古刀匠 扇面透図鍔 鉄の色艶と錆の深みは、太刀に用いられた初期古刀匠の作風を顕著に示しております。 本来、刀を帯びた際に最も華やかな意匠が表(右上方)に来るのが正式な作法であり、これは対面する相手からどのように見えるかを重んじたためです。後年の改変や持ち主の好み、あるいは供回りが携行する場合など、必ずしもこの限りではない例も見受けられますが、本作は古来の慣習に忠実な構成となっております。 右上に配された二つの扇を主とし、左下の耳近くに配された一箇の扇を従とする配置は、理にかなった美学を感じさせます。もしこれが逆であれば、対面する相手からは意匠が十分に鑑賞できず、その真価が伝わらぬものとなっていたでしょう。 また、刀匠は優れた工匠であると同時に、日々の暮らしの中に美を見出す芸術家でもありました。本作における扇の配置は、実際に人が扇を手にする際の自然な所作を捉えております。東洋の作法において、扇は左向き、あるいは下方に向けて仰ぐのが常であり、一見簡素な意匠の中に、名工ならではの細やかな観察眼が光ります。 説明: 古刀匠鍔 室町時代初期 三つ扇透図 竪:8.8 cm 横:8.7 cm 耳厚:2 mm (耳および切羽台周りに「鉄骨」が強く現れており、地鉄の良さと丹念な鍛錬を物語る見所となっております) 茎孔周辺厚:3 mm 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)保存刀装具鑑定書付 個人蔵(愛蔵品)




室町
無銘
保存 (NBTHK)
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトPurchases are final and items cannot be returned unless otherwise stated.
古刀匠 扇面透図鍔 鉄の色艶と錆の深みは、太刀に用いられた初期古刀匠の作風を顕著に示しております。 本来、刀を帯びた際に最も華やかな意匠が表(右上方)に来るのが正式な作法であり、これは対面する相手からどのように見えるかを重んじたためです。後年の改変や持ち主の好み、あるいは供回りが携行する場合など、必ずしもこの限りではない例も見受けられますが、本作は古来の慣習に忠実な構成となっております。 右上に配された二つの扇を主とし、左下の耳近くに配された一箇の扇を従とする配置は、理にかなった美学を感じさせます。もしこれが逆であれば、対面する相手からは意匠が十分に鑑賞できず、その真価が伝わらぬものとなっていたでしょう。 また、刀匠は優れた工匠であると同時に、日々の暮らしの中に美を見出す芸術家でもありました。本作における扇の配置は、実際に人が扇を手にする際の自然な所作を捉えております。東洋の作法において、扇は左向き、あるいは下方に向けて仰ぐのが常であり、一見簡素な意匠の中に、名工ならではの細やかな観察眼が光ります。 説明: 古刀匠鍔 室町時代初期 三つ扇透図 竪:8.8 cm 横:8.7 cm 耳厚:2 mm (耳および切羽台周りに「鉄骨」が強く現れており、地鉄の良さと丹念な鍛錬を物語る見所となっております) 茎孔周辺厚:3 mm 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)保存刀装具鑑定書付 個人蔵(愛蔵品)




室町
無銘
保存 (NBTHK)
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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