二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
管理番号:KA-100221 鑑定書:日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 国・時代:越前(福井県)・江戸時代初期 寛文三年 長さ:70.7cm(二尺三寸三分) 反り:1.1cm 元幅:3.26cm 元重:0.76cm 先幅:2.50cm 先重:0.50cm ハバキ:金着一重 茎:生茎、勝手下がり鑢目、目釘孔1個 姿:鎬造、庵棟、中切っ先 地鉄:柾目肌 刃文:互の目、砂流し・金筋入る 帽子:掃き掛け、小丸へ返る 登録証:東京都 【説明】 江戸時代初期の越前国では、美濃から移住した兼則や兼法、近江より移った康継ら下坂派の鍛冶が中心となり、多くの名工を輩出しました。越前康継をはじめ、下坂貞次、肥後大掾貞国、大和大掾正則など、下坂一派の隆盛は目覚ましいものがありました。 上総守宗道は、この越前下坂派に属する工で、本名を菅谷九郎右衛門と称します。その名は寛文頃から江戸中期、幕末に至るまで代々継承されました。初期には「宗継」と銘じ、後に「宗道」へと改めています。 宗道を含む越前鍛冶の特色として、鍛えは板目流れに地沸がつき、肌目がよく現れ、強靭で斬れ味の鋭い作風が挙げられます。本作はその特徴を遺憾なく発揮した一振りです。 刃長は二尺三寸三分、身幅広く重ね尋常、反り浅く中切っ先が延びごころとなる、鋭い姿を呈しています。 地鉄は柾目が流れ、細かな地沸が厚くつきます。 刃文は小沸出来の明るく冴えたもので、大小の丸みを帯びた互の目に尖り刃を交え、変化に富み華やかです。刃中には鍛え肌に沿って、横手に至るまで長い砂流しや金筋が頻りに入ります。 帽子はわずかにのたれて入り、掃き掛けて小丸へ返っています。













越前 · 1661-1673頃
藤代 Chu-jo saku · 刀剣大鑑 上位87%
現在2点販売中
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトNo cooling-off period or returns; refund only if the purchased sword is proven fake, capped at purchase price (excludes commission sales, accessories, auction items).
管理番号:KA-100221 鑑定書:日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 国・時代:越前(福井県)・江戸時代初期 寛文三年 長さ:70.7cm(二尺三寸三分) 反り:1.1cm 元幅:3.26cm 元重:0.76cm 先幅:2.50cm 先重:0.50cm ハバキ:金着一重 茎:生茎、勝手下がり鑢目、目釘孔1個 姿:鎬造、庵棟、中切っ先 地鉄:柾目肌 刃文:互の目、砂流し・金筋入る 帽子:掃き掛け、小丸へ返る 登録証:東京都 【説明】 江戸時代初期の越前国では、美濃から移住した兼則や兼法、近江より移った康継ら下坂派の鍛冶が中心となり、多くの名工を輩出しました。越前康継をはじめ、下坂貞次、肥後大掾貞国、大和大掾正則など、下坂一派の隆盛は目覚ましいものがありました。 上総守宗道は、この越前下坂派に属する工で、本名を菅谷九郎右衛門と称します。その名は寛文頃から江戸中期、幕末に至るまで代々継承されました。初期には「宗継」と銘じ、後に「宗道」へと改めています。 宗道を含む越前鍛冶の特色として、鍛えは板目流れに地沸がつき、肌目がよく現れ、強靭で斬れ味の鋭い作風が挙げられます。本作はその特徴を遺憾なく発揮した一振りです。 刃長は二尺三寸三分、身幅広く重ね尋常、反り浅く中切っ先が延びごころとなる、鋭い姿を呈しています。 地鉄は柾目が流れ、細かな地沸が厚くつきます。 刃文は小沸出来の明るく冴えたもので、大小の丸みを帯びた互の目に尖り刃を交え、変化に富み華やかです。刃中には鍛え肌に沿って、横手に至るまで長い砂流しや金筋が頻りに入ります。 帽子はわずかにのたれて入り、掃き掛けて小丸へ返っています。













越前 · 1661-1673頃
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二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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