稀少且つ傑出した名品 千疋猿図鐔 解説: 本作は、高彫地透(肉彫地透)の技法を用い、無数の猿が密集して配された「千疋猿(せんびきざる)」と称される意匠の鐔です。 この千疋猿の図案は、肥前国(現在の長崎県)を拠点とした矢上派の代名詞とも言えるものです。矢上派の代表的な名工である光広は、18世紀後半に活躍しました。その名は幕末(1868年)に至るまで世襲されています。 矢上派は18世紀、初代光広によって興されました。その後、実弟が二代を継ぎ、初代の実子が三代光広となっています。また、初代の二人の息子はそれぞれ清四郎、半次郎の名を継承しました。彼らは主に鉄地彫を専門としましたが、稀に色金を用いた作品も見受けられます。 長崎近郊に位置した彼らの作風は、中国の龍や美術様式から着想を得ており、後に「南蛮」として知られる独特の意匠を確立しました。また、愛好家の間で「千疋猿」と呼ばれる多数の猿を描いた図案のほか、兎や海老などの意匠も知られています。 松葉軒光広: 寛延元年(1748年)生、文政6年(1823年)8月4日没。 本作は光広の真骨頂とも言える優品であり、猿の一匹一匹が異なる表情や角度で緻密に彫り描かれ、その眼には金象嵌が施されるなど、細部に至るまで徹底した技巧が凝らされています。 千疋猿図透鐔 銘:松葉軒光広 縦:8.4 cm 横:8 cm 切羽羽際(耳)厚:4 mm 日本美術刀剣保存協会(NBTHK) 特別保存刀装具 価格:お問い合わせください (追記:私の経験上、他工による千疋猿の写し物を見かけることもありますが、本歌である光広の卓越した技量と輝きには到底及ぶものではありません。)







江戸
肥前
在銘
特別保存 (NBTHK)
保存刀装具のうち、出来・保存状態が一層優れ、銘文や作風に資料的価値の高いものと認められたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトPurchases are final and items cannot be returned unless otherwise stated.
稀少且つ傑出した名品 千疋猿図鐔 解説: 本作は、高彫地透(肉彫地透)の技法を用い、無数の猿が密集して配された「千疋猿(せんびきざる)」と称される意匠の鐔です。 この千疋猿の図案は、肥前国(現在の長崎県)を拠点とした矢上派の代名詞とも言えるものです。矢上派の代表的な名工である光広は、18世紀後半に活躍しました。その名は幕末(1868年)に至るまで世襲されています。 矢上派は18世紀、初代光広によって興されました。その後、実弟が二代を継ぎ、初代の実子が三代光広となっています。また、初代の二人の息子はそれぞれ清四郎、半次郎の名を継承しました。彼らは主に鉄地彫を専門としましたが、稀に色金を用いた作品も見受けられます。 長崎近郊に位置した彼らの作風は、中国の龍や美術様式から着想を得ており、後に「南蛮」として知られる独特の意匠を確立しました。また、愛好家の間で「千疋猿」と呼ばれる多数の猿を描いた図案のほか、兎や海老などの意匠も知られています。 松葉軒光広: 寛延元年(1748年)生、文政6年(1823年)8月4日没。 本作は光広の真骨頂とも言える優品であり、猿の一匹一匹が異なる表情や角度で緻密に彫り描かれ、その眼には金象嵌が施されるなど、細部に至るまで徹底した技巧が凝らされています。 千疋猿図透鐔 銘:松葉軒光広 縦:8.4 cm 横:8 cm 切羽羽際(耳)厚:4 mm 日本美術刀剣保存協会(NBTHK) 特別保存刀装具 価格:お問い合わせください (追記:私の経験上、他工による千疋猿の写し物を見かけることもありますが、本歌である光広の卓越した技量と輝きには到底及ぶものではありません。)







江戸
肥前
在銘
特別保存 (NBTHK)
保存刀装具のうち、出来・保存状態が一層優れ、銘文や作風に資料的価値の高いものと認められたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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