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説明

【銘】埋忠就信(花押) 竹虎図鐔 【解説】 本作は、銘振りから江戸時代後期に江戸で活躍した埋忠派の金工、就信による作品と推測されます。埋忠派には「就」の字を冠する工が複数存在することから、就信も同門の先達に師事し、その一字を拝領したものと考えられます。 埋忠家の祖である埋忠明寿は、山城国において重隆の次男として生まれました。代々優れた刀工を輩出した名門の家督を継いだ明寿は、当初は室町幕府十五代将軍・足利義昭に仕え、後には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった名だたる戦国武将たちからもその技量を高く評価されました。 京都を拠点とした埋忠家は、作刀のみならず刀装具製作においても高名な一族です。名刀の磨上げや金象嵌銘の施銘、金具の製作、さらには古刀の鑑定記録に至るまで、刀剣に関わる広範な業務を工房全体で手掛けていたと考えられています。 意匠に目を向けますと、岩場に身を躍らせる虎の姿が描かれています。周囲には力強い樹木が配され、瑞々しい竹の葉が密に生い茂っています。「竹に虎」は古来より「竹虎図」として親しまれてきた伝統的な画題です。獲物を狙うかのような虎の鋭い眼光からは、独特の緊張感が伝わってまいります。 虎は勇猛果敢な動物であり、その文様は魔除けや厄除けの象徴として尊ばれてきました。また、漢字の「寅」には生命活動の始まりという意味が含まれることから、男児の健やかな成長を願う吉祥の紋様としても愛されてきました。 併せて描かれた「竹」もまた、松竹梅の一つに数えられる極めて縁起の良いモチーフです。天に向かって真っ直ぐに伸びる姿は高潔さと強さを象徴し、節があり中が空洞であることから、潔白な心を表すとされています。また、伝説の霊鳥である鳳凰がその実を食すと伝えられる聖なる植物であり、冬でも青々とした葉を失わないことから、不老長寿や永遠の象徴ともされてきました。 荒波を思わせる樹木の質感や、楕円形の画面に収まる虎のしなやかな体躯など、随所に作者の独創的な感性と魅力が光る一品です。 ※本品はアンティーク品のため、状態については写真にて詳細をご確認ください。 【鐔(つば)とは】 鐔は日本刀の拳を守るための護具です。格式高い武士は、意匠を凝らした美しい刀装具で刀を飾り立てました。特に鐔の表側は、登城の際などに他者の目に触れる機会が多いため、より装飾性の高い細工が施される傾向にあります。 【刀装具の意義】 日本刀には鐔のほか、目貫、縁頭といった様々な装飾金具が備わっています。これらは武器としての機能だけでなく、持ち主の格付けや信念、個性を誇示する役割も果たしていました。現代で例えるならば、スマートフォンのケースやアクセサリーのように、自己表現の手段であったとも言えるでしょう。ぜひ細部まで拡大してご覧ください。当時の金工師による驚異的な彫金技術の粋を感じ取っていただけることと存じます。

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MarketAuctionsEncyclopedia
刀装具›埋忠›江戸後期 埋忠 刀鍔 (T-552)
鍔
埋忠派

江戸後期 埋忠 刀鍔 (T-552)

在銘 · Umetada · 江戸

売却済
埋忠派 — 1 of 6
埋忠派 — 2 of 6
埋忠派 — 3 of 6
埋忠派 — 4 of 6
埋忠派 — 5 of 6
埋忠派 — 6 of 6
1 / 6
1 / 6
埋忠派 — 1 of 6埋忠派 — 2 of 6埋忠派 — 3 of 6埋忠派 — 4 of 6埋忠派 — 5 of 6埋忠派 — 6 of 6
法量・詳細
作者

埋忠派

時代

江戸

銘

在銘

説明

【銘】埋忠就信(花押) 竹虎図鐔 【解説】 本作は、銘振りから江戸時代後期に江戸で活躍した埋忠派の金工、就信による作品と推測されます。埋忠派には「就」の字を冠する工が複数存在することから、就信も同門の先達に師事し、その一字を拝領したものと考えられます。 埋忠家の祖である埋忠明寿は、山城国において重隆の次男として生まれました。代々優れた刀工を輩出した名門の家督を継いだ明寿は、当初は室町幕府十五代将軍・足利義昭に仕え、後には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった名だたる戦国武将たちからもその技量を高く評価されました。 京都を拠点とした埋忠家は、作刀のみならず刀装具製作においても高名な一族です。名刀の磨上げや金象嵌銘の施銘、金具の製作、さらには古刀の鑑定記録に至るまで、刀剣に関わる広範な業務を工房全体で手掛けていたと考えられています。 意匠に目を向けますと、岩場に身を躍らせる虎の姿が描かれています。周囲には力強い樹木が配され、瑞々しい竹の葉が密に生い茂っています。「竹に虎」は古来より「竹虎図」として親しまれてきた伝統的な画題です。獲物を狙うかのような虎の鋭い眼光からは、独特の緊張感が伝わってまいります。 虎は勇猛果敢な動物であり、その文様は魔除けや厄除けの象徴として尊ばれてきました。また、漢字の「寅」には生命活動の始まりという意味が含まれることから、男児の健やかな成長を願う吉祥の紋様としても愛されてきました。 併せて描かれた「竹」もまた、松竹梅の一つに数えられる極めて縁起の良いモチーフです。天に向かって真っ直ぐに伸びる姿は高潔さと強さを象徴し、節があり中が空洞であることから、潔白な心を表すとされています。また、伝説の霊鳥である鳳凰がその実を食すと伝えられる聖なる植物であり、冬でも青々とした葉を失わないことから、不老長寿や永遠の象徴ともされてきました。 荒波を思わせる樹木の質感や、楕円形の画面に収まる虎のしなやかな体躯など、随所に作者の独創的な感性と魅力が光る一品です。 ※本品はアンティーク品のため、状態については写真にて詳細をご確認ください。 【鐔(つば)とは】 鐔は日本刀の拳を守るための護具です。格式高い武士は、意匠を凝らした美しい刀装具で刀を飾り立てました。特に鐔の表側は、登城の際などに他者の目に触れる機会が多いため、より装飾性の高い細工が施される傾向にあります。 【刀装具の意義】 日本刀には鐔のほか、目貫、縁頭といった様々な装飾金具が備わっています。これらは武器としての機能だけでなく、持ち主の格付けや信念、個性を誇示する役割も果たしていました。現代で例えるならば、スマートフォンのケースやアクセサリーのように、自己表現の手段であったとも言えるでしょう。ぜひ細部まで拡大してご覧ください。当時の金工師による驚異的な彫金技術の粋を感じ取っていただけることと存じます。

流派について

埋忠

新刀 · Kyoto

現在43点販売中

›

埋忠派は桃山時代を代表する金工集団であり、刀装具制作において後藤家と並び称される名流である。その鐔制作の技術は他の追随を許さず、古来より「埋忠鐔」の名を以て絶賛されている。特に埋忠彦次郎を中心とする本流は、吉川広家指料の「碇切り」に代表される苔鑢の妙技で知られ、金無垢地に施された鑢目の高尚な品格は筆舌に尽くせないほどである。桃山期における溌剌とした芸術精神を反映し、鐔の世界に新生面を拓いた。 作風の特徴として、金無垢、素銅、真鍮など多様な地金を用い、絶妙な肉取りの平地に締まった肉置きを見せる。斜めに掛けられた鑢や角耳の鑢仕立ては埋忠の真髄であり、切羽台外周に施された微妙な角度の配慮は、拵や刀装具を熟知した技術者ならではの工夫である。意匠は桜花透、胡蝶透、葡萄文、菊唐草文など図案化された文様を陰透や平象嵌で表し、明寿が創始した赤銅・銀・金の平象嵌研出しの技法は極めて効果的である。家紋を散らした刻印打込や七宝象嵌など装飾性に富み、絵画的で雅な雰囲気が満ちている。 江戸時代に入ると京都金工界において後藤、平田、正阿弥と各派が互いに影響し合い、埋忠派もその作風に変化を見せている。埋忠寿斉の銘がある慶長十年正月の縁頭は、金無垢地に家紋散図を施した豪華な仕立てであり、上層武家の需要に応えた作例として知られる。金無垢の鐔は度々の激動期に鋳潰されたため桃山期以前の作品は極めて少なく、現存する作例は資料的にも貴重である。埋忠二字銘の作品も江戸前期に見られ、明寿に近い出来を示すものもある。

9名の刀工指定77口
主要刀工
刀工時代指定
明寿1590-163145
宗吉1596-16155
就次—0
光重1700-17500
加治右衛門—0
埋忠流派を見る →
ご注意 — 鑑定書が見つかりません

販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。

販売店
サ
サムライミュージアム
🇯🇵日本から発送
›
✓認証販売店samuraimuseum.jp
✓海外発送可✓英語対応PayPalクレジットカード
返品ポリシー

Returns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.

サムライミュージアムの出品一覧を見る→販売店サイトでこの商品を見る→

埋忠派の売約済み

葵美術
Tsuba - by Umetada School - 鍔:埋忠Tsuba - by Umetada School - 鍔:埋忠
売切れ

鍔

作埋忠派
江戸
売却済
成蹊堂
保存
Kozuka - Hozon - by Umetada School - K-021 芦葉達磨図小柄Kozuka - Hozon - by Umetada School - K-021 芦葉達磨図小柄
売切れ

小柄

作埋忠派
江戸
売却済
銀座長州屋
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 蔓草文図鐔 無銘 埋忠Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 蔓草文図鐔 無銘 埋忠
売切れ

鍔

作埋忠派
桃山
売却済
Japanese Sword Books and Tsuba
Tsuba - by Umetada School - C266. Signed Iron Tsuba. UmetadaTsuba - by Umetada School - C266. Signed Iron Tsuba. Umetada
売切れ

鍔

作埋忠派
江戸
売却済
銀座誠友堂
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 鍔 [城州住埋忠 左右松透鍔][日本美術刀剣保存協会]特別保存刀装具Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 鍔 [城州住埋忠 左右松透鍔][日本美術刀剣保存協会]特別保存刀装具
売切れ

鍔

作埋忠派
江戸
売却済
銀座誠友堂
保存
Tsuba - Hozon - by Umetada School - 鐔[埋忠網代地紙散図大小鐔][日本美術刀剣保存協会]保存刀装具Tsuba - Hozon - by Umetada School - 鐔[埋忠網代地紙散図大小鐔][日本美術刀剣保存協会]保存刀装具
売切れ

鍔

作埋忠派
江戸
売却済
美術刀剣松本
Fuchi-Kashira - by Umetada School - 雲龍図 埋忠Fuchi-Kashira - by Umetada School - 雲龍図 埋忠
売切れ

縁頭

作埋忠派
江戸
売却済
銀座誠友堂
保存
Tsuba - Hozon - by Umetada School - 鍔[山城国住埋忠 車葵散図鍔][日本美術刀剣保存協会]保存刀装具Tsuba - Hozon - by Umetada School - 鍔[山城国住埋忠 車葵散図鍔][日本美術刀剣保存協会]保存刀装具
売切れ

鍔

作埋忠派
江戸
売却済

埋忠派の作

すべて見る →
Bushido Antique Japanese Swords
Tsuba - by Umetada School - 京埋忠 菊鍔Tsuba - by Umetada School - 京埋忠 菊鍔

鍔

作埋忠派
江戸
¥750
Bushido Antique Japanese Swords
Tsuba - by Umetada School - 古埋忠 菊花図鐔Tsuba - by Umetada School - 古埋忠 菊花図鐔

鍔

作埋忠派
¥650
Nihon Collection
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 埋忠 葡萄文鍔Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 埋忠 葡萄文鍔

鍔

作埋忠派
江戸
¥8,100
Bushido Antique Japanese Swords
Tsuba - by Umetada School - 釣瓶朝顔図鐔Tsuba - by Umetada School - 釣瓶朝顔図鐔

鍔

作埋忠派
江戸
¥675
コレクション情報
保存
Tsuba - Hozon - by Umetada Shichiza - 鍔:諫鼓白鷺図 Tsuba:Kanko Shirasagi ZuTsuba - Hozon - by Umetada Shichiza - 鍔:諫鼓白鷺図 Tsuba:Kanko Shirasagi Zu

鍔

作七左
江戸
¥1,100,000
コレクション情報
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 鍔:源氏香透図 Tsuba:Genjiko Sukashi ZuTsuba - Tokuho - by Umetada School - 鍔:源氏香透図 Tsuba:Genjiko Sukashi Zu

鍔

作埋忠派
桃山
¥1,500,000
コレクション情報
保存
Tsuba - Hozon - by Umetada Shigeyoshi - 鍔:笠尽図 銘・埋忠七左衛門 橘重義作Tsuba - Hozon - by Umetada Shigeyoshi - 鍔:笠尽図 銘・埋忠七左衛門 橘重義作

鍔

作重義
江戸
¥125,000
Nihontocraft
保存
Tsuba - Hozon - by Umetada School - 埋忠 保存刀装具(日本美術刀剣保存協会鑑定)Tsuba - Hozon - by Umetada School - 埋忠 保存刀装具(日本美術刀剣保存協会鑑定)

鍔

作埋忠派
江戸
¥2,250

刀剣

  • 刀
  • 脇差
  • 短刀
  • 太刀
  • 薙刀
  • 槍

刀装具

  • 鍔
  • 縁頭
  • 小柄
  • 目貫

鑑定別

  • 特重
  • 重要
  • 特別保存
  • 保存

リソース

  • 刀剣商一覧
  • 刀工一覧
  • すべて見る
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説明

【銘】埋忠就信(花押) 竹虎図鐔 【解説】 本作は、銘振りから江戸時代後期に江戸で活躍した埋忠派の金工、就信による作品と推測されます。埋忠派には「就」の字を冠する工が複数存在することから、就信も同門の先達に師事し、その一字を拝領したものと考えられます。 埋忠家の祖である埋忠明寿は、山城国において重隆の次男として生まれました。代々優れた刀工を輩出した名門の家督を継いだ明寿は、当初は室町幕府十五代将軍・足利義昭に仕え、後には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった名だたる戦国武将たちからもその技量を高く評価されました。 京都を拠点とした埋忠家は、作刀のみならず刀装具製作においても高名な一族です。名刀の磨上げや金象嵌銘の施銘、金具の製作、さらには古刀の鑑定記録に至るまで、刀剣に関わる広範な業務を工房全体で手掛けていたと考えられています。 意匠に目を向けますと、岩場に身を躍らせる虎の姿が描かれています。周囲には力強い樹木が配され、瑞々しい竹の葉が密に生い茂っています。「竹に虎」は古来より「竹虎図」として親しまれてきた伝統的な画題です。獲物を狙うかのような虎の鋭い眼光からは、独特の緊張感が伝わってまいります。 虎は勇猛果敢な動物であり、その文様は魔除けや厄除けの象徴として尊ばれてきました。また、漢字の「寅」には生命活動の始まりという意味が含まれることから、男児の健やかな成長を願う吉祥の紋様としても愛されてきました。 併せて描かれた「竹」もまた、松竹梅の一つに数えられる極めて縁起の良いモチーフです。天に向かって真っ直ぐに伸びる姿は高潔さと強さを象徴し、節があり中が空洞であることから、潔白な心を表すとされています。また、伝説の霊鳥である鳳凰がその実を食すと伝えられる聖なる植物であり、冬でも青々とした葉を失わないことから、不老長寿や永遠の象徴ともされてきました。 荒波を思わせる樹木の質感や、楕円形の画面に収まる虎のしなやかな体躯など、随所に作者の独創的な感性と魅力が光る一品です。 ※本品はアンティーク品のため、状態については写真にて詳細をご確認ください。 【鐔(つば)とは】 鐔は日本刀の拳を守るための護具です。格式高い武士は、意匠を凝らした美しい刀装具で刀を飾り立てました。特に鐔の表側は、登城の際などに他者の目に触れる機会が多いため、より装飾性の高い細工が施される傾向にあります。 【刀装具の意義】 日本刀には鐔のほか、目貫、縁頭といった様々な装飾金具が備わっています。これらは武器としての機能だけでなく、持ち主の格付けや信念、個性を誇示する役割も果たしていました。現代で例えるならば、スマートフォンのケースやアクセサリーのように、自己表現の手段であったとも言えるでしょう。ぜひ細部まで拡大してご覧ください。当時の金工師による驚異的な彫金技術の粋を感じ取っていただけることと存じます。

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刀装具›埋忠›江戸後期 埋忠 刀鍔 (T-552)
鍔
埋忠派

江戸後期 埋忠 刀鍔 (T-552)

在銘 · Umetada · 江戸

売却済
埋忠派 — 1 of 6
埋忠派 — 2 of 6
埋忠派 — 3 of 6
埋忠派 — 4 of 6
埋忠派 — 5 of 6
埋忠派 — 6 of 6
1 / 6
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埋忠派 — 1 of 6埋忠派 — 2 of 6埋忠派 — 3 of 6埋忠派 — 4 of 6埋忠派 — 5 of 6埋忠派 — 6 of 6
法量・詳細
作者

埋忠派

時代

江戸

銘

在銘

説明

【銘】埋忠就信(花押) 竹虎図鐔 【解説】 本作は、銘振りから江戸時代後期に江戸で活躍した埋忠派の金工、就信による作品と推測されます。埋忠派には「就」の字を冠する工が複数存在することから、就信も同門の先達に師事し、その一字を拝領したものと考えられます。 埋忠家の祖である埋忠明寿は、山城国において重隆の次男として生まれました。代々優れた刀工を輩出した名門の家督を継いだ明寿は、当初は室町幕府十五代将軍・足利義昭に仕え、後には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった名だたる戦国武将たちからもその技量を高く評価されました。 京都を拠点とした埋忠家は、作刀のみならず刀装具製作においても高名な一族です。名刀の磨上げや金象嵌銘の施銘、金具の製作、さらには古刀の鑑定記録に至るまで、刀剣に関わる広範な業務を工房全体で手掛けていたと考えられています。 意匠に目を向けますと、岩場に身を躍らせる虎の姿が描かれています。周囲には力強い樹木が配され、瑞々しい竹の葉が密に生い茂っています。「竹に虎」は古来より「竹虎図」として親しまれてきた伝統的な画題です。獲物を狙うかのような虎の鋭い眼光からは、独特の緊張感が伝わってまいります。 虎は勇猛果敢な動物であり、その文様は魔除けや厄除けの象徴として尊ばれてきました。また、漢字の「寅」には生命活動の始まりという意味が含まれることから、男児の健やかな成長を願う吉祥の紋様としても愛されてきました。 併せて描かれた「竹」もまた、松竹梅の一つに数えられる極めて縁起の良いモチーフです。天に向かって真っ直ぐに伸びる姿は高潔さと強さを象徴し、節があり中が空洞であることから、潔白な心を表すとされています。また、伝説の霊鳥である鳳凰がその実を食すと伝えられる聖なる植物であり、冬でも青々とした葉を失わないことから、不老長寿や永遠の象徴ともされてきました。 荒波を思わせる樹木の質感や、楕円形の画面に収まる虎のしなやかな体躯など、随所に作者の独創的な感性と魅力が光る一品です。 ※本品はアンティーク品のため、状態については写真にて詳細をご確認ください。 【鐔(つば)とは】 鐔は日本刀の拳を守るための護具です。格式高い武士は、意匠を凝らした美しい刀装具で刀を飾り立てました。特に鐔の表側は、登城の際などに他者の目に触れる機会が多いため、より装飾性の高い細工が施される傾向にあります。 【刀装具の意義】 日本刀には鐔のほか、目貫、縁頭といった様々な装飾金具が備わっています。これらは武器としての機能だけでなく、持ち主の格付けや信念、個性を誇示する役割も果たしていました。現代で例えるならば、スマートフォンのケースやアクセサリーのように、自己表現の手段であったとも言えるでしょう。ぜひ細部まで拡大してご覧ください。当時の金工師による驚異的な彫金技術の粋を感じ取っていただけることと存じます。

流派について

埋忠

新刀 · Kyoto

現在43点販売中

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埋忠派は桃山時代を代表する金工集団であり、刀装具制作において後藤家と並び称される名流である。その鐔制作の技術は他の追随を許さず、古来より「埋忠鐔」の名を以て絶賛されている。特に埋忠彦次郎を中心とする本流は、吉川広家指料の「碇切り」に代表される苔鑢の妙技で知られ、金無垢地に施された鑢目の高尚な品格は筆舌に尽くせないほどである。桃山期における溌剌とした芸術精神を反映し、鐔の世界に新生面を拓いた。 作風の特徴として、金無垢、素銅、真鍮など多様な地金を用い、絶妙な肉取りの平地に締まった肉置きを見せる。斜めに掛けられた鑢や角耳の鑢仕立ては埋忠の真髄であり、切羽台外周に施された微妙な角度の配慮は、拵や刀装具を熟知した技術者ならではの工夫である。意匠は桜花透、胡蝶透、葡萄文、菊唐草文など図案化された文様を陰透や平象嵌で表し、明寿が創始した赤銅・銀・金の平象嵌研出しの技法は極めて効果的である。家紋を散らした刻印打込や七宝象嵌など装飾性に富み、絵画的で雅な雰囲気が満ちている。 江戸時代に入ると京都金工界において後藤、平田、正阿弥と各派が互いに影響し合い、埋忠派もその作風に変化を見せている。埋忠寿斉の銘がある慶長十年正月の縁頭は、金無垢地に家紋散図を施した豪華な仕立てであり、上層武家の需要に応えた作例として知られる。金無垢の鐔は度々の激動期に鋳潰されたため桃山期以前の作品は極めて少なく、現存する作例は資料的にも貴重である。埋忠二字銘の作品も江戸前期に見られ、明寿に近い出来を示すものもある。

9名の刀工指定77口
主要刀工
刀工時代指定
明寿1590-163145
宗吉1596-16155
就次—0
光重1700-17500
加治右衛門—0
埋忠流派を見る →
ご注意 — 鑑定書が見つかりません

販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。

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埋忠派の売約済み

葵美術
Tsuba - by Umetada School - 鍔:埋忠Tsuba - by Umetada School - 鍔:埋忠
売切れ

鍔

作埋忠派
江戸
売却済
成蹊堂
保存
Kozuka - Hozon - by Umetada School - K-021 芦葉達磨図小柄Kozuka - Hozon - by Umetada School - K-021 芦葉達磨図小柄
売切れ

小柄

作埋忠派
江戸
売却済
銀座長州屋
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 蔓草文図鐔 無銘 埋忠Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 蔓草文図鐔 無銘 埋忠
売切れ

鍔

作埋忠派
桃山
売却済
Japanese Sword Books and Tsuba
Tsuba - by Umetada School - C266. Signed Iron Tsuba. UmetadaTsuba - by Umetada School - C266. Signed Iron Tsuba. Umetada
売切れ

鍔

作埋忠派
江戸
売却済
銀座誠友堂
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 鍔 [城州住埋忠 左右松透鍔][日本美術刀剣保存協会]特別保存刀装具Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 鍔 [城州住埋忠 左右松透鍔][日本美術刀剣保存協会]特別保存刀装具
売切れ

鍔

作埋忠派
江戸
売却済
銀座誠友堂
保存
Tsuba - Hozon - by Umetada School - 鐔[埋忠網代地紙散図大小鐔][日本美術刀剣保存協会]保存刀装具Tsuba - Hozon - by Umetada School - 鐔[埋忠網代地紙散図大小鐔][日本美術刀剣保存協会]保存刀装具
売切れ

鍔

作埋忠派
江戸
売却済
美術刀剣松本
Fuchi-Kashira - by Umetada School - 雲龍図 埋忠Fuchi-Kashira - by Umetada School - 雲龍図 埋忠
売切れ

縁頭

作埋忠派
江戸
売却済
銀座誠友堂
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Tsuba - Hozon - by Umetada School - 鍔[山城国住埋忠 車葵散図鍔][日本美術刀剣保存協会]保存刀装具Tsuba - Hozon - by Umetada School - 鍔[山城国住埋忠 車葵散図鍔][日本美術刀剣保存協会]保存刀装具
売切れ

鍔

作埋忠派
江戸
売却済

埋忠派の作

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Bushido Antique Japanese Swords
Tsuba - by Umetada School - 京埋忠 菊鍔Tsuba - by Umetada School - 京埋忠 菊鍔

鍔

作埋忠派
江戸
¥750
Bushido Antique Japanese Swords
Tsuba - by Umetada School - 古埋忠 菊花図鐔Tsuba - by Umetada School - 古埋忠 菊花図鐔

鍔

作埋忠派
¥650
Nihon Collection
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 埋忠 葡萄文鍔Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 埋忠 葡萄文鍔

鍔

作埋忠派
江戸
¥8,100
Bushido Antique Japanese Swords
Tsuba - by Umetada School - 釣瓶朝顔図鐔Tsuba - by Umetada School - 釣瓶朝顔図鐔

鍔

作埋忠派
江戸
¥675
コレクション情報
保存
Tsuba - Hozon - by Umetada Shichiza - 鍔:諫鼓白鷺図 Tsuba:Kanko Shirasagi ZuTsuba - Hozon - by Umetada Shichiza - 鍔:諫鼓白鷺図 Tsuba:Kanko Shirasagi Zu

鍔

作七左
江戸
¥1,100,000
コレクション情報
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Umetada School - 鍔:源氏香透図 Tsuba:Genjiko Sukashi ZuTsuba - Tokuho - by Umetada School - 鍔:源氏香透図 Tsuba:Genjiko Sukashi Zu

鍔

作埋忠派
桃山
¥1,500,000
コレクション情報
保存
Tsuba - Hozon - by Umetada Shigeyoshi - 鍔:笠尽図 銘・埋忠七左衛門 橘重義作Tsuba - Hozon - by Umetada Shigeyoshi - 鍔:笠尽図 銘・埋忠七左衛門 橘重義作

鍔

作重義
江戸
¥125,000
Nihontocraft
保存
Tsuba - Hozon - by Umetada School - 埋忠 保存刀装具(日本美術刀剣保存協会鑑定)Tsuba - Hozon - by Umetada School - 埋忠 保存刀装具(日本美術刀剣保存協会鑑定)

鍔

作埋忠派
江戸
¥2,250

刀剣

  • 刀
  • 脇差
  • 短刀
  • 太刀
  • 薙刀
  • 槍

刀装具

  • 鍔
  • 縁頭
  • 小柄
  • 目貫

鑑定別

  • 特重
  • 重要
  • 特別保存
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