商品番号 UJKA238 – カタログ 27 – 売約済 加州金沢住高平(二代) 刀 (加州金沢住高平作) 二代高平(伝右衛門)は、加賀藩前田家に仕えた名門「兼若」一派の刀工です。その鉄質の良さから「加賀正宗」と称えられた兼若家は、初代甚六兼若が三代藩主前田利常公に招かれ金沢へ移住して以来、藩の文化と権威を象徴する存在となりました。本作は天和元年(1681年)八月吉日の年紀が刻まれた一振りであり、その一寸ごとに加賀の名工の誇りが宿っています。 地鉄は精緻な「柾目肌」が美しく現れており、刀匠の卓越した技量と精神性が伺える静謐な趣を湛えています。地肌には「地景」が光の筋のように走り、刃文は明るく冴えた「互の目乱れ」を焼き、長く伸びる「足」に「砂流し」や「金筋」が絡むなど、実に見どころの多い出来映えです。 また、本作には江戸中期(17世紀後半から18世紀半ば)の製作とされる貴重な拵が附随しており、製作当時の姿を今に伝えています。木瓜形の鉄地鍔には真鍮の唐草土手耳が施され、大胆な牡丹の彫刻が目を引きます。縁は鉄地に銀の蝶、頭は高彫りの牡丹に金の色絵、目貫には金の獅子が配されています。黒の鮫皮を巻いた柄に、鞘尻を保護する鉄の「小尻」を備えたこの打刀拵は、三百年以上の時を経てもなお実戦の気風を失わず、当時の美意識を色濃く残しています。 商品番号 UJKA238 種別 刀 刀匠 高平(二代・伝右衛門) 銘文 加州金沢住高平作 裏年紀 天和元年八月吉日 流派 兼若 国 加州(加賀・石川県) 時代 新刀 - 江戸中期(天和頃) 長さ 69.7cm(二尺三寸) 反り 2.0cm

新刀 · 加賀 · 1673-1681頃
藤代 Jo saku · 刀剣大鑑 上位37%
現在1点販売中
高平の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
新刀 · 加賀
現在5点販売中
加州兼若は、加賀国金沢に興った新刀の一門である。その祖は美濃国関の四方助兼若の子と伝え、後に加賀へ移住して鍛刀した工に始まる。初代は辻村甚六と称し、のちに四郎右衛門尉を名乗り、現存する加州打の作刀は慶長十二年ないし十四年紀に始まる。元和五年頃に越中守を受領し、名を高平と改めたとされ、銘も「賀州住兼若造」の六字銘から、受領後は「越中守藤原高平」と切るものが多くなる。二代は又助といい、初代の三男にあたり、「越中守高平三男兼若」[[c:1]]と銘したものや、「加州住兼若 辻村又助年五十三歳造之」[[c:2]]と俗名を入れた作からその出自と年齢が知られる。これに徴すれば慶長十七年の生まれで、寛永から延宝にかけて活躍し、延宝五年に六十六歳で歿している。三代は初代同様に四郎右衛門を名乗り、二代又助の嫡子であって、その刀歴は寛文から正徳に及び、初期には父又助の代作・代銘の仕事も多かったと伝える。 作風は、出身地である美濃の色の濃いものが多い。鍛えは板目に処々柾がかって流れ、肌立ちごころに地沸つき、地景の入るものが見られ、かねが少しく黒みをおびて冴える点に北国物の態がうかがわれる。刃文は湾れ調に互の目、尖り刃、箱がかった刃を交え、足が入り、沸がよくつき、砂流し、金筋がかかり、帽子は乱れ込んで先掃きかけるものが多い。直江志津、美濃志津の風を示す作はことに上手とされる。代の判別には箱刃の現れ方が一つの目安となり、初代の箱がかった刃は沸崩れごころとなって味があるのに対し、二代、三代になるとはっきりとした箱刃を焼く傾向が強まる。地鉄に純然たる柾目を見せる作は三代にまま現れ、刃縁がほつれて砂流し頻りに、帽子も掃きかけて焼詰めごころとなるなど、大和伝に徹したものもある。短刀や剣の作は遺存が少なく、いずれも出来がよい。 鑑定にあたっては、まず美濃色の濃い乱刃と箱がかった刃の質を見、銘振りと俗名・受領銘の有無から代を見分けるのが要点となる。初代の二字銘の作には古調で直江志津ごころを示すものがあり、典型作の一として伝えられる。越中守高平と改名した後の作には、辻村越中守藤原高平と二行に切り、試切の截断銘を金象嵌したものもあり、五度の試し切りを記して切味を示した一口が知られる。三代の柾目鍛えの太刀には葦手絵蒔絵毛抜形太刀が附帯する例もある。加州兼若は前田藩の地に根を張った美濃系の新刀工として数代に及び、その作は加州物の特色をよく示すとともに、銘文に俗名を加えた資料性の高い作も伝わって、新刀加賀鍛冶を考える上で重んじられている。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトAll swords come with a three-day inspection period beginning from the date of delivery. If not satisfied, the sword may be returned within this period for a full refund of the purchase price. Outside of this period, all sales are final. Swords purchased on a layaway payment plan are not eligible for the three-day inspection period.
商品番号 UJKA238 – カタログ 27 – 売約済 加州金沢住高平(二代) 刀 (加州金沢住高平作) 二代高平(伝右衛門)は、加賀藩前田家に仕えた名門「兼若」一派の刀工です。その鉄質の良さから「加賀正宗」と称えられた兼若家は、初代甚六兼若が三代藩主前田利常公に招かれ金沢へ移住して以来、藩の文化と権威を象徴する存在となりました。本作は天和元年(1681年)八月吉日の年紀が刻まれた一振りであり、その一寸ごとに加賀の名工の誇りが宿っています。 地鉄は精緻な「柾目肌」が美しく現れており、刀匠の卓越した技量と精神性が伺える静謐な趣を湛えています。地肌には「地景」が光の筋のように走り、刃文は明るく冴えた「互の目乱れ」を焼き、長く伸びる「足」に「砂流し」や「金筋」が絡むなど、実に見どころの多い出来映えです。 また、本作には江戸中期(17世紀後半から18世紀半ば)の製作とされる貴重な拵が附随しており、製作当時の姿を今に伝えています。木瓜形の鉄地鍔には真鍮の唐草土手耳が施され、大胆な牡丹の彫刻が目を引きます。縁は鉄地に銀の蝶、頭は高彫りの牡丹に金の色絵、目貫には金の獅子が配されています。黒の鮫皮を巻いた柄に、鞘尻を保護する鉄の「小尻」を備えたこの打刀拵は、三百年以上の時を経てもなお実戦の気風を失わず、当時の美意識を色濃く残しています。 商品番号 UJKA238 種別 刀 刀匠 高平(二代・伝右衛門) 銘文 加州金沢住高平作 裏年紀 天和元年八月吉日 流派 兼若 国 加州(加賀・石川県) 時代 新刀 - 江戸中期(天和頃) 長さ 69.7cm(二尺三寸) 反り 2.0cm

新刀 · 加賀 · 1673-1681頃
藤代 Jo saku · 刀剣大鑑 上位37%
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高平の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
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加州兼若は、加賀国金沢に興った新刀の一門である。その祖は美濃国関の四方助兼若の子と伝え、後に加賀へ移住して鍛刀した工に始まる。初代は辻村甚六と称し、のちに四郎右衛門尉を名乗り、現存する加州打の作刀は慶長十二年ないし十四年紀に始まる。元和五年頃に越中守を受領し、名を高平と改めたとされ、銘も「賀州住兼若造」の六字銘から、受領後は「越中守藤原高平」と切るものが多くなる。二代は又助といい、初代の三男にあたり、「越中守高平三男兼若」[[c:1]]と銘したものや、「加州住兼若 辻村又助年五十三歳造之」[[c:2]]と俗名を入れた作からその出自と年齢が知られる。これに徴すれば慶長十七年の生まれで、寛永から延宝にかけて活躍し、延宝五年に六十六歳で歿している。三代は初代同様に四郎右衛門を名乗り、二代又助の嫡子であって、その刀歴は寛文から正徳に及び、初期には父又助の代作・代銘の仕事も多かったと伝える。 作風は、出身地である美濃の色の濃いものが多い。鍛えは板目に処々柾がかって流れ、肌立ちごころに地沸つき、地景の入るものが見られ、かねが少しく黒みをおびて冴える点に北国物の態がうかがわれる。刃文は湾れ調に互の目、尖り刃、箱がかった刃を交え、足が入り、沸がよくつき、砂流し、金筋がかかり、帽子は乱れ込んで先掃きかけるものが多い。直江志津、美濃志津の風を示す作はことに上手とされる。代の判別には箱刃の現れ方が一つの目安となり、初代の箱がかった刃は沸崩れごころとなって味があるのに対し、二代、三代になるとはっきりとした箱刃を焼く傾向が強まる。地鉄に純然たる柾目を見せる作は三代にまま現れ、刃縁がほつれて砂流し頻りに、帽子も掃きかけて焼詰めごころとなるなど、大和伝に徹したものもある。短刀や剣の作は遺存が少なく、いずれも出来がよい。 鑑定にあたっては、まず美濃色の濃い乱刃と箱がかった刃の質を見、銘振りと俗名・受領銘の有無から代を見分けるのが要点となる。初代の二字銘の作には古調で直江志津ごころを示すものがあり、典型作の一として伝えられる。越中守高平と改名した後の作には、辻村越中守藤原高平と二行に切り、試切の截断銘を金象嵌したものもあり、五度の試し切りを記して切味を示した一口が知られる。三代の柾目鍛えの太刀には葦手絵蒔絵毛抜形太刀が附帯する例もある。加州兼若は前田藩の地に根を張った美濃系の新刀工として数代に及び、その作は加州物の特色をよく示すとともに、銘文に俗名を加えた資料性の高い作も伝わって、新刀加賀鍛冶を考える上で重んじられている。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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