在する。 法安の地がねは「うわばみ鉄」と異称されるほど手強さに定評がある。指定品の説示では一貫して、その地がねが「頗る優れ」「ネットリ」とした粘り強い質感を有し、処々に鍛え目があらわれて躍動する様が記されている。また鉄骨が随所に見える点も繰り返し指摘される。法安の最も特徴的な技法は焼き手腐らしであり、この工法によって平地に「玄妙な変化」を表し「雅味を深め」る効果が生まれる。この技法は地の表面処理のみならず、耳長兎のような具象的意匠の表現にも駆使された。さらに車透・阿弥陀鑢・槌目地・鋤出彫といった技法を組み合わせ、「車透と阿弥陀鑢との配合の妙」が「面白い」と説示に評されるなど、多彩な造形手法を自在に操る作風を示している。 法安派は尾張鉄鐔の伝統において高い評価を得ている。説示には「車透の佳品があることによって法安の名は高く」と記され、指定品はいずれも法安独自の世界が一個の鐔に凝縮された秀逸な作として評価されている。厚みのある土手耳風の耳、がっしりした大形の切羽台、重量感のある鉄地が力強さを伝え、一方で焼き手腐らしによる変化に富む表面や耳の景色が「奥深い趣」と「雅味」をもたらしている。六字名号・七字の題目といった仏教的意匠から車透・耳長兎図に至るまで、武骨な鉄の力強さと洗練された装飾性を兼ね備えた法安の作風は、説示の言葉を借りれば「法安独特の世界」として現出されている。
NTHKの中心的な鑑定書で、相応の出来を備えた作に発行されます。在銘作は銘の正真を、無銘作は審査員による刀工・流派の極めを示します。点数を記す詳細な審査表が付されます。
NTHK(日本刀剣保存会)は、NBTHK(1948年設立)に先立つ1910年に創立された、日本で最も古い刀剣鑑定団体です。長く会を率いた会長の没後、NTHKとNTHK-NPOの二つに分かれ、いずれも審査を続けています。NTHKの鑑定書は、点数と審査員の所見を併記する詳細な審査表が特徴で、特に無銘作の極めに定評があります。
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