作品名:鉞・法螺貝図鐔 【解説】 本作は鉄地を基調とした鐔です。主たる意匠は高彫り(たかぼり)によって立体的に表現され、細部には繊細な毛彫りを施すことで質感を見事に描き出しています。また、鉄地に細かな刻みを入れ、金を叩き込む金布目象嵌(きんぬのめぞうがん)の技法が随所に用いられており、漆黒の鉄地の中で金の色調が美しく映えます。 図案には、古来より山仕事や農耕の道具として親しまれてきた「鉈(なた)」が透かし彫りによって表現されています。こうした透かしの意匠は、単なる装飾に留まらず、当時の武士たちの日常生活や信仰、あるいは精神性を反映したものとして深い意味を持っていました。 【鐔(つば)とは】 鐔は日本刀の拳を守るための護具(ハンドガード)です。身分の高い武士は、刀身のみならず、鐔をはじめとする意匠を凝らした「刀装具」を設えた拵(こしらえ)を帯びていました。特に鐔の表側(差表)は、街を歩く際などに他者の目に触れる機会が多いことから、より装飾性の高い意匠が好まれました。 【武士にとっての刀装具】 日本刀の拵には、鐔、目貫(めぬき)、縁頭(ふちかしら)など、多彩な装飾が施されています。日本刀は武器としての機能だけでなく、持ち主の個性や信念を象徴する「自己表現」の道具でもありました。現代で例えるならば、スマートフォンのケースやアクセサリーに近い感覚と言えるかもしれません。 ぜひ細部の写真を拡大してご覧ください。鉄や銅を主材とし、金・銀・四分一(しぶいち)などの色金を象嵌する、日本の伝統的な金工技術の粋を感じていただけることでしょう。 刀身と同じ時代を歩んできたこれらの刀装具は、美術的価値において刀身に引けを取らないものも少なくありません。一見すると控えめな部品ではありますが、こうした細部にまでこだわりを持つことこそが、真の「侍の鑑(目利き)」への第一歩と言えるでしょう。 【鑑定書】 日本美術刀剣保存協会(日美刀保) 令和7年(2025年)9月30日交付 保存刀装具 鑑定書(第4025023号) 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、日本で最も権威のある刀剣鑑定機関の一つです。本作は同協会により、日本の文化財として保護・保存する価値がある「保存刀装具」として正式に認定されました。ご購入者様には、このオリジナルの鑑定書を付帯してお送りいたします。また、ご希望に応じて鑑定書内容の英訳PDFを作成することも可能です。 【運営元について】 サムライミュージアムは東京に拠点を置き、侍の歴史に関する古美術品を展示しています。当オンラインショップでは、日本文化や伝統工芸に深い関心をお持ちの方へ向けて、刀剣・甲冑をはじめとする真贋保証のアンティーク品をご紹介しております。 【お支払い方法】 Stripe(クレジットカード)、PayPal、Apple Pay、Google Payをご利用いただけます。いずれも安全性の高い決済方法です。Stripeでの決済にはアカウント作成は不要です。その他の決済方法をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。日本円(JPY)のほか、米ドル(USD)、豪ドル(AUD)、加ドル(CAD)、ユーロ(EUR)、スイスフラン(CHF)、英ポンド(GBP)での決済が可能です。価格は日本円を基準とし、最新のレートで自動計算されます。 【配送について】 通常、日本郵便のEMS(国際スピード郵便)にて発送いたします。ご注文からお届けまで、通常5日〜14日程度を要します。配送日数は目安であり、天候や繁忙期、税関の状況により前後する場合がございます。 EMSでの発送が可能な地域については、国際配送料を無料とさせていただきます。他の配送業者をご希望の場合は、別途ご相談ください。 発送完了後、追跡番号をメールにてお知らせいたします。メールアドレスに誤りがないようご注意ください。 ※お住まいの国へのEMS配送可否を確認されたい場合は、事前にお問い合わせください。
Certificate reading — 無銘(越前)







越前
昭和
無銘
保存 (NBTHK)
山城伝 · 讃岐 · 1312-1317頃
現在3点販売中
初代康継は、近江国坂田郡下坂郷の出身で下坂市左衛門と称し、のち越前に移住、結城秀康に抱えられた。初期には「肥後大掾下坂」と銘していたが、慶長十年から十一年の間に江戸に召され、家康・秀忠両将軍の前で鍛刀し、その賞として葵紋及び「康」の一字を賜わって名を康継と改めた。越前康継一派の祖であり、江戸初期を代表する刀工として知られる。
作風は、板目肌つみ、杢交じりの鍛えに、「地沸微塵につき、地景よく入り、処々変わりがね風の太い地景入り、総じてかね黒味をおびる」など、いわゆる越前鉄の特色が顕著である。刃文は「中直刃基調に互の目・小互の目連れて乱れ、上半浅くのたれごころを帯び、小足よく入り、葉交え、小沸つき」といったものが典型的とされる。帽子は「表は焼深く、直ぐ調に突き上げ、先尖り、裏は乱れ込んで、やや沸崩れ、掃きかけ、先小丸、地蔵風に倒れごころ」となるものが見られる。姿は、身幅広く、重ね厚く、中鋒ないし大鋒延びたものが多く、力強い印象を与える。彫物を施した作も多く、不動明王と二童子の三体仏や倶利迦羅龍などが彫られる。
初代康継の作は、地鉄の特色、刃文の構成、姿の雄健さにおいて、同工の典型的な作域を顕現していると評価される。匂口が沈みごころとなる作が多く、総体に沈みごころの匂口で構成された刃文には滋味掬すべき深い味わいがあると評される。一方で、肌立ちが少なく、小板目肌がつんで精良な作や、匂口が明るい作も存在し、変化に富む作風を示す。総じて、同工の傑出した出来栄えを示すものが少なくない。
越前の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
山城伝 · 越前
現在5点販売中
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
作品名:鉞・法螺貝図鐔 【解説】 本作は鉄地を基調とした鐔です。主たる意匠は高彫り(たかぼり)によって立体的に表現され、細部には繊細な毛彫りを施すことで質感を見事に描き出しています。また、鉄地に細かな刻みを入れ、金を叩き込む金布目象嵌(きんぬのめぞうがん)の技法が随所に用いられており、漆黒の鉄地の中で金の色調が美しく映えます。 図案には、古来より山仕事や農耕の道具として親しまれてきた「鉈(なた)」が透かし彫りによって表現されています。こうした透かしの意匠は、単なる装飾に留まらず、当時の武士たちの日常生活や信仰、あるいは精神性を反映したものとして深い意味を持っていました。 【鐔(つば)とは】 鐔は日本刀の拳を守るための護具(ハンドガード)です。身分の高い武士は、刀身のみならず、鐔をはじめとする意匠を凝らした「刀装具」を設えた拵(こしらえ)を帯びていました。特に鐔の表側(差表)は、街を歩く際などに他者の目に触れる機会が多いことから、より装飾性の高い意匠が好まれました。 【武士にとっての刀装具】 日本刀の拵には、鐔、目貫(めぬき)、縁頭(ふちかしら)など、多彩な装飾が施されています。日本刀は武器としての機能だけでなく、持ち主の個性や信念を象徴する「自己表現」の道具でもありました。現代で例えるならば、スマートフォンのケースやアクセサリーに近い感覚と言えるかもしれません。 ぜひ細部の写真を拡大してご覧ください。鉄や銅を主材とし、金・銀・四分一(しぶいち)などの色金を象嵌する、日本の伝統的な金工技術の粋を感じていただけることでしょう。 刀身と同じ時代を歩んできたこれらの刀装具は、美術的価値において刀身に引けを取らないものも少なくありません。一見すると控えめな部品ではありますが、こうした細部にまでこだわりを持つことこそが、真の「侍の鑑(目利き)」への第一歩と言えるでしょう。 【鑑定書】 日本美術刀剣保存協会(日美刀保) 令和7年(2025年)9月30日交付 保存刀装具 鑑定書(第4025023号) 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、日本で最も権威のある刀剣鑑定機関の一つです。本作は同協会により、日本の文化財として保護・保存する価値がある「保存刀装具」として正式に認定されました。ご購入者様には、このオリジナルの鑑定書を付帯してお送りいたします。また、ご希望に応じて鑑定書内容の英訳PDFを作成することも可能です。 【運営元について】 サムライミュージアムは東京に拠点を置き、侍の歴史に関する古美術品を展示しています。当オンラインショップでは、日本文化や伝統工芸に深い関心をお持ちの方へ向けて、刀剣・甲冑をはじめとする真贋保証のアンティーク品をご紹介しております。 【お支払い方法】 Stripe(クレジットカード)、PayPal、Apple Pay、Google Payをご利用いただけます。いずれも安全性の高い決済方法です。Stripeでの決済にはアカウント作成は不要です。その他の決済方法をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。日本円(JPY)のほか、米ドル(USD)、豪ドル(AUD)、加ドル(CAD)、ユーロ(EUR)、スイスフラン(CHF)、英ポンド(GBP)での決済が可能です。価格は日本円を基準とし、最新のレートで自動計算されます。 【配送について】 通常、日本郵便のEMS(国際スピード郵便)にて発送いたします。ご注文からお届けまで、通常5日〜14日程度を要します。配送日数は目安であり、天候や繁忙期、税関の状況により前後する場合がございます。 EMSでの発送が可能な地域については、国際配送料を無料とさせていただきます。他の配送業者をご希望の場合は、別途ご相談ください。 発送完了後、追跡番号をメールにてお知らせいたします。メールアドレスに誤りがないようご注意ください。 ※お住まいの国へのEMS配送可否を確認されたい場合は、事前にお問い合わせください。
Certificate reading — 無銘(越前)







越前
昭和
無銘
保存 (NBTHK)
山城伝 · 讃岐 · 1312-1317頃
現在3点販売中
初代康継は、近江国坂田郡下坂郷の出身で下坂市左衛門と称し、のち越前に移住、結城秀康に抱えられた。初期には「肥後大掾下坂」と銘していたが、慶長十年から十一年の間に江戸に召され、家康・秀忠両将軍の前で鍛刀し、その賞として葵紋及び「康」の一字を賜わって名を康継と改めた。越前康継一派の祖であり、江戸初期を代表する刀工として知られる。
作風は、板目肌つみ、杢交じりの鍛えに、「地沸微塵につき、地景よく入り、処々変わりがね風の太い地景入り、総じてかね黒味をおびる」など、いわゆる越前鉄の特色が顕著である。刃文は「中直刃基調に互の目・小互の目連れて乱れ、上半浅くのたれごころを帯び、小足よく入り、葉交え、小沸つき」といったものが典型的とされる。帽子は「表は焼深く、直ぐ調に突き上げ、先尖り、裏は乱れ込んで、やや沸崩れ、掃きかけ、先小丸、地蔵風に倒れごころ」となるものが見られる。姿は、身幅広く、重ね厚く、中鋒ないし大鋒延びたものが多く、力強い印象を与える。彫物を施した作も多く、不動明王と二童子の三体仏や倶利迦羅龍などが彫られる。
初代康継の作は、地鉄の特色、刃文の構成、姿の雄健さにおいて、同工の典型的な作域を顕現していると評価される。匂口が沈みごころとなる作が多く、総体に沈みごころの匂口で構成された刃文には滋味掬すべき深い味わいがあると評される。一方で、肌立ちが少なく、小板目肌がつんで精良な作や、匂口が明るい作も存在し、変化に富む作風を示す。総じて、同工の傑出した出来栄えを示すものが少なくない。
越前の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
山城伝 · 越前
現在5点販売中
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.