日本刀 刀 仙台包吉(鑑定:保存刀剣) 【解説】 本作は、江戸時代初期から中期にかけて陸奥国(現在の宮城県仙台市)で活躍した、仙台包吉(せんだいかねよし)と極められた一振りです。包吉の名は仙台の地で四代にわたって継承されたと伝えられ、仙台藩において連綿と続く一派を形成しました。 初代包吉は、大和国(現在の奈良県)を本拠とした文殊派の流れを汲むとされており、日本刀五ヶ伝の一つである「大和伝」の影響を強く受けています。大和伝特有の洗練された作域と、実用性に優れた強靭な気質がその特徴です。また、仙台を代表する名工、初代国包(くにかね)の門人であったとも伝えられています。 (師匠:初代国包について) 初代国包は、大和国保昌派の末流であり、戦国屈指の名将として名高い伊達政宗公に仕えたことで知られます。慶長十九年(1614年)、政宗公の命により京都へ上り、三品派の名工・越中守正俊に師事しました。研鑽を積み、卓越した技術を習得した国包は、元和五年(1619年)に奥州へ帰国。その後、寛永三年(1626年)にはその優れた技量が認められ、「山城大掾」を受領しました。 本刀は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)より「保存刀剣」に認定されています。これは、保存状態が良く、美術品としての価値が高い真作の日本刀であることを証明するものです。 ※刀身に僅かな鍛え傷がございます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身】 長さ(Nagasa):67.2 cm 反り(Sori):0.75 cm 刃文(Hamon):焼入れによって刃先に現れる結晶構造 地鉄(Jihada):鍛錬の過程で現れる鋼の表面模様 切先(Kissaki):刀身の先端部分 茎(Nakago):柄に収まる中心(なかご)部分。 古来、刀工は柄内での赤錆を防ぐために茎に黒錆を残しました。この茎の錆色は時の経過とともに変化し、専門家が制作年代を推定する際の重要な指標となります。 【拵】 拵(Koshirae):鞘、柄、鍔など、刀身を収める外装一式。 縁頭(Fuchi-Kashira): 柄の両端を保護し装飾する一対の金具。 本作の縁頭は「菊に波」を題材としています。縁には菊の花が、頭には荒ぶる波(波濤図)が施されています。菊と水の組み合わせは、古くから「菊水」として親しまれる伝統的な意匠です。 目貫(Menuki): 意匠は「菊」。奈良時代に中国から伝来した菊は、延命長寿の薬草としても重宝され、古来より秋を象徴する花として愛でられてきました。放射状に広がる花弁が太陽を連想させることから、生命力や長寿、無病息災の象徴とされています。また「菊の御紋」に代表されるように、皇室ゆかりの紋章としても知られ、高貴で瑞祥に満ちた文様です。 波濤図(Hato-zu): ダイナミックにうねる波の文様は、絶え間なく変化し続ける自然のエネルギーを象徴しています。
Certificate reading — 無銘(仙台包吉)



























陸奥 · 1615-1624頃
現在1点販売中
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
日本刀 刀 仙台包吉(鑑定:保存刀剣) 【解説】 本作は、江戸時代初期から中期にかけて陸奥国(現在の宮城県仙台市)で活躍した、仙台包吉(せんだいかねよし)と極められた一振りです。包吉の名は仙台の地で四代にわたって継承されたと伝えられ、仙台藩において連綿と続く一派を形成しました。 初代包吉は、大和国(現在の奈良県)を本拠とした文殊派の流れを汲むとされており、日本刀五ヶ伝の一つである「大和伝」の影響を強く受けています。大和伝特有の洗練された作域と、実用性に優れた強靭な気質がその特徴です。また、仙台を代表する名工、初代国包(くにかね)の門人であったとも伝えられています。 (師匠:初代国包について) 初代国包は、大和国保昌派の末流であり、戦国屈指の名将として名高い伊達政宗公に仕えたことで知られます。慶長十九年(1614年)、政宗公の命により京都へ上り、三品派の名工・越中守正俊に師事しました。研鑽を積み、卓越した技術を習得した国包は、元和五年(1619年)に奥州へ帰国。その後、寛永三年(1626年)にはその優れた技量が認められ、「山城大掾」を受領しました。 本刀は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)より「保存刀剣」に認定されています。これは、保存状態が良く、美術品としての価値が高い真作の日本刀であることを証明するものです。 ※刀身に僅かな鍛え傷がございます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身】 長さ(Nagasa):67.2 cm 反り(Sori):0.75 cm 刃文(Hamon):焼入れによって刃先に現れる結晶構造 地鉄(Jihada):鍛錬の過程で現れる鋼の表面模様 切先(Kissaki):刀身の先端部分 茎(Nakago):柄に収まる中心(なかご)部分。 古来、刀工は柄内での赤錆を防ぐために茎に黒錆を残しました。この茎の錆色は時の経過とともに変化し、専門家が制作年代を推定する際の重要な指標となります。 【拵】 拵(Koshirae):鞘、柄、鍔など、刀身を収める外装一式。 縁頭(Fuchi-Kashira): 柄の両端を保護し装飾する一対の金具。 本作の縁頭は「菊に波」を題材としています。縁には菊の花が、頭には荒ぶる波(波濤図)が施されています。菊と水の組み合わせは、古くから「菊水」として親しまれる伝統的な意匠です。 目貫(Menuki): 意匠は「菊」。奈良時代に中国から伝来した菊は、延命長寿の薬草としても重宝され、古来より秋を象徴する花として愛でられてきました。放射状に広がる花弁が太陽を連想させることから、生命力や長寿、無病息災の象徴とされています。また「菊の御紋」に代表されるように、皇室ゆかりの紋章としても知られ、高貴で瑞祥に満ちた文様です。 波濤図(Hato-zu): ダイナミックにうねる波の文様は、絶え間なく変化し続ける自然のエネルギーを象徴しています。
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陸奥 · 1615-1624頃
現在1点販売中
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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