二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
摂州住成典作 昭和六十一年七月日 -Sesshu ju Shigenori- 刃長71.55センチ 反り1.6センチ 元幅33.35ミリ 元重ね6.2ミリ 物打幅26.9ミリ 横手位置幅24.0ミリ 物打重ね5.0ミリ 松葉先重ね4.1ミリ 裸身重量760グラム 拵に納めて鞘を払った重量1,054グラム 昭和61年(1986) The latter period of Showa era 昭和61年8月21日 兵庫県登録 附属 黒蝋塗鞘打刀拵、銀はばき 成典(本名:宇高時雄)は、刀匠であると同時に、全日本剣道連盟居合道範士八段、および無双直伝英信流範士九段という、武道家として最高峰の段位を極めた異色の存在で知られます。 成典刀匠が刀を鍛えるに至った経緯は、単なる工芸への関心に留まりません。自らが高段位の居合道家として日々刀を振るう中で、武道家が真に求める「手持ちの良さ」「堅牢さ」「凄まじい斬れ味」を自らの手で具現化したいという飽くなき探求心から、金重利高門下にて作刀の術を学びました。 使い手としての究極の視点を持って鍛えられたその刀は、全国の居合道家や武術家から絶大な信頼を寄せられ、まさに「武用刀の最高峰」としての地位を確立しています。 本刀は、元先の幅差が頃好く開き、先幅広めで中切先がやや延びごころとなった、精悍で力強い体配を呈しています。地鉄は、小板目に杢目が交じり、柾が流れる緻密な鍛えを見せ、成典刀匠の真骨頂とも言える質実剛健な美しさが宿っており、刃文は直刃を基調としていますが、特筆すべきは刃縁の表情でありましょう。地鉄と複雑に絡み合った働きが、光の加減や角度によって「千変万化」の景色を映し出し、鑑賞の場においても観る者を飽きさせません。鋩子は直ぐに先丸く返り、最後まで一切の妥協のない仕上がりを見せています。 附属する拵は、黒一色で統一された一切の無駄を排し、縁頭は金属ではなく、漆等で塗り固めで造形された珍しい無骨な仕様です。装飾を削ぎ落とした実戦的な佇まいの中に、「鍵」を図案化した目貫が配されており、この鍵図がなんとも言えぬ古雅な味わいと、武人の秘めたる「粋」を感じさせます。鐔鳴りが僅かにみられますが、柄にがたつきは無く、しっかりとしています。鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、扱いやすさを感じさせます。 武道家が武道家のために鍛え上げた、理合の結晶とも言える一振。実戦的な居合稽古や試斬に供するのは勿論のこと、武道家・成典が辿り着いた境地を身近に感じる守り刀としても、自信を持ってお勧めできる逸品です。















摂津 · 1989-2019頃
現在2点販売中
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。
お求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。
摂州住成典作 昭和六十一年七月日 -Sesshu ju Shigenori- 刃長71.55センチ 反り1.6センチ 元幅33.35ミリ 元重ね6.2ミリ 物打幅26.9ミリ 横手位置幅24.0ミリ 物打重ね5.0ミリ 松葉先重ね4.1ミリ 裸身重量760グラム 拵に納めて鞘を払った重量1,054グラム 昭和61年(1986) The latter period of Showa era 昭和61年8月21日 兵庫県登録 附属 黒蝋塗鞘打刀拵、銀はばき 成典(本名:宇高時雄)は、刀匠であると同時に、全日本剣道連盟居合道範士八段、および無双直伝英信流範士九段という、武道家として最高峰の段位を極めた異色の存在で知られます。 成典刀匠が刀を鍛えるに至った経緯は、単なる工芸への関心に留まりません。自らが高段位の居合道家として日々刀を振るう中で、武道家が真に求める「手持ちの良さ」「堅牢さ」「凄まじい斬れ味」を自らの手で具現化したいという飽くなき探求心から、金重利高門下にて作刀の術を学びました。 使い手としての究極の視点を持って鍛えられたその刀は、全国の居合道家や武術家から絶大な信頼を寄せられ、まさに「武用刀の最高峰」としての地位を確立しています。 本刀は、元先の幅差が頃好く開き、先幅広めで中切先がやや延びごころとなった、精悍で力強い体配を呈しています。地鉄は、小板目に杢目が交じり、柾が流れる緻密な鍛えを見せ、成典刀匠の真骨頂とも言える質実剛健な美しさが宿っており、刃文は直刃を基調としていますが、特筆すべきは刃縁の表情でありましょう。地鉄と複雑に絡み合った働きが、光の加減や角度によって「千変万化」の景色を映し出し、鑑賞の場においても観る者を飽きさせません。鋩子は直ぐに先丸く返り、最後まで一切の妥協のない仕上がりを見せています。 附属する拵は、黒一色で統一された一切の無駄を排し、縁頭は金属ではなく、漆等で塗り固めで造形された珍しい無骨な仕様です。装飾を削ぎ落とした実戦的な佇まいの中に、「鍵」を図案化した目貫が配されており、この鍵図がなんとも言えぬ古雅な味わいと、武人の秘めたる「粋」を感じさせます。鐔鳴りが僅かにみられますが、柄にがたつきは無く、しっかりとしています。鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、扱いやすさを感じさせます。 武道家が武道家のために鍛え上げた、理合の結晶とも言える一振。実戦的な居合稽古や試斬に供するのは勿論のこと、武道家・成典が辿り着いた境地を身近に感じる守り刀としても、自信を持ってお勧めできる逸品です。















摂津 · 1989-2019頃
現在2点販売中
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。
お求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。