徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
薩摩刀の起源である波平一派は、平安時代に大和国の正国が薩摩国谷山郡波ノ平に移住して始まったと伝わる。その後は明治初年まで脈々と引き継がれ、同一流派としては最も長く活躍している。波平派は多くの銘に「安」と「行」の字をあて、江戸期に入るとやや刀工数は減少するものの、古くから伝わる大和伝を踏襲し続けた。 本作は六十代目の安行で初めは銘を安氏と切り、享和二年頃から安行と名乗る。定寸で身幅重ねがあって平肉が付き、手持ちはズシリと重く豪壮そのもの。薩摩刀の特徴と言える沸づいた地鉄は健全で、小板目肌に粒の大きい地沸が全体に働き、他の刀では味わえない景観が楽しめる。浅く湾れた刃文には小沸と荒沸がたっぷりとつき、帽子は大丸気味に浅く返っている。茎は生ぶで檜垣鑢目を切り、銘は波平の伝統として太刀銘に切り付ける。またこの時代としては珍しく茎反りがついている。総体的に健全で疵気もないが、古研ぎのためややヒケが多い。薩摩刀然とした特徴の詰まった優刀。特別保存刀剣鑑定書附。















薩摩 · 1801-1804頃
刀剣大鑑 上位87%
現在1点販売中
徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト商品がお気に召さなかった場合は、理由の如何に関わらず遠慮なくご返品ください。その際、返送料はお客様のご負担にてお願いします。ご返金は商品到着後、販売時と同じ状態であることを確認の上、即日ご指定口座にお振り込みさせていただきます。店舗にてご購入された場合、クーリングオフの適用範囲外となります。

薩摩刀の起源である波平一派は、平安時代に大和国の正国が薩摩国谷山郡波ノ平に移住して始まったと伝わる。その後は明治初年まで脈々と引き継がれ、同一流派としては最も長く活躍している。波平派は多くの銘に「安」と「行」の字をあて、江戸期に入るとやや刀工数は減少するものの、古くから伝わる大和伝を踏襲し続けた。 本作は六十代目の安行で初めは銘を安氏と切り、享和二年頃から安行と名乗る。定寸で身幅重ねがあって平肉が付き、手持ちはズシリと重く豪壮そのもの。薩摩刀の特徴と言える沸づいた地鉄は健全で、小板目肌に粒の大きい地沸が全体に働き、他の刀では味わえない景観が楽しめる。浅く湾れた刃文には小沸と荒沸がたっぷりとつき、帽子は大丸気味に浅く返っている。茎は生ぶで檜垣鑢目を切り、銘は波平の伝統として太刀銘に切り付ける。またこの時代としては珍しく茎反りがついている。総体的に健全で疵気もないが、古研ぎのためややヒケが多い。薩摩刀然とした特徴の詰まった優刀。特別保存刀剣鑑定書附。















薩摩 · 1801-1804頃
刀剣大鑑 上位87%
現在1点販売中
徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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