二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
堀井俊秀 短刀 原邦造氏注文品 NBTHK 特別保存刀剣 流派:堀井 時代:現代(昭和十三年・1938年) 鑑定:NBTHK 特別保存刀剣(2021年) 銘文(表):堀井俊秀作 昭和十三年二月吉日 銘文(裏):与原邦造氏 刀工大鑑評価額:280万円 形状:短刀 長さ:20.0 cm 姿:平造り 反り:鳥居反り 棟:三ヶ棟 重ね:6 mm 元幅:2.1 cm 茎の状態:生茎 茎形状:標準、栗尻 目釘穴:1個 鑢目:化粧鑢 刃文:小沸出来の直刃。匂口明るく締まり、刃全体に渡って均一に焼かれている。 帽子:小丸、返り浅い。帽子においても匂口は終始明瞭である。 鍛え:小板目肌よく詰み、微細な地沸が厚くつく。 解説: 本作は堀井俊秀による傑出した短刀です。古刀の粟田口国吉を狙った写しであり、見事な出来映えを示しています。あらゆる面で最上級の作例と言えるでしょう。刀工大鑑において2.800.000円の評価を受け、藤代義雄著『日本刀工辞典 新刀篇』にも掲載されています。 俊秀は明治19年(1886年)滋賀県下坂に生まれました。明治38年(1905年)に堀井胤明(大慶直胤の門)に入門。初期の銘は「秀明」と称しました。秀明の銘は、大正2年(1913年)に日本刀剣保存会(NTHK)より授けられたものです。昭和8年(1933年)、今上天皇(上皇陛下)のご生誕を祝し、その御名の一字を拝領して「俊秀」と改名しました。昭和18年(1943年)没。 本作は俊秀52歳、円熟期の注文作です。裏銘には、実業家として名高い原邦造氏のために打たれた旨が刻まれています。原邦造氏は、第百銀行頭取や愛国生命保険社長を歴任し、帝都高速度交通営団総裁、東武鉄道、日本航空輸送、大日本航空、日本航空などの役員を務めた近代日本経済界の重鎮です。また、芸術の庇護者としても知られ、東京の私邸は現在「原美術館」として公開されています(1958年、74歳で逝去)。 附属の外装(拵)には南部家家紋(向鶴)が施されており、保存状態も極めて良好です。現代刀の最高峰、堀井俊秀による白眉の短刀を所有する貴重な機会です。 販売中












Tokyo · 1926-1989頃
現在2点販売中
昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト3 day inspection period on all sales. Items can be returned for any reason for a full refund, less return shipping cost. Returned items must be in the same condition as when purchased.
$6,750
堀井俊秀 短刀 原邦造氏注文品 NBTHK 特別保存刀剣 流派:堀井 時代:現代(昭和十三年・1938年) 鑑定:NBTHK 特別保存刀剣(2021年) 銘文(表):堀井俊秀作 昭和十三年二月吉日 銘文(裏):与原邦造氏 刀工大鑑評価額:280万円 形状:短刀 長さ:20.0 cm 姿:平造り 反り:鳥居反り 棟:三ヶ棟 重ね:6 mm 元幅:2.1 cm 茎の状態:生茎 茎形状:標準、栗尻 目釘穴:1個 鑢目:化粧鑢 刃文:小沸出来の直刃。匂口明るく締まり、刃全体に渡って均一に焼かれている。 帽子:小丸、返り浅い。帽子においても匂口は終始明瞭である。 鍛え:小板目肌よく詰み、微細な地沸が厚くつく。 解説: 本作は堀井俊秀による傑出した短刀です。古刀の粟田口国吉を狙った写しであり、見事な出来映えを示しています。あらゆる面で最上級の作例と言えるでしょう。刀工大鑑において2.800.000円の評価を受け、藤代義雄著『日本刀工辞典 新刀篇』にも掲載されています。 俊秀は明治19年(1886年)滋賀県下坂に生まれました。明治38年(1905年)に堀井胤明(大慶直胤の門)に入門。初期の銘は「秀明」と称しました。秀明の銘は、大正2年(1913年)に日本刀剣保存会(NTHK)より授けられたものです。昭和8年(1933年)、今上天皇(上皇陛下)のご生誕を祝し、その御名の一字を拝領して「俊秀」と改名しました。昭和18年(1943年)没。 本作は俊秀52歳、円熟期の注文作です。裏銘には、実業家として名高い原邦造氏のために打たれた旨が刻まれています。原邦造氏は、第百銀行頭取や愛国生命保険社長を歴任し、帝都高速度交通営団総裁、東武鉄道、日本航空輸送、大日本航空、日本航空などの役員を務めた近代日本経済界の重鎮です。また、芸術の庇護者としても知られ、東京の私邸は現在「原美術館」として公開されています(1958年、74歳で逝去)。 附属の外装(拵)には南部家家紋(向鶴)が施されており、保存状態も極めて良好です。現代刀の最高峰、堀井俊秀による白眉の短刀を所有する貴重な機会です。 販売中












Tokyo · 1926-1989頃
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昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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