説明

本作は、二つの異なる鑑定機関より全く異なる極めを受けた、極めて興味深い一口です。 まず、2000年10月には、刀剣鑑定の権威であり日本刀研究連合会の創設者である得能一男氏により、南北朝時代・貞治頃に活躍した「来秀次」の作と鑑定され、その鑑定書が付属しています。秀次は初代来国次の門人である国秀の子と伝えられていますが、現存する資料は極めて少なく、謎多き刀工として知られています。 一方で、2025年8月には日本美術刀剣保存協会(日刀保)より、宇多派の「国久」の作として「保存刀剣」の指定を受けています。国久は国房の子であり、宇多派は鎌倉時代末期に大和国宇多(現在の奈良県)から越中へと移住した国光を始祖とし、国房や国宗といった名工を輩出した一派です。 製作年代を考慮すれば、保存状態は驚くほど健全であり、欠点は一切見当たりません。そのまま美術館に展示できるほどの白眉と言えるコンディションです。地鉄は板目肌がよく練れ、地景や湯走りが見て取れます。刃文は大和伝を彷彿とさせる細直刃で、実用本位の中に究極の美を追求した仕上がりです。茎は生ぶ無銘ですが、この類稀なる健全度と古刀の風格を併せ持つ本作は、貴家の愛蔵品として相応しい逸品です。 長さ:24.4 cm 反り:内反り 目釘穴:1個 元幅:25.2 mm 元重:5.7 mm 銘:無銘 時代:古刀 造り:平造、庵棟 地鉄:板目肌 刃文:細直刃 帽子:真っ直ぐ入り、先尖って返る 刀身重量:140 g 茎:生ぶ 拵:白鞘 登録証:東京都 第284454号 お探しの刀剣が掲載されていない場合は、お気軽にお問い合わせください。

Authentic Koto Era Tanto for Sale - Mumei(No Signature), NBTHK Hozon Certificate(Kunihisa) | Tozando

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短刀

$470,000

世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ

仕様

長さ

24.4 cm

元幅

2.52 cm

流派について

Uda School宇多派

宇多派は、鎌倉時代末期の文保年間(一三一七~一三一九)頃、大和国宇陀郡から越中国に移住した古入道国光を祖とする刀工集団である。国光の子と伝える国房を筆頭に、南北朝時代には国宗、国次、国光と同名が相継いで活躍し、室町時代末期まで栄えた。このうち、南北朝時代を下らぬ作品を特に「古宇多」と汎称している。元来大和国宇陀郡の出身であることから、自然に大和気質の強い作風が多くみられるが、同時に越中の先達である則重や江に倣ったとみられる相州伝風の作品も存在する。 古宇多の作風は、板目に杢目や流れ肌を交え、肌立ちごころとなり、地沸が厚くつき、地景が頻りに入る鍛えに、地鉄が黒みをおび、処々肌目が粕立つ点に北国気質が顕著に表れている。刃文は直刃調に浅く小のたれ、小互の目や小乱れを交え、匂深く沸がよくつき、刃縁がほつれて、金筋や砂流しが頻りにかかり、匂口が沈みごころとなる特色を示す。帽子は小丸に返り、頻りに掃きかけて焼き詰めごころとなるものが多い。一見すると相州上工の作を想わせる覇気に満ちた出来口であるが、黒みをおびた地鉄には北国物特有の肌合いの特色が看て取れ、また刃縁がほつれて砂流しが激しくかかる点に古宇多と鑑すべき要素がある。処々に荒めの沸が交じり、湯走りや打のけ、二重刃風の働きを交えるものもあり、地刃ともに変化に富む。 南北朝時代の典型的な姿を呈し、身幅広く重ね厚く、反りやや深く、中鋒延びごころまたは大鋒となる豪壮な体配のものが多い。地刃ともに健全で、覇気に満ちた出来口を示す作品が多く、同派極めの中でも優品とされるものが数多く残されている。越後中条家伝来の黒漆革巻太刀拵のように、南北朝時代を下らぬ貴重な太刀拵が完存する例も知られている。鎌倉末期から南北朝期にかけての越中における刀工集団として、大和気質と相州伝風を融合させた独自の作風を確立し、後世に大きな影響を与えた。

刀剣商

Tozando

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