説明

貞綱は、正宗十哲に名を連ねる直綱の子で、父と共に相伝備前鍛冶の代表格です。 南北朝中期から室町期に掛けて、同銘が数代に渡ります。 『出羽(いずわ)貞綱』、『石州出羽住貞綱』『石州住出羽貞綱』などと銘じているように、石見国出羽の地で鍛刀しました。出羽は、現在の島根県邑智郡邑南町出羽(おおちぐんおおなんちょういずわ)付近に当たります。この一帯では、鎌倉期よりたたら製鉄が盛んで、ここで採れる出羽鋼は、日本刀の原料である和鋼、玉鋼として、兵庫県の千種鋼と並ぶ最高級銘柄です。 作風は、互の目、小互の目を主体とした乱れ刃で、地刃の沸が強く、覇気ある作風を得意としており、乱れが連れ心となる点も見所です。 本作は、大磨り上げ無銘ながら、『石州貞綱』と極められた佳品、寸法二尺四寸二分弱、反り深め、大切っ先で身幅しっかりとした 南北朝盛期の堂々たるスタイルです。 板目に杢目を交えた地鉄は、所々大模様に肌立ち、地色やや黒み勝ちで地景繁く入り、互の目乱れ主体で、大互の目、小互の目交じりの刃は、所々焼き頭が良く揃い、刃縁細かな飛び焼き掛かり、刃中互の目足入り、金筋、砂流し掛かるなど、地に少し鍛え肌もありますが、総体的に健全で、刀にしっかりとした重みがあります。 勇壮な姿、連れ心のある烈しい互の目乱れ、地色等々、如何にも石州直綱一派らしい覇気溢れる逸品です。 商品番号:Q-265 刀 石州貞綱(無銘) 特別保存刀剣鑑定書付き 価格: ¥1,800,000 (税込) 販売期間: 数量: 振 在庫: ○ 在庫 ○ 返品についての詳細はこちら お買いものガイド 月刊コレクション情報 2026年7月号 (6/19発送) 会員の方のみご覧いただけます 月刊コレクション情報最新号の裏表紙に記載されているユーザー名とパスワードを入力して下さい。 見本誌請求(無料)はこちらから 最新情報をいち早くお届けいたします! 無題ドキュメント 刀剣・槍 販売品一覧 太刀 刀 脇差 短刀 薙刀・槍 刀装具 販売品一覧 鐔 小柄 目貫 縁頭 拵え 火縄銃 特別重要・重要刀剣一覧 特別保存刀剣一覧 保存刀剣一覧 売却済み商品 <ごあいさつ> コレクション情報のホームページをご覧いただきありがとうございます!営業本部長の小牧です。お目当ての刀のお探しや、加工・製作のご相談など、なんでもお気軽にご連絡下さい! (株)コレクション情報 〒500-8258岐阜県岐阜市西川手7丁目89TEL.058-274-1960FAX.058-273-7369 カレンダー ■今日 ■定休日 ■展示会 営業時間 9:00~18:00 FAX/メールは24時間受け付けております。 会社へお越しの際はご一報ください。 リンク 伊豆 伊東 浮山温泉 高級旅館

刀 石州貞綱(無銘) Katana:Sekishu Sadatsuna(Mumei)
Tokuho

刀 石州貞綱(無銘) Katana:Sekishu Sadatsuna(Mumei)

¥1,800,000

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仕様

長さ

73.2 cm

反り

2 cm

元幅

3.07 cm

先幅

2.34 cm

作者について

Naotsuna Sadatsuna貞綱

8 重要刀剣

第五十回重要刀剣の在銘短刀は、第二目釘孔にかけて「石州出羽貞綱」の大振りな六字銘を切っており、この稀な完存の長銘がこの工を確かに繋ぎ止めている。貞綱は南北朝後期、石見国出羽に住し、説明書はこれを初代直綱の子と伝える。直綱は正宗の門人に数えられる石見の刀工で、相州伝を山陰の地に伝えた工である。銘鑑はこの名を三、四代に挙げ、初代を正平頃とし、以下を明徳・応永・康正に置く。在銘の現存作はほぼ室町に入って以降のもので、南北朝期の作は殆んど見ないため、初期作は銘ではなく地刃の様相より鑑せられる。指定作の多くが無銘の太刀・刀として貞綱に極められる所以である。 指定作に繰り返される見立ては、直綱に似ながら互の目をやや小さく焼くという点にある。刃文は全作に互の目乱れを基調とし、連れて乱れ、尖りごころ・角がかった刃を交え、時に頭の丸い互の目や僅かな丁子ごころを見せる。足入り、匂深く、沸が強くつき、処々荒めの沸を交える。この刃中を金筋・砂流しが盛んに働き、処々湯走りを交えて、刃の働きはむしろ賑やかである。最も明瞭な見どころは帽子にあり、多くの作で掃きかけ、焼詰め風となり、あるいは尖りごころをおびて小丸に返り、返りを長く焼く。相州伝の継承が最もよく現れるのはこの鋒であり、沸が掃きかけて横手を越えてゆく。 地鉄は杢と流れ肌を交えた肌立つ板目で、肌が締まるよりむしろ開き、説明書はその緩く粗い肌をザングリと評する。これに地沸がよくつき、しばしば微塵となり、地景が入り、かねはかな色に黒味をおびる。模した相州本場の緊んで明るい地鉄に対し、一門を分かつ石見の地方の地である。短刀では下半に地斑調の肌合がまじり、地沸が微塵に厚くつく。脇物に多い白けごころは初期の一太刀に見えるが常ではなく、より典型的なのは、刃中の金筋・砂流しを際立たせる黒く働きのある地である。 説明書はその作を二様に分ける。貞綱には互の目調のものと小のたれ調のものがあり、いずれも沸がよくつき、砂流しが盛んにかかると明記する。互の目調が主であり、角がかり尖る要素を交えた連れる乱れに、強く時に荒い沸をつける。小のたれ調は互の目に浅いのたれ・小のたれを交え、匂口は沈みごころとなり、金筋・砂流しを長く引き、とりわけ幅広・寸延びで重ね厚く反りの極く浅い平造短刀にこの貌が担われる。姿は時代を映し、磨上の刀は黒みがかる地に肌立つ板目を見せ、二字銘の細身・深い反り・小鋒の一太刀は古典的な鎌倉の姿を保つが、沸の強い刃文が直綱一門を語る。 この工を位置づけるのは系そのものである。説明書はその手を相州伝をあらわす石州直綱一門の作風とし、直綱門下の貞綱とする極めは正にこの点において首肯できると説く。最初の指定太刀については、強い沸・頻りの砂流し・交じる湯走りをもって「相州伝が認められ、直綱に通じるものがある」と記す。作ごとにほぼ同文で繰り返される工レベルの評は「直綱に似て、互の目調のものと小のたれ調のものを見る」というものである。貞綱は開祖から一歩退いた一門の手であり、相州の語法に忠実ながらこれを小さく、暗く、地方的に営み、その後流とされる長浜の祥末・祥貞・林祥らの上に立つ。 貞綱は藤代の格付で上作とされ、八口が重要刀剣に列するが、国宝・重要文化財はなく、その記録は名工というより堅実な地方の上手のものである。在銘の短刀の一口を説明書は「貞綱の見どころがよくあらわれている」とし、同作中の佳品で迫力のある一口と評する。一刀は延宝七年(一六七九)本阿弥光常の折紙を伴って伝来し、貞綱と極めており、黒みがかる板目と小沸のよくついた連れる互の目によって現代の説明書もこれを首肯する。来歴は他に乏しく、大名家も美術館も記録されないため、率直には私蔵に静かに伝えられた一群と言うべきである。蒐集の上では相州伝の影響を受けた地方の上手の中ではむしろ求めやすい部類に属し、指定作の多くは重要刀剣の格にとどまって秘蔵されるわけではない。名を確かに定める在銘の一口こそ、より稀で望ましく、時折、辛抱強く待つことで世に現れる。

刀剣商

コレクション情報

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