説明

商品詳細 保存刀剣 無銘(新々刀海部) ご成約御礼 登録証 静岡 令和6年1月19日 時代 江戸後期 法量 刃長:76cm(二尺五寸 八厘) 反り:0.8cm(二分六厘) 目釘孔:2 元幅:34.6mm 先幅:25.5mm 元重:8.9mm 先重:5.4mm 裸身重量:1028g 海部派は阿波国海部郡の刀工群。海部鍛冶の発生は鎌倉後期とも南北朝とも言われるが、現存作としては室町時代の応永頃(1394年~)の作が最古。 阿波出身の戦国大名 "日本の副王" 三好長慶と共に隆盛を誇るが、長慶死後に三好家は衰退。天正三年(1575年)土佐の長宗我部元親の海部侵攻により海部鍛冶も離散するが、85年後の万治三年(1660年)阿波徳島藩主・蜂須賀光隆に海部氏吉が召し抱えられ、その後は幕末まで阿波の地で作刀を続けた。 本刀は無銘新々刀海部極の刀。刃文は直刃。肌は板目に柾交じり、所々杢目出る。砂流し入り、帽子は掃き掛けながら返る。元重8.9mm 裸身重量1028gを誇り、反りの浅さも相まってズシンと感じる重量感。長寸ながらも鍛え割れわずかで出来が良く、武用としても観賞用としてもお楽しみいただけます。 白鞘が付属します。虎斑も薄く出ております。小さい節がいくつかありますが、これだけ大きい白鞘としてはまずまずではないでしょうか。鞘書ありますが上部が消されていますね。おそらく協会の鑑定(極)と違ったので前所有者が消したものかと思います。銅鎺に倒れやガタつきはあまり感じませんが、刃側に切れ込みがあります。 状態良好ですが古研ぎですので若干のヒケ、切先棟側に点錆等ございます。写真にて詳細ご確認頂ければと思います。

保存刀剣 無銘(新々刀海部)
売切れ
Hozon売切れ

保存刀剣 無銘(新々刀海部)

売却済

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仕様

長さ

76 cm

反り

0.8 cm

元幅

3.46 cm

先幅

2.55 cm

流派について

Kaifu School海部派

海部派は阿波国、すなわち現在の徳島を中心とする四国の地に興った刀工の一群である。説示は『古今銘尽』『古刀銘尽』を引いて、この派に二つの系統があったことを伝える。その一は康暦頃の海部太郎氏吉を祖とする系であり、いま一つは応安頃の波平の弟子と伝え、「藤」と一字を銘する者を祖とする系である。もっとも祖と仰がれる氏吉の作は現存せず、現存する作品にも南北朝時代まで時代の遡るものはなく、世に海部物と呼ばれる作の多くは室町時代のものとされる。活躍が目立つのは室町時代の後半からであり、説示に名を挙げる工としては、氏吉、藤原氏吉、阿州開府氏吉と銘する一群のほか、明応頃と天文頃の二工が知られる氏重、大永年紀を残す泰吉、同じく大永頃の海部鍛冶である泰長がある。氏重については、後に播州姫路に移り大和大掾を受領した初代、通称三木新五郎の名が伝えられ、その末裔に手柄山正繁が出たことも記される。 作風について説示はおおむね二様を記す。一つは、光の弱い地景が目立ち、大のたれ・小のたれを焼いて、匂口が望洋としてしまらず、地景と同調する金筋がかかるものである。いま一つは、板目に柾気が交じって鍛えがやや軟らかく、少しく白け、働きのあまり見られない直刃を焼く、波平風と評されるものである。短刀には、平造、三ッ棟で身幅広く寸延び、重ね薄めに僅かに内反りのついた大柄な姿が見られ、板目に杢を交え、刃寄りが流れて柾がかり、地沸が微塵につき、白け映りが立つなかに細直刃を焼いて枯淡の趣を醸す作がある。彫物には棟寄りの梵字に素剣・護摩箸を掻き流したものや棒樋があり、刀身によく調和する。脇指には海部の山刀と呼ばれる切刃造のものが知られ、地刃の出来に見劣りするものが多いと説示は述べる。海部を見分ける手がかりは、光の弱い地景、白け映りと柾がかった鍛え、しまりに乏しい匂口、そして直刃に波平風の趣を帯びる点にある。 鑑定にあたっては、これら地景・白け・匂口の性格に加え、銘字を太鏨で大振りに刻む茎の様子が拠りどころとなる。海部物は実用に即した性格が強く、その切れ味の鋭さを語る作が伝わる。氏吉作の名物岩切海部は享保名物帳に所載され、名はその切れ味の鋭利さに由来すると伝え、もとは阿波の豪族三好家にあって長慶がこの刀で武功をたて、後に福岡の黒田家に伝わったという。また泰吉や泰長の作には、海部の作が江に化したと語られるごとく、地刃や帽子に物語を生む要素を含むものがある。氏吉作の短刀には『光山押形』に所載され伊東巳代治の旧蔵にかかる一口もある。有銘の作は総じて少なく、それゆえ氏重・氏吉・泰吉・泰長らの遺例は、各工のみならず海部派全般を研究するうえで貴重な資料であり、阿波の地に根ざした実用刀の一系として位置づけられる。

刀剣商

Katana Yamadaiya

katana-yamadaiya.jp

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