説明

鑑定書内容:鑑定書 :(財)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具 Certificate:NBTHK Hozon Paper 装剣金工の宗家、後藤家5代目、徳乗(15501657年)の三所物。徳乗は歴代将軍に仕えた金工の宗家、後藤家5代目の頭領である。後藤家は初代祐乗以来、足利将軍家に仕えてきたが、4代目の時、足利家は滅亡し、以後徳乗は織田信長、豊臣秀吉に仕え、大判(金貨)分銅(計量)彫物(刀装具)の役を命ぜられている。本作は後藤家十三代の延乗光孝が徳乗作と極めて銘を入れた作品で、魚子は整然と揃い、絡み合う龍虎の彫り口は濃厚で迫力に満ち、虎の毛皮の図柄に1つずつ変化を加え、虎児を添えるなどの工夫を凝らし、豪華な桃山の好尚を伝える力強く格調高い優品である。

龍虎図三所物 銘 紋徳乗光孝(花押)
売切れ
Hozon売切れ

龍虎図三所物 銘 紋徳乗光孝(花押)

三所物

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作者について

Goto Mitsutaka光高

2 重要刀剣

後藤光孝(ごとうみつたか)は、後藤家十三代目を務めた金工家である。十二代光理(寿乗)の嫡男として享保七年(1722)に生まれ、幼名を亀市、のち光成、俗名を源之丞と称した。寛保二年(1742)に父光理が没したため、名を四郎兵衛光孝と改め宗家を相続した。その在任期間は十代目廉乗に次いで歴代二番目の長きに亘り、後藤家を代表する工人の一人として活躍した。 光孝の作風は、後藤家の伝統的な技術を墨守し、継承したものが多く、倶利伽羅龍、獅子、舞鶴、馬、虎、宝尽図など、後藤家のお家彫ともいうべき題材を多く手掛けている。作域は広く、小柄・笄・目貫を組み合わせた三所物を中心に、鐔、縁頭などの作品や、揃金具なども製作している。赤銅魚子地を高彫、金紋、金色絵などで飾る作が多く、その彫技は堅実で入念であり、後藤宗家の面目躍如たる出来栄えを示すものが多い。作風としては、鏨数が少ない傾向が見られるものの、中には鏨数が多く緻密な彫技を見せる入念作も存在する。また、初期銘の作品には、二十歳代の撥剌とした作風を示すものも見られ、晩年の作とは異なる趣がある。 光孝の作品は、後藤家の伝統と格式を存分に明示したものであり、その品格の高さと緻密な彫技は高く評価されている。特に、獅子図においては、肉取り豊かな獅子の彫は後藤家の独壇場であり、品格と勇壮さを併せ持って躍動感が漲っている。また、源氏物語夕顔図三所物のように、雅な画題を丁寧に彫り込み、品格高く美しい作品も残している。後藤家の技術を継承し、伝統を墨守した光孝の作風は、後藤家の本領を示すものであり、その作品は後藤家の歴史においても重要な位置を占めている。

刀剣商

飯田高遠堂

iidakoendo.com

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