説明

幕末の動乱期に制作された、保存状態極めて良好な短刀をご紹介いたします。 本作は研ぎ上がり済みの最良の状態にあり、欠点は殆ど見受けられません。地鉄は板目肌がよく練れ、鍛え肌が鮮明に現れ、湯走りが見て取れます。刃文は小互の目(こぐのめ)を焼き、匂口深く、地沸(じにえ)が厚くつきます。身幅・重ねともに厚く、手に取ればずっしりとした重量感と圧倒的な存在感を感じさせます。 茎(なかご)の差表には「日置藤原兼次作」、差裏には「慶応三年二月上旬」の銘があります。日置兼次は横山祐包の門人で、文久二年に因州池田家の抱え工となりました。明治維新後は東京へ移り、明治十九年には伊勢神宮式年遷宮の御神宝刀を、同二十年には正倉院御物の復元模造刀を製作。さらに明治四十年五月、皇太子殿下(後の大正天皇)が鳥取城内の池田家扇御殿へ行啓された際には、御前鍛錬の栄誉を賜った名工です。 本作が打たれた慶応三年二月は、まさに幕末の激動期に当たります。同年後半には十五代将軍・徳川慶喜による大政奉還が控えており、政治の中心は完全に京都へと移っていました。幕府の統治力が弱まる中、朝廷や有力諸藩による熾烈な政治工作が繰り広げられていた、歴史の転換点に誕生した一振りです。 白鞘は水牛角を用いた上質な仕立てとなっており、さらに小柄を添えた合口拵も極めて良好な状態を保っています。栗形には伝統的な形状ではなく、洋風の意匠が取り入れられている点も興味深い特徴です。 名工の銘を刻み、歴史の息吹を今に伝える、拵付きの完品。愛刀家の皆様に自信を持ってお勧めいたします。

Authentic Shinshinto Era Tanto for Sale - Kanetsugu | Tozando

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短刀

$3,900

世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ

時代

Keio (1865-1868)

仕様

長さ

28.4 cm

反り

0.1 cm

元幅

2.89 cm

刀剣商

Tozando

japanesesword.net

$3,900

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