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延寿国時 鎌倉時代 刀 附:海軍軍刀拵 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)特別保存刀剣 本阿弥光遜金粉銘鑑定 【流派】延寿 【鑑定/種別】NBTHK 特別保存刀剣 【時代】古刀、鎌倉時代後期 文保頃(1317-1319年) 【銘】無銘(本阿弥光遜金粉銘「延寿国時 本(花押)」) 【造り】刀 【刀工大鑑評価】500万円 【藤代評価】上作 【長さ】70.6 cm(二尺三寸三分) 【姿】鎬造り 【反り】腰反り 【反り寸法】1.4 cm 【棟】庵棟 【重ね】7 mm 【元幅】3.0 cm 【先幅】2.1 cm 【茎状態】大磨上 【茎形状】普通、切尻 【目釘孔】四個 【鑢目】不明 【刃文】小沸出来の細直刃。僅かにほつれ、物打付近でやや細くなる。所々小足入る。匂口は締まり明るい。 【帽子】直ぐに小丸、返り浅い。二重刃、火焔風の働きあり。 【鍛え】小板目に大肌交じる。柾目肌が顕著に現れ、流れ肌も見える。細かな地沸がつき、両面に白毛映りが立つ。 【解説】 本作は、肥後延寿派の祖・国村の子であり、同派を代表する名工として知られる国時の秀逸な一振りです。 国時は肥後菊池氏のお抱え工として、元弘・建武(1330年代)頃に活躍しました。刀工大鑑では500万円の評価を冠し、藤代義雄氏の評価では上作、また山田浅右衛門による「大業物」にも列せられています。 製作から約700年という歳月を経ながら、研ぎ身の状態は極めて良好です。明るい小沸のついた格調高い細直刃は、延寿派の真髄を示す見事な出来映えです。 また、本作には刀剣界の伝説的鑑定家である本阿弥光遜(1879-1955)による「延寿国時」の金粉銘が施されています。1998年には日本美術刀剣保存協会により、その鑑定を裏付ける「特別保存刀剣」に指定されました。 附帯する拵は、第二次世界大戦時の大日本帝国海軍・海軍軍刀拵です。海軍将校が実際に佩用していたもので、兜金には当時の所有者の家紋が残されています。 拵の状態は概ね良好ですが、経年による鮫皮の傷みや変色など、実戦を経た歴史の重みが感じられます。猿手は正絹の紐式。縁の駐爪は作動しますが、鯉口の受穴とは完全には噛み合いません。当時のオリジナル品であり、相応の時代感があります。 海軍軍刀は現存数が少なく、希少な資料でもあります。数百年にわたる戦乱の世を渡り歩いてきたこの刀を手にすることは、まさに歴史の架け橋に触れるような感動を覚えることでしょう。 銀無垢一重ハバキ、白鞘、海軍軍刀拵(米国製つなぎ付)。 白鞘袋、拵袋が付属します。 本阿弥光遜の金粉銘を有し、特別保存刀剣に指定された鎌倉時代の名刀。さらに海軍軍刀拵が附帯するという、歴史的価値の極めて高い一振りです。 nihontocraft@bellsouth.net 戻る

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刀剣›山城伝›延寿›國時›延寿国時
刀特別保存
國時

延寿国時

無銘 · Enju · 鎌倉 · 長さ 70.6cm · 反り 1.4cm

売却済
國時 · Enju · 鎌倉販売中 1点 →
刀
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國時 · Enju · 鎌倉販売中 1点 →
刀
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法量・詳細
刀工
國時
種別
刀
流派
Enju
活動期
1275–1278年頃(Kenji)
銘
無銘(在銘率 57%)
法量
長さ 70.6cm反り 1.4cm元幅 3cm先幅 2.1cm重ね 0.7cm
説明

延寿国時 鎌倉時代 刀 附:海軍軍刀拵 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)特別保存刀剣 本阿弥光遜金粉銘鑑定 【流派】延寿 【鑑定/種別】NBTHK 特別保存刀剣 【時代】古刀、鎌倉時代後期 文保頃(1317-1319年) 【銘】無銘(本阿弥光遜金粉銘「延寿国時 本(花押)」) 【造り】刀 【刀工大鑑評価】500万円 【藤代評価】上作 【長さ】70.6 cm(二尺三寸三分) 【姿】鎬造り 【反り】腰反り 【反り寸法】1.4 cm 【棟】庵棟 【重ね】7 mm 【元幅】3.0 cm 【先幅】2.1 cm 【茎状態】大磨上 【茎形状】普通、切尻 【目釘孔】四個 【鑢目】不明 【刃文】小沸出来の細直刃。僅かにほつれ、物打付近でやや細くなる。所々小足入る。匂口は締まり明るい。 【帽子】直ぐに小丸、返り浅い。二重刃、火焔風の働きあり。 【鍛え】小板目に大肌交じる。柾目肌が顕著に現れ、流れ肌も見える。細かな地沸がつき、両面に白毛映りが立つ。 【解説】 本作は、肥後延寿派の祖・国村の子であり、同派を代表する名工として知られる国時の秀逸な一振りです。 国時は肥後菊池氏のお抱え工として、元弘・建武(1330年代)頃に活躍しました。刀工大鑑では500万円の評価を冠し、藤代義雄氏の評価では上作、また山田浅右衛門による「大業物」にも列せられています。 製作から約700年という歳月を経ながら、研ぎ身の状態は極めて良好です。明るい小沸のついた格調高い細直刃は、延寿派の真髄を示す見事な出来映えです。 また、本作には刀剣界の伝説的鑑定家である本阿弥光遜(1879-1955)による「延寿国時」の金粉銘が施されています。1998年には日本美術刀剣保存協会により、その鑑定を裏付ける「特別保存刀剣」に指定されました。 附帯する拵は、第二次世界大戦時の大日本帝国海軍・海軍軍刀拵です。海軍将校が実際に佩用していたもので、兜金には当時の所有者の家紋が残されています。 拵の状態は概ね良好ですが、経年による鮫皮の傷みや変色など、実戦を経た歴史の重みが感じられます。猿手は正絹の紐式。縁の駐爪は作動しますが、鯉口の受穴とは完全には噛み合いません。当時のオリジナル品であり、相応の時代感があります。 海軍軍刀は現存数が少なく、希少な資料でもあります。数百年にわたる戦乱の世を渡り歩いてきたこの刀を手にすることは、まさに歴史の架け橋に触れるような感動を覚えることでしょう。 銀無垢一重ハバキ、白鞘、海軍軍刀拵(米国製つなぎ付)。 白鞘袋、拵袋が付属します。 本阿弥光遜の金粉銘を有し、特別保存刀剣に指定された鎌倉時代の名刀。さらに海軍軍刀拵が附帯するという、歴史的価値の極めて高い一振りです。 nihontocraft@bellsouth.net 戻る

作者について

國時

Enju (Higo) · 肥後 · 1275-1278頃

現在1点販売中

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国時は肥後延寿派の刀工で、鎌倉時代最末期から南北朝期にかけて肥後国菊池郡に活躍した。説明書はその起こりを率直に記し、「肥後国延寿派の始祖は国村」[[c:1]]とし、国村は京の来国行の孫と伝える。その山城の流れから一派は気質を受け継ぎ、概ね来風を作域として直刃を得意とする。国村のまわりには国時・国吉・国資・国泰・国信らがほぼ時を同じくして輩出し、国時は国村の子あるいは弟と伝えて初代に数えられる。在銘の太刀二口が重要文化財に指定され、一口は高知の掛川神社に、一口は和歌山東照宮に伝わり、さらに生ぶ茎で二字銘を留める在銘太刀が残るため、互いに見分けがたいとされる一派にあって、本工は比較的よく記録された手の一つである。

その典型は、細身の太刀あるいは尋常な姿の大磨上の刀に読まれ、現存の在銘太刀は腰反り高く、小鋒で、生ぶ茎にやや太鏨の銘を切る。終始変わらぬのは刃文で、直刃を本体とし、多くは中直刃に小互の目を交え、足・葉入り、小沸よくつき、在銘の太刀では僅かに二重刃ごころを示す。これは意図された静かな刃である。説明書は一派の手を山城の親に近いがより控えめと描き、「来物に比しては地刃がやや弱く」[[c:2]]、直刃は概して働き少なく沈みごころとなると記す。その中にあって一口が際立つ。伊達家伝来の在銘太刀がそれで、説明書はこれを「直刃の中に互の目が頻りにめだち」[[c:3]]、働きが豊富である点で特記する。

地鉄もまた刃文に劣らず一派の特色を担う。やや流れごころの小板目つみた地に、時に大肌を交え、地景と地沸が細かに入り、地の上には備前の明るい丁子映りではなく白け映りが立つ。この冷たく霞んだ映りこそ延寿の地鉄で、来・山城の流れを汲む一派が伝える特色であり、在銘・極めの作いずれにも現れる。鍛えが小板目につまり地沸厚くつくとき、ある説明書の言葉を借りれば、その鍛はいかにもよい。その地に対して帽子は直ぐに小丸となって浅く返り、穏やかな作にはかすかに砂流しがかかる。

本工の記録は作域によって明らかに分かれる。在銘の作、すなわち生ぶ茎の伊達家伝来太刀と金象嵌銘の刀は、直刃に乗る頻りな互の目という個性を帯び、太刀では腰元に棒樋へ添樋を添え、その上に梵字を彫る宗教的な彫物の構成を見せる。もう一つの面は、延寿の代表的な手として極められた大磨上無銘の刀で、姿堂々とし、匂い深く小沸厚くつき、匂口は沈みごころとなる。名と弐ツ胴截断の截断銘を金象嵌で入れた重要刀剣の刀について、説明書はその作風を鎌倉末の延寿派の典型と首肯しつつ、「国時と特に断定すべき見どころは寧ろ掴めない」[[c:4]]とする。名そのものは代を重ねて室町に及ぶため、各作の代別はその銘よりも出来から読むべきものである。

肥後延寿の国時を隣り合う手から分かつのは、まさに説明書の言うところである。本工は、より明るく強い山城の真の来の手とは、冷たい白け映りと、説明書の描くやや柔らかな地刃によって分けられ、その刃は沈みごころとなる類とされる。けれども個々の個性が乏しく静かな直刃を共有する一派の中では、その比較的豊富な互の目と足が本工に見分けのつく位置を与え、説明書はその無銘の刀の一口を「来派をおもわせる」[[c:5]]中直刃と評する。本工は、山城の作風を南九州に伝えた一門の初代の世代に立つ、肥後の伝統の頭に置かれた静かで鍛えのよい手である。

収集の観点では、明確な記録の跡をもつ稀な初期肥後の名である。国宝はなく、その記録は重要文化財二口、すなわち掛川神社の太刀と和歌山東照宮の太刀、戦前の重要美術品、そして在銘・金象嵌銘・無銘のわずかな重要刀剣を通る。数口に大名家・鑑定家の伝来があり、伊達家伝来の在銘太刀は金沃懸地の毛抜形太刀拵を附し、大磨上の刀には享保六年・七百貫を記す本阿弥光忠の折紙が附属する。その作は今、来歴の確かな旧家と公の機関に伝わり、佐野美術館もこれを蔵する。特別重要刀剣・重要刀剣の級は三口にとどまるため、在銘の肥後延寿国時が世に出ることは稀であり、私蔵の一口は収集家にとって注目すべきもの、来の作風がいかに九州に根づいたかを語る証である。

歴史的重要度

國時の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

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指定の実績
指定7口
重要文化財
2
重要美術品
2
重要刀剣
3
國時の作 1点が現在販売中→
國時 — 詳細Enju (Higo)派

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流派について

延寿

山城伝 · 肥後

現在24点販売中

›

肥後国菊池郡隈府の地に興った延寿派は、京の来の作風を九州へ移した一門である。その祖を太郎国村とし、通説に大和千手院派の弘村の子で来国行の娘聟となり、その外孫として来の工房に学んだと伝える。延寿の名はその来の一字に通うとされ、一門の出自を山城の血脈に結ぶ。国村のまわりには国時・国泰・国資・国吉・国信・国友・国綱らの上手がほぼ時を同じくして輩出し、鎌倉時代末葉から南北朝期にかけて菊池郡の地に大いに繁栄した。延寿の工は南朝に忠なる菊池氏に属し、年紀ある作には正平・延元など南朝の年号を刻むものがあって、一門の活動とその歴史を地に結びつけている。 延寿の作は概ね来派に類似し、各工に際立った個性が少ないため、一門は個々の手よりも一団として読まれる。その共通の語法は地鉄に最もよく現れる。鍛えは小板目がよくつんで詰み、杢を交え刃寄りに流れて柾ごころを帯び、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに入る。その上に立つのが一門第一の見どころたる白け映りで、明るく冴える来の地鉄とは異なる、冷たく霞んだ映りである。刃文は中直刃あるいは細直刃を本体とし、小互の目・小足を交え、しばしば二重刃を見せ、匂口は幾分沈みごころとなって穏やかに焼く。帽子は来が小丸に締めて返るのに対し、先の丸味がやや大きい大丸となって返り浅く、先に掃きかけるものが多い。これらの柾ごころ・白け映り・沈みごころの匂口・穏やかな刃中の働き・丸味の大きい大丸帽子が、来に似てやや異なる延寿の見どころであり、真の来から一門を分かつ要となる。本間は延寿を「来に似てやや異なる」[[c:2]]とし、その直刃の刃中の働きを来一派の直刃よりも淋しいと記す。その淋しく冷えた趣こそ一派の眼目である。 延寿の鑑定の勘所は、なべてこの来との別にある。輪反りや京風が一見来を想わせても、地の流れ・白け映り・沈む匂口より延寿と看取し、来に比して地刃やや弱しとされる。一門に個性が少ないがゆえに、主要工はその一様の中から程度の差によって絞られる。祖国村は細身で元先の幅差が顕著、反り高く小鋒に結ぶ独特の姿態をもって無銘の延寿を己に引き寄せる。国時は遺例が比較的多く作柄の平均点も高い代表工で、一門の抑えた直刃を誰よりも賑やかに働かせる。国泰は地刃の沸が一門の中で最も強くつき、佳作は明るく冴える。国資は刃中の働きが最も豊かで、寸延びの作に火焰風の帽子という一門に類のない働きを示す。国吉は地刃の冴えにおいて延寿の弱点を脱した垢抜けた手を遺し、国信は遺例こそ少ないが刃に沿う二重刃を殊に鮮明に見せる。これらの諸工はいずれも国の字を冠し、その「国」構の右半を耳形に切る銘振りを共有して他派にまぎれず、藤代に上々作以上の格を得る。伝来も地方工としては厚く、来歴の確かな作が黒田家・徳川家・伊達家・上杉家・細川家などの旧家を経、林原美術館・出光美術館・徳川美術館・佐野美術館をはじめとする機関に蔵される。在銘生ぶの太刀や身幅広い在銘の短刀は遺るものが少なく、多くは大磨上無銘の極めとして伝わるため、肥後の山城風を手に取りうる機会はおのずから限られている。 詳しく見る →

17名の刀工指定241口
主要刀工
刀工時代指定
國村1275-127815
國泰1329-133116
國時1317-135332
國資1346-137022
國時1275-12787
延寿流派を見る →

歴史的背景

鎌倉時代の山城

›

政権は鎌倉にあったが、美意識はなお京都が定めた。粟田口派の梨子地肌は完璧の代名詞となり、来派は公家にも上級の武家にも大寺にも、堂々たる太刀を納めている。

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NBTHK鑑定書
Tokubetsu Hozon Tōken特別保存刀剣
Sword Especially Worthy of Preservation
›

保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。

NBTHKについて›

日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

NBTHK公式サイト→
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68.3cm·鎌倉
お問い合わせ

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68.4cm·鎌倉
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美術刀剣松本
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作延寿派
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¥700,000
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69.7cm·Bunna (1352-1356) ND
¥8,792

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コレクション情報
特重
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作國吉
79.5cm·鎌倉
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Tanto - Jūyō - by Rai Kunitoshi - 短刀 銘 来國俊Tanto - Jūyō - by Rai Kunitoshi - 短刀 銘 来國俊

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作國俊
23.27cm·鎌倉
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71.2cm·南北朝
¥7,800,000
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67.5cm·室町
¥1,200,000

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延寿国時 鎌倉時代 刀 附:海軍軍刀拵 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)特別保存刀剣 本阿弥光遜金粉銘鑑定 【流派】延寿 【鑑定/種別】NBTHK 特別保存刀剣 【時代】古刀、鎌倉時代後期 文保頃(1317-1319年) 【銘】無銘(本阿弥光遜金粉銘「延寿国時 本(花押)」) 【造り】刀 【刀工大鑑評価】500万円 【藤代評価】上作 【長さ】70.6 cm(二尺三寸三分) 【姿】鎬造り 【反り】腰反り 【反り寸法】1.4 cm 【棟】庵棟 【重ね】7 mm 【元幅】3.0 cm 【先幅】2.1 cm 【茎状態】大磨上 【茎形状】普通、切尻 【目釘孔】四個 【鑢目】不明 【刃文】小沸出来の細直刃。僅かにほつれ、物打付近でやや細くなる。所々小足入る。匂口は締まり明るい。 【帽子】直ぐに小丸、返り浅い。二重刃、火焔風の働きあり。 【鍛え】小板目に大肌交じる。柾目肌が顕著に現れ、流れ肌も見える。細かな地沸がつき、両面に白毛映りが立つ。 【解説】 本作は、肥後延寿派の祖・国村の子であり、同派を代表する名工として知られる国時の秀逸な一振りです。 国時は肥後菊池氏のお抱え工として、元弘・建武(1330年代)頃に活躍しました。刀工大鑑では500万円の評価を冠し、藤代義雄氏の評価では上作、また山田浅右衛門による「大業物」にも列せられています。 製作から約700年という歳月を経ながら、研ぎ身の状態は極めて良好です。明るい小沸のついた格調高い細直刃は、延寿派の真髄を示す見事な出来映えです。 また、本作には刀剣界の伝説的鑑定家である本阿弥光遜(1879-1955)による「延寿国時」の金粉銘が施されています。1998年には日本美術刀剣保存協会により、その鑑定を裏付ける「特別保存刀剣」に指定されました。 附帯する拵は、第二次世界大戦時の大日本帝国海軍・海軍軍刀拵です。海軍将校が実際に佩用していたもので、兜金には当時の所有者の家紋が残されています。 拵の状態は概ね良好ですが、経年による鮫皮の傷みや変色など、実戦を経た歴史の重みが感じられます。猿手は正絹の紐式。縁の駐爪は作動しますが、鯉口の受穴とは完全には噛み合いません。当時のオリジナル品であり、相応の時代感があります。 海軍軍刀は現存数が少なく、希少な資料でもあります。数百年にわたる戦乱の世を渡り歩いてきたこの刀を手にすることは、まさに歴史の架け橋に触れるような感動を覚えることでしょう。 銀無垢一重ハバキ、白鞘、海軍軍刀拵(米国製つなぎ付)。 白鞘袋、拵袋が付属します。 本阿弥光遜の金粉銘を有し、特別保存刀剣に指定された鎌倉時代の名刀。さらに海軍軍刀拵が附帯するという、歴史的価値の極めて高い一振りです。 nihontocraft@bellsouth.net 戻る

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國時 · Enju · 鎌倉販売中 1点 →
刀
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法量・詳細
刀工
國時
種別
刀
流派
Enju
活動期
1275–1278年頃(Kenji)
銘
無銘(在銘率 57%)
法量
長さ 70.6cm反り 1.4cm元幅 3cm先幅 2.1cm重ね 0.7cm
説明

延寿国時 鎌倉時代 刀 附:海軍軍刀拵 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)特別保存刀剣 本阿弥光遜金粉銘鑑定 【流派】延寿 【鑑定/種別】NBTHK 特別保存刀剣 【時代】古刀、鎌倉時代後期 文保頃(1317-1319年) 【銘】無銘(本阿弥光遜金粉銘「延寿国時 本(花押)」) 【造り】刀 【刀工大鑑評価】500万円 【藤代評価】上作 【長さ】70.6 cm(二尺三寸三分) 【姿】鎬造り 【反り】腰反り 【反り寸法】1.4 cm 【棟】庵棟 【重ね】7 mm 【元幅】3.0 cm 【先幅】2.1 cm 【茎状態】大磨上 【茎形状】普通、切尻 【目釘孔】四個 【鑢目】不明 【刃文】小沸出来の細直刃。僅かにほつれ、物打付近でやや細くなる。所々小足入る。匂口は締まり明るい。 【帽子】直ぐに小丸、返り浅い。二重刃、火焔風の働きあり。 【鍛え】小板目に大肌交じる。柾目肌が顕著に現れ、流れ肌も見える。細かな地沸がつき、両面に白毛映りが立つ。 【解説】 本作は、肥後延寿派の祖・国村の子であり、同派を代表する名工として知られる国時の秀逸な一振りです。 国時は肥後菊池氏のお抱え工として、元弘・建武(1330年代)頃に活躍しました。刀工大鑑では500万円の評価を冠し、藤代義雄氏の評価では上作、また山田浅右衛門による「大業物」にも列せられています。 製作から約700年という歳月を経ながら、研ぎ身の状態は極めて良好です。明るい小沸のついた格調高い細直刃は、延寿派の真髄を示す見事な出来映えです。 また、本作には刀剣界の伝説的鑑定家である本阿弥光遜(1879-1955)による「延寿国時」の金粉銘が施されています。1998年には日本美術刀剣保存協会により、その鑑定を裏付ける「特別保存刀剣」に指定されました。 附帯する拵は、第二次世界大戦時の大日本帝国海軍・海軍軍刀拵です。海軍将校が実際に佩用していたもので、兜金には当時の所有者の家紋が残されています。 拵の状態は概ね良好ですが、経年による鮫皮の傷みや変色など、実戦を経た歴史の重みが感じられます。猿手は正絹の紐式。縁の駐爪は作動しますが、鯉口の受穴とは完全には噛み合いません。当時のオリジナル品であり、相応の時代感があります。 海軍軍刀は現存数が少なく、希少な資料でもあります。数百年にわたる戦乱の世を渡り歩いてきたこの刀を手にすることは、まさに歴史の架け橋に触れるような感動を覚えることでしょう。 銀無垢一重ハバキ、白鞘、海軍軍刀拵(米国製つなぎ付)。 白鞘袋、拵袋が付属します。 本阿弥光遜の金粉銘を有し、特別保存刀剣に指定された鎌倉時代の名刀。さらに海軍軍刀拵が附帯するという、歴史的価値の極めて高い一振りです。 nihontocraft@bellsouth.net 戻る

作者について

國時

Enju (Higo) · 肥後 · 1275-1278頃

現在1点販売中

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国時は肥後延寿派の刀工で、鎌倉時代最末期から南北朝期にかけて肥後国菊池郡に活躍した。説明書はその起こりを率直に記し、「肥後国延寿派の始祖は国村」[[c:1]]とし、国村は京の来国行の孫と伝える。その山城の流れから一派は気質を受け継ぎ、概ね来風を作域として直刃を得意とする。国村のまわりには国時・国吉・国資・国泰・国信らがほぼ時を同じくして輩出し、国時は国村の子あるいは弟と伝えて初代に数えられる。在銘の太刀二口が重要文化財に指定され、一口は高知の掛川神社に、一口は和歌山東照宮に伝わり、さらに生ぶ茎で二字銘を留める在銘太刀が残るため、互いに見分けがたいとされる一派にあって、本工は比較的よく記録された手の一つである。

その典型は、細身の太刀あるいは尋常な姿の大磨上の刀に読まれ、現存の在銘太刀は腰反り高く、小鋒で、生ぶ茎にやや太鏨の銘を切る。終始変わらぬのは刃文で、直刃を本体とし、多くは中直刃に小互の目を交え、足・葉入り、小沸よくつき、在銘の太刀では僅かに二重刃ごころを示す。これは意図された静かな刃である。説明書は一派の手を山城の親に近いがより控えめと描き、「来物に比しては地刃がやや弱く」[[c:2]]、直刃は概して働き少なく沈みごころとなると記す。その中にあって一口が際立つ。伊達家伝来の在銘太刀がそれで、説明書はこれを「直刃の中に互の目が頻りにめだち」[[c:3]]、働きが豊富である点で特記する。

地鉄もまた刃文に劣らず一派の特色を担う。やや流れごころの小板目つみた地に、時に大肌を交え、地景と地沸が細かに入り、地の上には備前の明るい丁子映りではなく白け映りが立つ。この冷たく霞んだ映りこそ延寿の地鉄で、来・山城の流れを汲む一派が伝える特色であり、在銘・極めの作いずれにも現れる。鍛えが小板目につまり地沸厚くつくとき、ある説明書の言葉を借りれば、その鍛はいかにもよい。その地に対して帽子は直ぐに小丸となって浅く返り、穏やかな作にはかすかに砂流しがかかる。

本工の記録は作域によって明らかに分かれる。在銘の作、すなわち生ぶ茎の伊達家伝来太刀と金象嵌銘の刀は、直刃に乗る頻りな互の目という個性を帯び、太刀では腰元に棒樋へ添樋を添え、その上に梵字を彫る宗教的な彫物の構成を見せる。もう一つの面は、延寿の代表的な手として極められた大磨上無銘の刀で、姿堂々とし、匂い深く小沸厚くつき、匂口は沈みごころとなる。名と弐ツ胴截断の截断銘を金象嵌で入れた重要刀剣の刀について、説明書はその作風を鎌倉末の延寿派の典型と首肯しつつ、「国時と特に断定すべき見どころは寧ろ掴めない」[[c:4]]とする。名そのものは代を重ねて室町に及ぶため、各作の代別はその銘よりも出来から読むべきものである。

肥後延寿の国時を隣り合う手から分かつのは、まさに説明書の言うところである。本工は、より明るく強い山城の真の来の手とは、冷たい白け映りと、説明書の描くやや柔らかな地刃によって分けられ、その刃は沈みごころとなる類とされる。けれども個々の個性が乏しく静かな直刃を共有する一派の中では、その比較的豊富な互の目と足が本工に見分けのつく位置を与え、説明書はその無銘の刀の一口を「来派をおもわせる」[[c:5]]中直刃と評する。本工は、山城の作風を南九州に伝えた一門の初代の世代に立つ、肥後の伝統の頭に置かれた静かで鍛えのよい手である。

収集の観点では、明確な記録の跡をもつ稀な初期肥後の名である。国宝はなく、その記録は重要文化財二口、すなわち掛川神社の太刀と和歌山東照宮の太刀、戦前の重要美術品、そして在銘・金象嵌銘・無銘のわずかな重要刀剣を通る。数口に大名家・鑑定家の伝来があり、伊達家伝来の在銘太刀は金沃懸地の毛抜形太刀拵を附し、大磨上の刀には享保六年・七百貫を記す本阿弥光忠の折紙が附属する。その作は今、来歴の確かな旧家と公の機関に伝わり、佐野美術館もこれを蔵する。特別重要刀剣・重要刀剣の級は三口にとどまるため、在銘の肥後延寿国時が世に出ることは稀であり、私蔵の一口は収集家にとって注目すべきもの、来の作風がいかに九州に根づいたかを語る証である。

歴史的重要度

國時の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

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指定の実績
指定7口
重要文化財
2
重要美術品
2
重要刀剣
3
國時の作 1点が現在販売中→
國時 — 詳細Enju (Higo)派

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流派について

延寿

山城伝 · 肥後

現在24点販売中

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肥後国菊池郡隈府の地に興った延寿派は、京の来の作風を九州へ移した一門である。その祖を太郎国村とし、通説に大和千手院派の弘村の子で来国行の娘聟となり、その外孫として来の工房に学んだと伝える。延寿の名はその来の一字に通うとされ、一門の出自を山城の血脈に結ぶ。国村のまわりには国時・国泰・国資・国吉・国信・国友・国綱らの上手がほぼ時を同じくして輩出し、鎌倉時代末葉から南北朝期にかけて菊池郡の地に大いに繁栄した。延寿の工は南朝に忠なる菊池氏に属し、年紀ある作には正平・延元など南朝の年号を刻むものがあって、一門の活動とその歴史を地に結びつけている。 延寿の作は概ね来派に類似し、各工に際立った個性が少ないため、一門は個々の手よりも一団として読まれる。その共通の語法は地鉄に最もよく現れる。鍛えは小板目がよくつんで詰み、杢を交え刃寄りに流れて柾ごころを帯び、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに入る。その上に立つのが一門第一の見どころたる白け映りで、明るく冴える来の地鉄とは異なる、冷たく霞んだ映りである。刃文は中直刃あるいは細直刃を本体とし、小互の目・小足を交え、しばしば二重刃を見せ、匂口は幾分沈みごころとなって穏やかに焼く。帽子は来が小丸に締めて返るのに対し、先の丸味がやや大きい大丸となって返り浅く、先に掃きかけるものが多い。これらの柾ごころ・白け映り・沈みごころの匂口・穏やかな刃中の働き・丸味の大きい大丸帽子が、来に似てやや異なる延寿の見どころであり、真の来から一門を分かつ要となる。本間は延寿を「来に似てやや異なる」[[c:2]]とし、その直刃の刃中の働きを来一派の直刃よりも淋しいと記す。その淋しく冷えた趣こそ一派の眼目である。 延寿の鑑定の勘所は、なべてこの来との別にある。輪反りや京風が一見来を想わせても、地の流れ・白け映り・沈む匂口より延寿と看取し、来に比して地刃やや弱しとされる。一門に個性が少ないがゆえに、主要工はその一様の中から程度の差によって絞られる。祖国村は細身で元先の幅差が顕著、反り高く小鋒に結ぶ独特の姿態をもって無銘の延寿を己に引き寄せる。国時は遺例が比較的多く作柄の平均点も高い代表工で、一門の抑えた直刃を誰よりも賑やかに働かせる。国泰は地刃の沸が一門の中で最も強くつき、佳作は明るく冴える。国資は刃中の働きが最も豊かで、寸延びの作に火焰風の帽子という一門に類のない働きを示す。国吉は地刃の冴えにおいて延寿の弱点を脱した垢抜けた手を遺し、国信は遺例こそ少ないが刃に沿う二重刃を殊に鮮明に見せる。これらの諸工はいずれも国の字を冠し、その「国」構の右半を耳形に切る銘振りを共有して他派にまぎれず、藤代に上々作以上の格を得る。伝来も地方工としては厚く、来歴の確かな作が黒田家・徳川家・伊達家・上杉家・細川家などの旧家を経、林原美術館・出光美術館・徳川美術館・佐野美術館をはじめとする機関に蔵される。在銘生ぶの太刀や身幅広い在銘の短刀は遺るものが少なく、多くは大磨上無銘の極めとして伝わるため、肥後の山城風を手に取りうる機会はおのずから限られている。 詳しく見る →

17名の刀工指定241口
主要刀工
刀工時代指定
國村1275-127815
國泰1329-133116
國時1317-135332
國資1346-137022
國時1275-12787
延寿流派を見る →

歴史的背景

鎌倉時代の山城

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政権は鎌倉にあったが、美意識はなお京都が定めた。粟田口派の梨子地肌は完璧の代名詞となり、来派は公家にも上級の武家にも大寺にも、堂々たる太刀を納めている。

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NBTHK鑑定書
Tokubetsu Hozon Tōken特別保存刀剣
Sword Especially Worthy of Preservation
›

保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。

NBTHKについて›

日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

NBTHK公式サイト→
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