説明

時代 : 鎌倉末期 国 : 大和国 証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 鑑定書 外装 : 拵付白鞘入 刃長 : 2尺3寸7分弱 反り : 6分6厘 目釘穴 : 3個 元幅・元重 : 30.3mm(棟を含む)・5.7mm 先幅・先重 : 18.7mm(棟を含む)・4.0mm Period : Late Kamakura 14c Country : Yamato Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Token Fittings : Shirasaya+Koshirae Length : 71.8cm (28.26inches) Curve : 2.0cm Hole : 3 Bottom Width,Thickness : 30.3mm(Mune is included)・5.7mm Top Width,Thickness : 18.7mm(Mune is included)・4.0mm 保昌派は大和五派の一つで、大和国高市郡(たかいちぐん)に在住し、鎌倉末葉から南北朝に栄えた刀工集団です。同派の代表工として貞宗、貞吉が最も聞こえ、他に貞清、貞興らがいますが、無銘のものが多く観られます。この派の作風は地鉄に総柾鍛えを表し,直刃仕立ての刃文を焼き、帽子は焼き詰め等、大和五派の中でも際立った特徴がみられます。 本作は鎬造、庵棟、鎬幅やや狭く、小切先の体配です。地鉄は総柾目となり、刃文はやや匂い勝ちに小沸付く直刃で、縦の働き交じり、湯走り連なって、二重刃風となるところあり、帽子は焼きつめです。鍛えに沿って沸良く付き、保昌の特徴が顕著な作品です。外装は波に貝尽の図柄で纏められています。

刀 無銘 伝(保昌) / Katana Mumei Den Hosyo
Tokuho

刀 無銘 伝(保昌) / Katana Mumei Den Hosyo

¥3,800,000

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仕様

長さ

71.8 cm

反り

2 cm

元幅

3.03 cm

先幅

1.87 cm

流派について

Hosho School保昌派

2 特別重要刀剣53 重要刀剣

大和五派のうち、地鉄に総柾目を貫いたただ一門が保昌派である。その本拠は大和国高市郡、成立は鎌倉時代の末葉に置かれ、南北朝期へと続いた。古来寺院に付属して刀を鍛えた大和鍛冶の流れを汲み、同派の工は皆「貞」を通字とする。祖と仰がれるのは貞宗・貞吉で、両者は共に保昌五郎と称したと伝え、その下に貞清・貞興・貞光らが連なる。中にあって居住地と制作年紀を最も多く銘に記すのが貞吉であり、嘉暦三年紀の太刀に「大和国高市郡住」と切って活躍地・年代を明らかにする。貞清・貞興は貞宗あるいは貞吉に続く手とされ、現存する作はおおむね鎌倉末に収まる。 作風は一門を通じて均質で、まず地鉄に集約される。在銘・無銘を問わず総柾目肌を鍛え、柾が区より先まで通って棟へ抜け、地沸が厚くつき地景が頻りに入る。手掻・千手院・尻懸・当麻が柾がかった板目を鍛えるのに対し、保昌はこの純然たる総柾に徹し、説示も大和五派の中で最も作風の個性が顕著な一派と記す。刃文はその柾目に応じ、匂深く小沸のついた直刃を主とし、刃は地鉄と別に立つのではなく肌目にからんで頻りにほつれ、刃縁に喰違刃・二重刃・打のけを集め、金筋・砂流しがかかる。物打辺より上で焼幅が広がり一段と沸が強くつくのも一派の所作である。帽子は直ぐに掃きかけて焼詰めとなり、多くは返りを持たず、時に火焔風となる。茎には檜垣鑢をかけ先をぶっ切りとし、これも銘と並ぶ見どころをなす。工により振幅には差があり、貞吉の地刃は荒く沸が強く、やや時代の下る貞清・貞興の手は地刃ともに静かで精良に読まれる。短刀には小振りで重ねの厚い品のよいものが多い。 鑑定の勘所は何よりこの純然たる総柾目にあり、これによって同じ大和の手掻・千手院・尻懸・当麻と分かたれる。一門の諸工に際立った個性は見出しにくく、無銘作は個ではなく時代と作域から保昌と極められ、ゆえに在銘作では銘振りこそが工を分かつ。年紀と居住地まで記す貞吉が最も知り得る工で、藤代の極めでは最上作にあたり、貞清・貞興は二字銘や藤原を冠する四字銘を残すのみで年紀作を見ない。在銘作は短刀に多く、大磨上無銘の刀は後に金象嵌の極めを受け、埋忠家や本阿弥光一の銘を留めるものがある。伝来は大名家を貫き、肥後細川家を経た短刀をはじめ、毛利元康所持を記す大磨上の刀などが知られる。総柾目に徹したこの一門の作が市に現れることは稀で、ことに年紀ある貞吉の在銘作に接する機会は少ない。

刀剣商

勝武堂

shoubudou.co.jp

¥3,800,000

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