日本橋時鳥図鐔 無銘(会津正阿弥) -Mumei(Aizu Shoami)- 縦86.0ミリ 横78.1ミリ 切羽台厚3.0ミリ 耳の厚さ5.8ミリ 重量156グラム 江戸中期~後期 The middle to latter period of Edo era 附属 保存刀装具鑑定書、桐箱 会津正阿弥は、江戸時代に会津地方で活動した正阿弥系の刀装金工です。会津では正阿弥一派が盛んに活動し、鉄地を主体として透、彫刻、象嵌などを用いた多様な鐔を残しました。正阿弥は各地に系統を広げていますが、会津においても独自の展開をみせ、江戸時代には同地を代表する刀装金工の一派となりました。 本作は黒々とした味わい深い鉄地を撫角形に仕立てた一枚で、地には槌目を思わせる起伏を残し、耳を切羽台の3.0ミリに対して5.8ミリと厚く造り込み、耳には随所に虫喰状の文様を刻し、古雅で力強い鉄味を引き立てています。 表には上下を大きく一段鋤下げ、上方に三日月と夜空を飛ぶ時鳥、下方には日本橋を思わせる擬宝珠と笹、霞を配しています。時鳥には赤銅を主体とした色金を用い、笹には金色絵を施すことで、黒い鉄地の中に控えめながら鮮明なアクセントを与え、裏では左下を同様に一段鋤下げ、その中に富士山を表し、表裏を合わせることで江戸の日本橋から富士を望む情景を一枚の鐔にまとめた、絵画性の高い構成となっています。 両櫃穴は赤銅で丁寧に埋められており、長い実用の過程で手を加えられながら大切に扱われてきたことが窺え、厚く量感のある耳に対して切羽台を薄く取り、鋤下げによってさらに画面に高低差を与えた造形は、156グラムという重量と相まって手取りにも重厚感があります。黒味の強い鉄、荒々しさを残した地肌と耳、それとは対照的な細かな色金の仕事がよく調和しており、題材、構図、鉄味のいずれにも見どころがあり、会津正阿弥の絵画的な作域を楽しめる一枚です。










銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。
¥275,000
日本橋時鳥図鐔 無銘(会津正阿弥) -Mumei(Aizu Shoami)- 縦86.0ミリ 横78.1ミリ 切羽台厚3.0ミリ 耳の厚さ5.8ミリ 重量156グラム 江戸中期~後期 The middle to latter period of Edo era 附属 保存刀装具鑑定書、桐箱 会津正阿弥は、江戸時代に会津地方で活動した正阿弥系の刀装金工です。会津では正阿弥一派が盛んに活動し、鉄地を主体として透、彫刻、象嵌などを用いた多様な鐔を残しました。正阿弥は各地に系統を広げていますが、会津においても独自の展開をみせ、江戸時代には同地を代表する刀装金工の一派となりました。 本作は黒々とした味わい深い鉄地を撫角形に仕立てた一枚で、地には槌目を思わせる起伏を残し、耳を切羽台の3.0ミリに対して5.8ミリと厚く造り込み、耳には随所に虫喰状の文様を刻し、古雅で力強い鉄味を引き立てています。 表には上下を大きく一段鋤下げ、上方に三日月と夜空を飛ぶ時鳥、下方には日本橋を思わせる擬宝珠と笹、霞を配しています。時鳥には赤銅を主体とした色金を用い、笹には金色絵を施すことで、黒い鉄地の中に控えめながら鮮明なアクセントを与え、裏では左下を同様に一段鋤下げ、その中に富士山を表し、表裏を合わせることで江戸の日本橋から富士を望む情景を一枚の鐔にまとめた、絵画性の高い構成となっています。 両櫃穴は赤銅で丁寧に埋められており、長い実用の過程で手を加えられながら大切に扱われてきたことが窺え、厚く量感のある耳に対して切羽台を薄く取り、鋤下げによってさらに画面に高低差を与えた造形は、156グラムという重量と相まって手取りにも重厚感があります。黒味の強い鉄、荒々しさを残した地肌と耳、それとは対照的な細かな色金の仕事がよく調和しており、題材、構図、鉄味のいずれにも見どころがあり、会津正阿弥の絵画的な作域を楽しめる一枚です。










銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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