日本刀 銘 河内守包定(NBTHK 保存刀剣鑑定書付) 【解説】 本作は、寛文九年(1669年:江戸時代前期)に河内守包定(かわちのかみ かねさだ)によって制作された一振りです。包定は大和国(現在の奈良県)を拠点とした手掻派の開祖、手掻兼永の末裔にあたります。本名を文殊又四郎と称し、「河内守」の受領銘はその優れた技量に対して朝廷より授けられた官位であり、当時の武士階級からも高く評価されていたことが伺えます。 手掻兼永と手掻派について 手掻派は、大和国東大寺の転害門(てんがいもん)付近に居住したことからその名がついたとされ、鎌倉時代後期に全盛期を迎えました。僧兵や武士の需要に応え、実戦的で堅牢な作風を特色としています。 包定は後に常陸国土浦藩主・土屋数直に仕え、江戸においても作刀した記録が残っています。徳川幕府による泰平の世へと移り変わる中、包定は太刀や直刀のみならず、十文字槍や薙刀といった多様な武器を制作しました。その作風は手掻派の伝統を忠実に継承しており、戦国時代の荒々しさを残しつつも、江戸期の洗練された美しさを兼ね備えています。大和伝の伝統を後世へと伝えた名工の一人と言えるでしょう。 ※刀身には数箇所、鍛え傷(きたえきず)が見受けられます。詳細な状態につきましては、お気軽にお問い合わせください。 本刀は日本美術刀剣保存協会(NBTHK)により「保存刀剣」に鑑定されています。これは、歴史的・芸術的価値が高く、保存状態が良好な真作の日本刀であることを証明するものです。 【刀身】 長さ(長):69.6 cm 反り:1.7 cm 刃文:焼入れによって刃先に現れる結晶構造。 地文(地肌):折り返し鍛錬によって現れる鋼の表面模様。 切先:刀身の先端部分。 茎(なかご):柄に収まる持ち手部分。 日本刀の茎には、赤錆を防ぐために意図的に「黒錆」が残されます。この錆色(経年変化)は、専門家が制作年代を特定する際の重要な指標となります。 【外装】 拵(こしらえ):鞘、柄、鍔などを含めた日本刀の外装一式。 縁頭(ふちがしら):柄の両端に取り付けられた一対の金具。 本作の縁頭には「魚子地(ななこじ)」の技法が施されています。これは魚子地鏨(たがね)を用い、金属表面に極小の粒を均一に打ち出す装飾技法で、高級な刀装具に多く見られる意匠です。 目貫(めぬき):柄の表裏に配された装飾金具。

























大和 · 1673-1681頃
刀剣大鑑 上位76%
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
日本刀 銘 河内守包定(NBTHK 保存刀剣鑑定書付) 【解説】 本作は、寛文九年(1669年:江戸時代前期)に河内守包定(かわちのかみ かねさだ)によって制作された一振りです。包定は大和国(現在の奈良県)を拠点とした手掻派の開祖、手掻兼永の末裔にあたります。本名を文殊又四郎と称し、「河内守」の受領銘はその優れた技量に対して朝廷より授けられた官位であり、当時の武士階級からも高く評価されていたことが伺えます。 手掻兼永と手掻派について 手掻派は、大和国東大寺の転害門(てんがいもん)付近に居住したことからその名がついたとされ、鎌倉時代後期に全盛期を迎えました。僧兵や武士の需要に応え、実戦的で堅牢な作風を特色としています。 包定は後に常陸国土浦藩主・土屋数直に仕え、江戸においても作刀した記録が残っています。徳川幕府による泰平の世へと移り変わる中、包定は太刀や直刀のみならず、十文字槍や薙刀といった多様な武器を制作しました。その作風は手掻派の伝統を忠実に継承しており、戦国時代の荒々しさを残しつつも、江戸期の洗練された美しさを兼ね備えています。大和伝の伝統を後世へと伝えた名工の一人と言えるでしょう。 ※刀身には数箇所、鍛え傷(きたえきず)が見受けられます。詳細な状態につきましては、お気軽にお問い合わせください。 本刀は日本美術刀剣保存協会(NBTHK)により「保存刀剣」に鑑定されています。これは、歴史的・芸術的価値が高く、保存状態が良好な真作の日本刀であることを証明するものです。 【刀身】 長さ(長):69.6 cm 反り:1.7 cm 刃文:焼入れによって刃先に現れる結晶構造。 地文(地肌):折り返し鍛錬によって現れる鋼の表面模様。 切先:刀身の先端部分。 茎(なかご):柄に収まる持ち手部分。 日本刀の茎には、赤錆を防ぐために意図的に「黒錆」が残されます。この錆色(経年変化)は、専門家が制作年代を特定する際の重要な指標となります。 【外装】 拵(こしらえ):鞘、柄、鍔などを含めた日本刀の外装一式。 縁頭(ふちがしら):柄の両端に取り付けられた一対の金具。 本作の縁頭には「魚子地(ななこじ)」の技法が施されています。これは魚子地鏨(たがね)を用い、金属表面に極小の粒を均一に打ち出す装飾技法で、高級な刀装具に多く見られる意匠です。 目貫(めぬき):柄の表裏に配された装飾金具。

























大和 · 1673-1681頃
刀剣大鑑 上位76%
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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