
Rare Signed set of Higo Fuchigashira by Misumi Koji (Masaharu) - Legacy Arts
$3,900
世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ
稀少 肥後縁頭 銘 三角光治(正治) 本作は、肥後金具のなかでも謎多き名工、三角光治(正治)による稀少な縁頭の一組です。 三角家については、その出自や系譜に関する詳細な記録は決して多くありません。判明しているのは、三角家が肥後藩主・細川家に直接仕えたのではなく、細川家の筆頭家老であった松井家の家臣であったということです。 当時、肥後国を治めた細川家は、幕府の「一国一城令」下にあっても、国防上の理由から例外的に二城の保持を許されていました。これは、薩摩の島津氏や、九州を窓口とする外来勢力、キリスト教勢力といった脅威に備えるため、幕府が細川家の軍事力を重用した結果と言えます。また、肥後は国内屈指の米どころであり、その強大な経済力を持つ細川家を敵に回さず、懐柔しておくという幕府の意図もありました。 この二城体制において、細川家はもう一つの拠点である八代城(旧・麦島城)を松井家に託しました。1619年の地震で麦島城が崩壊した後、白亜の石灰岩の壁から「白鷺城」とも称された八代城が再建され、松井家が代々これを治めることとなります。記録によれば、三角家はこの松井家に仕える家臣として名を連ねており、現存する三角作品の多くは松井家の抱え職人、いわば「お抱え工」として制作されたものと推察されます。 三角家の作品は極めて稀少ですが、縁頭、目貫、鐔などの遺例が確認されています。記録には光順や伝蔵といった名も見受けられますが、現存する作例の多くは、この光治(正治)の手によるものです。資料が極めて少ないなかで……

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稀少 肥後縁頭 銘 三角光治(正治) 本作は、肥後金具のなかでも謎多き名工、三角光治(正治)による稀少な縁頭の一組です。 三角家については、その出自や系譜に関する詳細な記録は決して多くありません。判明しているのは、三角家が肥後藩主・細川家に直接仕えたのではなく、細川家の筆頭家老であった松井家の家臣であったということです。 当時、肥後国を治めた細川家は、幕府の「一国一城令」下にあっても、国防上の理由から例外的に二城の保持を許されていました。これは、薩摩の島津氏や、九州を窓口とする外来勢力、キリスト教勢力といった脅威に備えるため、幕府が細川家の軍事力を重用した結果と言えます。また、肥後は国内屈指の米どころであり、その強大な経済力を持つ細川家を敵に回さず、懐柔しておくという幕府の意図もありました。 この二城体制において、細川家はもう一つの拠点である八代城(旧・麦島城)を松井家に託しました。1619年の地震で麦島城が崩壊した後、白亜の石灰岩の壁から「白鷺城」とも称された八代城が再建され、松井家が代々これを治めることとなります。記録によれば、三角家はこの松井家に仕える家臣として名を連ねており、現存する三角作品の多くは松井家の抱え職人、いわば「お抱え工」として制作されたものと推察されます。 三角家の作品は極めて稀少ですが、縁頭、目貫、鐔などの遺例が確認されています。記録には光順や伝蔵といった名も見受けられますが、現存する作例の多くは、この光治(正治)の手によるものです。資料が極めて少ないなかで……

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