説明

本作は江戸時代初期、寛永年間に肥前国で活躍した名工の手による脇差であり、極めて希少価値の高い愛刀家垂涎の逸品です。 刀身は研磨済みで、表裏ともに欠点のない極めて健全な状態を保っております。棟(むね)にごく微細な擦れが見られますが、鑑賞を妨げるものではありません。 地鉄は小板目肌が非常によく詰み、杢目肌を交えて優れた地沸(じにえ)がつきます。刃文は匂口の深い中直刃(なかすぐは)で、気品に満ちた趣を呈しています。特筆すべきは大帽子(おおぼうし)であり、実に堂々とした風格を感じさせます。 茎(なかご)の指表には「肥前国住」の四文字のみが残り、それ以下の銘は磨上げ(すりあげ)により切れています。指裏には、相良氏の求めに応じて初代忠吉の作を磨上げた旨の切り付け銘があります。この裏銘は磨上げの際、後年に刻まれたものと思われます。 昭和60年5月、日本美術刀剣保存協会により二代忠広の真作と鑑定され、後世に伝えるべき価値ある優品として「保存刀剣」に指定されました。 初代忠吉は「新刀の祖」と仰がれる埋忠明寿の門人であり、江戸刀工の最大派閥の一つである肥前伝の事実上の開祖です。寛永9年(1632年)に忠吉が没すると、忠広はわずか19歳で二代を継承しました。寛永18年(1641年)に近江大掾を受領し、元禄6年(1693年)に没するまで、60年以上にわたり作刀を続けたと伝えられています。肥前刀工の中でも、最も多くの傑作を残した名工です。 本作は、二代忠広による極めて珍しい大帽子の脇差であり、磨上げを依頼した注文主の名が刻まれている点でも資料的価値が高い一振りです。

Authentic Shinto Era Suriage Wakizashi for Sale - Tadahiro, NBTHK Hozon Certificate | Tozando
Tokuho

Authentic Shinto Era Suriage Wakizashi for Sale - Tadahiro, NBTHK Hozon Certificate | Tozando

脇差

$798,000

世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ

仕様

長さ

29.1 cm

反り

1 cm

元幅

2.91 cm

先幅

2.55 cm

刀剣商

Tozando

japanesesword.net

$798,000

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