説明

番号:AS26054(委託販売品) 脇差:白鞘入り(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 銘:無銘(伝 直江志津) (刀剣の格付けは、最上作、上々作、上作、普通作の4段階に分かれております。本作は無銘(伝 直江志津)として、上々作にランクされる作品です。) ハバキ:金着一重ハバキ 長さ:53.3 cm (1尺7寸6分) 反り:0.9 cm (3分) 目釘穴:1個 元幅:2.8 cm 先幅:2.4 cm 重ね:0.5 cm 刀身重量:530g 時代:南北朝時代 体配:大磨上げ無銘で、棒樋を彫る。 地鉄:小板目肌に小杢目肌が交じり、地沸がつき、細かな地景がよく入る。 刃文:小沸出来の互の目に尖り刃が交じり、砂流しがかかる。 特徴:志津とはもともと美濃国の地名ですが、正宗十哲の一人に数えられる兼氏がこの地に移り住んで作刀したことから、地名を取って志津三郎兼氏と呼ばれるようになりました。 その兼氏の門人で、兼友、兼次、兼信など美濃の直江の地で作刀した一派を「直江志津」と呼びます。 本作は沸のついた刃文に砂流しが働き、匂口が明るく、地鉄には地景がよく入るなど、直江志津の特色が顕著に表れた明るい印象の一振りです。 鞘書き:相模国貞宗 明治二十二年本阿弥長識 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 葵美術評価鑑定書:全身押し形 オークション開始価格:600,000円 入札する 関連商品: 脇差:筑前大掾藤原直胤(花押)「推照」 弘化四年二月日(特別保存刀剣) 脇差:大隅俊平(平成元年)(人間国宝)(特別保存刀剣) 脇差:出羽大掾藤原国路(特別保存刀剣) 脇差:相模国広国これを鍛え 長谷川正一これを焼き始め 平成六年六月一日 脇差:大慶直胤(特別保存刀剣) 脇差:白河家臣正重

Wakizashi: Mumei(Unsigned) (Den Naoe Shizu 伝 直江志津) (NBTHK Tokubetsu Hozon Token)
売切れ
Tokuho売切れ

Wakizashi: Mumei(Unsigned) (Den Naoe Shizu 伝 直江志津) (NBTHK Tokubetsu Hozon Token)

脇差

売却済

世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ

仕様

長さ

53.3 cm

反り

0.9 cm

元幅

2.8 cm

先幅

2.4 cm

流派について

Naoe Shizu School直江志津派

1 重要美術品149 重要刀剣

美濃国直江の地に興った一門で、その名は移住に由来する。元来、志津は美濃の地名であり、ここに大和より正宗の門人たる兼氏が来住して鍛えたことから、地名をとって志津三郎兼氏と呼ばれた。正宗十哲の一に数えられる兼氏は、相州伝を基調としつつ大和手掻の血を負い、尖りごころの互の目に走る乱調をもって美濃伝のいま一つの根をなした工である。その門人たち、兼友・兼信・兼次らは、はじめ志津に作り、後に同国直江に移って鍛えたため、この一門を直江志津と総称する。年代は南北朝の延文・貞治より応安頃に及び、本流は兼氏に発する志津の血を一代を隔てて承けた工の群である。同時代に越中呉服郷の江則重の流れを北陸道より美濃に運んだ為継のごとき手も加わって、相州伝が内陸へ運ばれ美濃の地鉄に根を下ろした姿を、この一門は最もよく伝える。 直江志津を貫くのは、工の差を越えて繰り返される共通の語法である。地鉄は板目に杢を交え、処々流れて柾がかり、肌立ちごころとなって地沸厚くつき、地景がよく入って鉄を縫い、北国の趣濃く黒みをおびる。その地に立つ刃文は、相州伝の影響を負った浅いのたれ・小のたれに、美濃の尖り刃を交えた互の目を連ね、沸は強く深く、砂流しが頻りにかかって長く金筋を伴う。匂口は深く、優品では明るく冴え、激しめの作では迫力を、穏やかな作では穏雅な作位を示す。帽子は乱れ込んで掃きかけ、小丸に返るか焼詰め風となる。同じ型のうちに各工の手が読み分けられ、為継は則重風の湿ったのたれに美濃の鋭い尖りを与えて黒く沸豊かな地に焼き、兼友は頭の丸い互の目を連れて小沸出来に穏やかに焼き、兼次は逆がかった小のたれ調の互の目を匂深く焼く。大和・相州・美濃を融合したこの地刃が一門の背骨であり、師たる兼氏その人と比べれば、より穏やかで実直に、また地肌の冴えにおいて控えめに収まる点が、門流の手を分かつ。 鑑定にあっては、まず黒ずむ板目に地沸厚く沸出来で匂口の沈む地刃をもって直江志津と読み、本流に直刃がないことを否定の見どころとする。次に、より大きく揺れるのたれ乱れと頭の丸い互の目の連れる態をもって、これを志津・金重の手から、また下る末関の同名工から分かつ。主要工の格は説明書の評にそのまま現れ、為継は江則重に直結する黒い沸の手として藤代の上工に列し、兼友は鍛えの質によって上々作に位置づけられて、いずれも国宝・重要文化財を持たぬ南北朝の名である。現存の大半は作風から極められた大磨上無銘の刀であり、在銘・年紀作は極めて稀で、説明書はこれを頗る貴重とし、無銘極めにこそよい出来が多いと率直に評する。為継には応安年紀の作、兼友・兼次には在銘の短刀が伝承の拠り所として立つ。所伝は乏しいながら確かで、熱田神宮に伝わる作や、戦前の蒐集を経て今に伝わる短刀が記録される。極められた無銘の一刀が市に現れるのは折にふれ、忍耐をもってのことであって、在銘・年紀の作はそれとは別格の、名を定める証として遇される。

刀剣商

葵美術

aoijapan.com

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