説明

商品番号 UJKA488 – カタログ 46 – 販売中 大和五派の一つである尻懸派は、鎌倉時代後期から南北朝時代初期にかけて興隆しました。奈良・東大寺の裏手に位置する尻懸の地を拠点としたこの一派は、寺院に属する僧兵や寺法師のために、商業的な流通よりも実用を重視した堅牢な刀剣を制作していました。流祖は則弘と伝えられていますが、その銘振りの現存作は確認されておらず、実質的な開祖はその子である則長とされています。尻懸派の作品は銘よりも、その独特の出来映えによって識別されるのが特徴です。 本作は無銘・大磨上の刀で、元来の長さを想起させる清廉で優美な姿を保っています。地肌はまさに尻懸肌の教科書とも言うべき見事なもので、平地は木目肌を主体とし、焼刃に沿って、特に切先において顕著な柾目肌が流れます。この「刃寄りに柾目、鎬寄りに木目」という二重の鍛えこそが、同派の最大の特徴です。地中には鮮やかな地景が随所に現れます。刃文は明るい小互の目に足、砂流し、金筋、そして搯焼きが交じり、変化に富んでいます。樋は広めの棒樋を掻き通しています。細部に宿る力強い見どころは、古刀期の大和伝そのものであり、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)の特別保存刀剣鑑定書が付されているのも頷ける名品です。 附随する拵は明治時代の制作で、刀身の地肌と呼応するような、黒と金の豪華な木目塗の鞘が目を引きます。この渦巻くような文様は輪廻転生を想起させ、寺院に仕えた刀工の手による刀身に相応しい意匠と言えるでしょう。中井友則の銘がある鐔は、見事な透かし彫りによる蓮華の図です。

A SHIKKAKE KATANA (尻懸)
Tokuho

A SHIKKAKE KATANA (尻懸)

$12,000

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刀工

Mumei (Unsigned)

時代

Kotô, Late Kamakura ~ Early nanbokuchô (1288–1342)

仕様

長さ

64.4 cm

反り

1.1 cm

元幅

2.69 cm

先幅

1.85 cm

刀剣商

Unique Japan

uniquejapan.com

$12,000

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