説明

Ginza Choshuya 東京都中央区銀座3-10-4 月–土 9:30–17:30 Tsunagi ushi (A tied cow) motif sukashi tsuba 鉄鐔を専らとした金工の流れを遡ると、その一つに室町時代の正阿弥派(古正阿弥)がある。鍛え強い鉄地に京の雅を秘めた様々な透かしを施す作風で広く好まれ、後に各地に移住して栄えている。尾張の雰囲気を湛えるこの双牛透かしの鐔は、一部に朽ち込みはあるも鉄色黒く、鍛えた鎚の痕跡も明瞭に、地鉄に力強い景色を生み出している。時代の上がる正阿弥の構成美と、実用鐔の魅力が溢れている。

繋牛透図鐔 無銘 古正阿弥
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繋牛透図鐔 無銘 古正阿弥

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流派

Ko-Shoami

時代

Koto

流派について

Ko-Shoami School古正阿弥派

10 重要刀剣

古正阿弥派は、室町時代中期から末期にかけて京都において活躍した鐔工の一派である。刀装金具師から鐔工へと転じたとする説が通説とされ、専門の鐔工が登場する時期に正阿弥派の主流として台頭した。個人銘を有する著名作者は確認されておらず、一派全体の作風により古正阿弥の名で呼び慣らわされている。桃山時代まで継続的に制作が行われ、京の鐔工として確固たる地位を築いた。 古正阿弥派の作風は、質の良い鍛えによる鉄地に透彫を施し、金・銀・赤銅などによる布目象嵌を配するものが通例である。丸形を基本とし、網目文、梶葉文、千鳥文などの植物や鳥獣を題材とした透彫に、耳際へ唐草文などの布目象嵌を施す手法が特徴的である。鉄地は石目地や紫錯の深みある地肌を呈し、日足鑢をかけたものも見られる。透彫は大胆かつ斬新で力強く、象嵌は雅趣に富み、簡素でありながらすっきりとした構成に正阿弥派の特質が表れている。 正阿弥派は後世まで継承され、江戸時代には新正阿弥や正阿弥伝兵衛など多くの流派が生まれた。古正阿弥の作は肥後細川家をはじめとする諸大名家に伝来したものが多く、武家において高く評価されていたことが窺える。鐔としては他工に見られない独特の味わいを持ち、透彫技法と布目象嵌の調和による美しさは、室町末期から桃山時代における京鐔工芸の到達点を示すものとして、今日なお高く評価されている。

刀剣商

銀座長州屋

ginza.choshuya.co.jp

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