
扇形鞘合口拵 短刀 銘 壽命(新刀)
売却済
世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ
Kanbun (1661-1673)
仕様
17.1 cm
1.36 cm
壽命の短刀が収められている、折り畳まれた扇の形を模した拵。柄鞘の扇の親骨に当たる部分には表裏連 続するように若竹図が金粉溜塗で描かれ、しかも中骨部分に陰影が付けられた、まさに扇のようで、手にしていても鋭利な短刀が仕込まれているとは夢想すらされないであろう造り込み。表向きの用途があるとすれば、室内での危急への備え。だが、変装武器としての風情は皆無であり、本作製作の動機は数寄者の遊びごころが総てであろう。 収められている短刀は、江戸前期寛文頃の美濃刀工壽命の作。元来守り刀としてこのような拵に 収めるべく、身幅を控えた鋭利な造り込みとしたものであろう。地鉄は小板目に流れごころの肌 を交えて詰み、細かな地沸が厚く付いて映りが立つ。刃文は大坂新刀の津田越前守助廣の濤瀾乱刃を念頭にしているのであろうか、浅い湾れに互の目を配し、波の寄せ返すような形状となる。茎は細かな檜垣鑢が掛けられて美濃物の素性が明らかとされ、壽に「命長く」の思いを込めて最終画が長く刻された独特の書体。会席で腰に帯びた作であろう。江戸人の粋を伝える、愛らしい一口となっている。 注...壽命は新刀期以降も同国清水(揖斐郡揖斐川町清水)で鎚を振るった他、尾張国清州や名古屋に出て活躍している。長寿を暗示する匠名で人気を博した。

売却済
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Kanbun (1661-1673)
17.1 cm
1.36 cm
壽命の短刀が収められている、折り畳まれた扇の形を模した拵。柄鞘の扇の親骨に当たる部分には表裏連 続するように若竹図が金粉溜塗で描かれ、しかも中骨部分に陰影が付けられた、まさに扇のようで、手にしていても鋭利な短刀が仕込まれているとは夢想すらされないであろう造り込み。表向きの用途があるとすれば、室内での危急への備え。だが、変装武器としての風情は皆無であり、本作製作の動機は数寄者の遊びごころが総てであろう。 収められている短刀は、江戸前期寛文頃の美濃刀工壽命の作。元来守り刀としてこのような拵に 収めるべく、身幅を控えた鋭利な造り込みとしたものであろう。地鉄は小板目に流れごころの肌 を交えて詰み、細かな地沸が厚く付いて映りが立つ。刃文は大坂新刀の津田越前守助廣の濤瀾乱刃を念頭にしているのであろうか、浅い湾れに互の目を配し、波の寄せ返すような形状となる。茎は細かな檜垣鑢が掛けられて美濃物の素性が明らかとされ、壽に「命長く」の思いを込めて最終画が長く刻された独特の書体。会席で腰に帯びた作であろう。江戸人の粋を伝える、愛らしい一口となっている。 注...壽命は新刀期以降も同国清水(揖斐郡揖斐川町清水)で鎚を振るった他、尾張国清州や名古屋に出て活躍している。長寿を暗示する匠名で人気を博した。

売却済
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Kanbun (1661-1673)
17.1 cm
1.36 cm