説明

保存刀剣鑑定書付 短刀 銘:長徳斎是広(慶応二年二月日) 【解説】 概要 本作は、現在の静岡県にあたる駿河国にて、幕末に活躍した長徳斎是広によって打たれた一振りです。茎(なかご)の銘文によれば、慶応二年(1866年)二月の製作であることが分かります。 慶応二年は日本史における大きな転換点であり、徳川幕府最後の将軍・徳川慶喜が就任し、薩長同盟が結ばれた年でもあります。まさに武士の時代の終焉と、近代日本の幕開けへと向かう激動の最中に誕生した刀剣といえます。 時代背景:幕末 幕末(1853年〜1868年)は、江戸時代の最終局面を指します。ペリー提督率いる黒船の来航により、日本は開国を余儀なくされました。西洋の技術や思想との接触は、日本の将来を左右する大きな転換点となり、幕府を支持する勢力と、天皇親政による近代化を目指す勢力との間で政治的緊張が高まりました。 こうした動乱の中、武士にとっての刀は単なる武器ではなく、自らのアイデンティティや価値観、生き様を象徴する精神的な支柱でした。しかし、軍制の近代化や銃火器の普及に伴い、実戦における刀の役割は次第に失われていくこととなります。 短刀とは 短刀は、鎌倉・室町時代には騎馬武者が長槍や太刀の補助兵装として携行したのが始まりです。接近戦において、鎧の隙間を突くために用いられました。 携行の仕方により「懐刀(ふところがたな)」や「腰刀(こしがたな)」とも呼ばれます。また、古来より短刀には厄除けの力が宿ると信じられており、日本の伝統的な婚礼においては、花嫁を災いから守るための守り刀として贈られる習慣もあります。 本作は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)より「保存刀剣」の鑑定を受けた真作です。保存状態が良く、美術的価値の高い刀剣として認められています。 ※刃先に微細な欠け、および刀身に数箇所の鍛え傷(きたえきず)が見受けられます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身】 長さ(長狭):24.4 cm(八寸強) 反り:0 cm(内反り) 刃文:焼入れによって刃先に現れる結晶構造。 地肌(地鉄):鍛錬の過程で現れる鋼の表面模様。 切先:刀身の先端部分。 茎:柄に収まる持ち手部分。 【外装(拵)】 拵:鞘、柄、鐔などの装具一式。 縁頭:柄の両端(上部と底部)を保護する一対の金具。 柄・目貫:柄は持ち手部分、目貫はその装飾。 本作の目貫の図案は「獅子牡丹(唐獅子牡丹)」です。百獣の王である「獅子」と、百花の王である「牡丹」を組み合わせたこの意匠は、古来より最も格式高い吉祥文様として好まれてきました。 「獅子」は唐の時代に大陸から伝わった想像上の霊獣であり、魔除けの象徴とされています。

Antique Japanese Sword Tanto Signed by Korehiro NBTHK Hozon Certificate and Tokubetsu Kicho for the Koshirae
Tokubetsu Kichō歴史的認定(1982年以前)

Antique Japanese Sword Tanto Signed by Korehiro NBTHK Hozon Certificate and Tokubetsu Kicho for the Koshirae

短刀

$4,333

世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ

刀工

Chotokusai Korehiro

時代

Shin-shinto

仕様

長さ

24.4 cm

刀剣商

サムライミュージアム

samuraimuseum.jp