説明

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Tousougu 江戸時代、後藤家の門下として活躍した戸張富久の特別保存刀装具指定作品。戸張派の富久は後藤宗家13代光孝門下の実力者で、はじめ師の下彫に従事していたが、後に後藤家をはなれて独立開業し、生まれ故郷の雑司ヶ谷にて腕をふるったという。その作風は師風の後藤流を継いだ実直な物であり、赤銅魚子地に高彫の格調高い優品を多く残している。本作は四分一地の魚子地に高彫、象嵌色絵で舟を曳き荷物を運搬する人々を描き、裏の下半には金の削継色絵の図面に毛彫で草花を描いている。削継で金の図面を構成する手法は師、光孝が用いた画期的な手法であるが、師の作に比べてやや角度をなだらかに継ぐことで図面にやや柔らかみがあたえれている。また通常後藤家で用いられることのない四分一を用いたのは、師風に習いつつも新たな境地を生み出そうとする同作の意欲の表れと見ることができ、後藤風の謹厳実直な作域から脱却し、新たな境地の発芽を感じさせる同作中の名鐔である。

戸張富久 舟を曳き荷物を運搬する人々図鐔
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戸張富久 舟を曳き荷物を運搬する人々図鐔

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Goto Tobari Tomihisa戸張富久

1 重要刀剣
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飯田高遠堂

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