長州光高 銘: (表)長門萩住 井上五右衛門光高作 寸法: 縦 6.67cm × 横 6.67cm × 厚さ 0.32cm 本作は、長州萩の銘工、井上五右衛門光高による力作です。 画題は「仁田四郎忠常の猪退治」を描いたもので、源頼朝による富士の巻狩りの情景が、この小振りな鐔の中に驚くほど緻密に凝縮されています。 猪を仕留める仁田四郎の勇姿はもちろんのこと、周囲で鹿や兎を追う勢子たちの姿まで細やかに彫り描かれており、当時の巻狩りの喧騒が伝わってくるかのような、非常に密度の高い意匠となっております。









家彫 · 長門 · 1588頃
現在2点販売中
後藤光孝(ごとうみつたか)は、後藤家十三代目を務めた金工家である。十二代光理(寿乗)の嫡男として享保七年(1722)に生まれ、幼名を亀市、のち光成、俗名を源之丞と称した。寛保二年(1742)に父光理が没したため、名を四郎兵衛光孝と改め宗家を相続した。その在任期間は十代目廉乗に次いで歴代二番目の長きに亘り、後藤家を代表する工人の一人として活躍した。
光孝の作風は、後藤家の伝統的な技術を墨守し、継承したものが多く、倶利伽羅龍、獅子、舞鶴、馬、虎、宝尽図など、後藤家のお家彫ともいうべき題材を多く手掛けている。作域は広く、小柄・笄・目貫を組み合わせた三所物を中心に、鐔、縁頭などの作品や、揃金具なども製作している。赤銅魚子地を高彫、金紋、金色絵などで飾る作が多く、その彫技は堅実で入念であり、後藤宗家の面目躍如たる出来栄えを示すものが多い。作風としては、鏨数が少ない傾向が見られるものの、中には鏨数が多く緻密な彫技を見せる入念作も存在する。また、初期銘の作品には、二十歳代の撥剌とした作風を示すものも見られ、晩年の作とは異なる趣がある。
光孝の作品は、後藤家の伝統と格式を存分に明示したものであり、その品格の高さと緻密な彫技は高く評価されている。特に、獅子図においては、肉取り豊かな獅子の彫は後藤家の独壇場であり、品格と勇壮さを併せ持って躍動感が漲っている。また、源氏物語夕顔図三所物のように、雅な画題を丁寧に彫り込み、品格高く美しい作品も残している。後藤家の技術を継承し、伝統を墨守した光孝の作風は、後藤家の本領を示すものであり、その作品は後藤家の歴史においても重要な位置を占めている。
光高の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
家彫 · 山城
現在323点販売中
後藤派は、室町時代中期に初代祐乗が将軍足利義政に仕えて創始した彫金の宗家であり、「日本彫物の元祖」と仰がれ、「古今独歩の鏨師」と賞賛される祐乗を祖として十五代にわたり嫡流の技を継承した。祐乗の作品は東山御物として数多く取り上げられ、後世に名を残した名工は挙って後藤家の祐乗に範をとっている。四代光乗・五代徳乗は織田信長、次いで豊臣秀吉に仕え、大判・分銅・彫物の三役を担い、桃山時代の豪華美を格調高く表示した。幕末には一乗が「後藤家の掉尾を飾る名工」として家風を大成し、門下の荒木東明・中川一勝らが一派の技を継承した。 後藤派の作域は三所物・縁頭・鐔・揃金具と多岐にわたり、赤銅魚子地を基調とした高彫金色絵を家風の根幹とする。金紋裏哺金仕立の小柄笄、金無垢地容彫の目貫など、素材と技法の選択に一貫した格式が認められる。三代乗真は「大振りで力強く、量感の豊かな彫技」[[c:1]]を特徴とし、紋の肉取りが豊かで鏨使いが手強く、赤銅の色相も漆黒で麗わしい。桃山期の作には鋤出高彫に金・銀・素銅の象嵌色絵を駆使した豪華絢爛の大名道具が見られ、近世には四分一磨地や朧銀地に甲鋤毛彫・平象嵌を組み合わせた多彩な表現も展開された。龍・獅子・鶏・犀・鯰といった動物意匠から、松竹梅・桐紋・粟穂・四季草花に至るまで画題は広範であり、各代が武家好みの吉祥意匠を格調高く仕上げている。 後藤派に帰せられる作品には「気品があって格調が高く」[[c:2]]「力漲る」と評される一貫した品格が通底する。歴代の折紙制度によって初代祐乗以来の作が厳格に鑑定・伝承され、「家彫の誇りは確実に後代に伝わっている」[[c:3]]と繰り返し認められる。後藤流に熟達した門弟の作が「後藤家御家彫と見紛うまでの出来」[[c:4]]と称されることからも、その規範性の高さが窺える。日本金工史において、後藤派は赤銅魚子地高彫金色絵という技法体系を確立し、室町から明治に至る四百余年の間、彫金の最高規範として君臨した一門である。 詳しく見る →
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。
All swords sold for $5000 USD or less are considered final! Swords above the $5000 range may be returned for any reason within 48 hrs. Buyer will receive a full refund minus shipping/handling, insurance and or any fees incurred in shipping or sale.
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長州光高 銘: (表)長門萩住 井上五右衛門光高作 寸法: 縦 6.67cm × 横 6.67cm × 厚さ 0.32cm 本作は、長州萩の銘工、井上五右衛門光高による力作です。 画題は「仁田四郎忠常の猪退治」を描いたもので、源頼朝による富士の巻狩りの情景が、この小振りな鐔の中に驚くほど緻密に凝縮されています。 猪を仕留める仁田四郎の勇姿はもちろんのこと、周囲で鹿や兎を追う勢子たちの姿まで細やかに彫り描かれており、当時の巻狩りの喧騒が伝わってくるかのような、非常に密度の高い意匠となっております。









家彫 · 長門 · 1588頃
現在2点販売中
後藤光孝(ごとうみつたか)は、後藤家十三代目を務めた金工家である。十二代光理(寿乗)の嫡男として享保七年(1722)に生まれ、幼名を亀市、のち光成、俗名を源之丞と称した。寛保二年(1742)に父光理が没したため、名を四郎兵衛光孝と改め宗家を相続した。その在任期間は十代目廉乗に次いで歴代二番目の長きに亘り、後藤家を代表する工人の一人として活躍した。
光孝の作風は、後藤家の伝統的な技術を墨守し、継承したものが多く、倶利伽羅龍、獅子、舞鶴、馬、虎、宝尽図など、後藤家のお家彫ともいうべき題材を多く手掛けている。作域は広く、小柄・笄・目貫を組み合わせた三所物を中心に、鐔、縁頭などの作品や、揃金具なども製作している。赤銅魚子地を高彫、金紋、金色絵などで飾る作が多く、その彫技は堅実で入念であり、後藤宗家の面目躍如たる出来栄えを示すものが多い。作風としては、鏨数が少ない傾向が見られるものの、中には鏨数が多く緻密な彫技を見せる入念作も存在する。また、初期銘の作品には、二十歳代の撥剌とした作風を示すものも見られ、晩年の作とは異なる趣がある。
光孝の作品は、後藤家の伝統と格式を存分に明示したものであり、その品格の高さと緻密な彫技は高く評価されている。特に、獅子図においては、肉取り豊かな獅子の彫は後藤家の独壇場であり、品格と勇壮さを併せ持って躍動感が漲っている。また、源氏物語夕顔図三所物のように、雅な画題を丁寧に彫り込み、品格高く美しい作品も残している。後藤家の技術を継承し、伝統を墨守した光孝の作風は、後藤家の本領を示すものであり、その作品は後藤家の歴史においても重要な位置を占めている。
光高の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
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家彫 · 山城
現在323点販売中
後藤派は、室町時代中期に初代祐乗が将軍足利義政に仕えて創始した彫金の宗家であり、「日本彫物の元祖」と仰がれ、「古今独歩の鏨師」と賞賛される祐乗を祖として十五代にわたり嫡流の技を継承した。祐乗の作品は東山御物として数多く取り上げられ、後世に名を残した名工は挙って後藤家の祐乗に範をとっている。四代光乗・五代徳乗は織田信長、次いで豊臣秀吉に仕え、大判・分銅・彫物の三役を担い、桃山時代の豪華美を格調高く表示した。幕末には一乗が「後藤家の掉尾を飾る名工」として家風を大成し、門下の荒木東明・中川一勝らが一派の技を継承した。 後藤派の作域は三所物・縁頭・鐔・揃金具と多岐にわたり、赤銅魚子地を基調とした高彫金色絵を家風の根幹とする。金紋裏哺金仕立の小柄笄、金無垢地容彫の目貫など、素材と技法の選択に一貫した格式が認められる。三代乗真は「大振りで力強く、量感の豊かな彫技」[[c:1]]を特徴とし、紋の肉取りが豊かで鏨使いが手強く、赤銅の色相も漆黒で麗わしい。桃山期の作には鋤出高彫に金・銀・素銅の象嵌色絵を駆使した豪華絢爛の大名道具が見られ、近世には四分一磨地や朧銀地に甲鋤毛彫・平象嵌を組み合わせた多彩な表現も展開された。龍・獅子・鶏・犀・鯰といった動物意匠から、松竹梅・桐紋・粟穂・四季草花に至るまで画題は広範であり、各代が武家好みの吉祥意匠を格調高く仕上げている。 後藤派に帰せられる作品には「気品があって格調が高く」[[c:2]]「力漲る」と評される一貫した品格が通底する。歴代の折紙制度によって初代祐乗以来の作が厳格に鑑定・伝承され、「家彫の誇りは確実に後代に伝わっている」[[c:3]]と繰り返し認められる。後藤流に熟達した門弟の作が「後藤家御家彫と見紛うまでの出来」[[c:4]]と称されることからも、その規範性の高さが窺える。日本金工史において、後藤派は赤銅魚子地高彫金色絵という技法体系を確立し、室町から明治に至る四百余年の間、彫金の最高規範として君臨した一門である。 詳しく見る →
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All swords sold for $5000 USD or less are considered final! Swords above the $5000 range may be returned for any reason within 48 hrs. Buyer will receive a full refund minus shipping/handling, insurance and or any fees incurred in shipping or sale.
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