17世紀から18世紀(江戸時代中期)頃の作と思われる、六十二間の筋兜です。 五段の鋲留めによって堅牢に仕立てられたこの兜は、全体を黒漆塗とし、各地板の縁にあたる「筋」の部分に金泥あるいは金箔を施すことで、華やかなコントラストを描き出しています。 その独特な膨らみを持つ「阿古陀形(あこだなり)」を彷彿とさせる鉢の形状や、各部の優美な曲線美は、鎌倉時代より続く名門・春田派の作風を色濃く反映しています。江戸時代まで活動を続けた同派の伝統的な造形が随所に見て取れ、特に天辺(てっぺん)付近の豊かな膨らみ、そして吹返(ふきがえし)、眉庇(まゆびさし)、錣(しころ)の輪郭に見られる力強い反りは、同時代の一般的な兜に比して極めて個性的であり、名工・春田勝貞の仕事を彷彿とさせます。 錣は切付小札(きりつけこざね)の五段下がりで、大きく張り出した吹返には絵革が貼られ、家紋である「三つ蔦(みつつた)」が配されています。眉庇や各所の縁(ふち)には、繊細な彫金が施された金銅の覆輪(ふくりん)が巡らされ、格調高い仕上がりとなっています。前立は木製金箔押の意匠が添えられています。












兜のみ
62間 · 筋鉢 · 鿶瓜形
Haruta
無銘
three ivy leaves (tsuta)
江戸
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。甲冑武具は通常、日本甲冑武具研究保存会の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。



17世紀から18世紀(江戸時代中期)頃の作と思われる、六十二間の筋兜です。 五段の鋲留めによって堅牢に仕立てられたこの兜は、全体を黒漆塗とし、各地板の縁にあたる「筋」の部分に金泥あるいは金箔を施すことで、華やかなコントラストを描き出しています。 その独特な膨らみを持つ「阿古陀形(あこだなり)」を彷彿とさせる鉢の形状や、各部の優美な曲線美は、鎌倉時代より続く名門・春田派の作風を色濃く反映しています。江戸時代まで活動を続けた同派の伝統的な造形が随所に見て取れ、特に天辺(てっぺん)付近の豊かな膨らみ、そして吹返(ふきがえし)、眉庇(まゆびさし)、錣(しころ)の輪郭に見られる力強い反りは、同時代の一般的な兜に比して極めて個性的であり、名工・春田勝貞の仕事を彷彿とさせます。 錣は切付小札(きりつけこざね)の五段下がりで、大きく張り出した吹返には絵革が貼られ、家紋である「三つ蔦(みつつた)」が配されています。眉庇や各所の縁(ふち)には、繊細な彫金が施された金銅の覆輪(ふくりん)が巡らされ、格調高い仕上がりとなっています。前立は木製金箔押の意匠が添えられています。












兜のみ
62間 · 筋鉢 · 鿶瓜形
Haruta
無銘
three ivy leaves (tsuta)
江戸
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。甲冑武具は通常、日本甲冑武具研究保存会の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。


