説明

時代 : 江戸中期 国 : 武蔵国 証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具 鑑定書 材質 : 鉄磨地 据紋象嵌 金摺り剥がし 縁サイズ : 37.8x21.2x14.0mm 頭サイズ : 35.1x20.5x9.6mm Period : Mid.Edo 18c Country : Musashi Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper Fuchi size : 1.49x0.83x0.55 inches Kashira size : 1.38x0.81x0.38 inches 浜野政随は江戸中期の金工師で、元禄九年(1696)に江戸神田で生まれ、奈良利寿の門人となりました。一門の逸材として知られ、多くの門弟を育成し、後に浜野派の祖となり、横谷派、奈良派と並ぶ主要門流を形成し、一躍有名となりました。乙柳軒、味墨、半圭子等多くの号があります。作品は縁頭が多く、また鉄地の作品を多く残しています。明和六年(1769)七十四歳で他界しています。 本作は鉄磨地の縁頭で、ぷっくりとした千鳥が頭に二羽、縁に三羽据紋象嵌されています。千鳥は銀、真鍮、素銅でつくれており、その上から金の摺り剥がし工法が施されており、金の斑模様にそれぞれ変化が見られ、面白い景色となり、目は鋭く、口を大きく開けて鳴き叫ぶ千鳥の様子が表された素晴らしい作品です。

縁頭 政随 群千鳥図 / Fuchigashira Shozui
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Tokuho売切れ

縁頭 政随 群千鳥図 / Fuchigashira Shozui

縁頭

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時代

Edo

作者について

Hamano Shozui政随

1 重要美術品16 重要刀剣

浜野政隨は、元禄九年(1696)に生まれ、奈良利寿門の逸材で、通称を太郎兵衛という。多くの子弟を育成し、浜野派という町彫の主要な門流を形成して一家をなした。嫡流は二代目兼隨、三代目鋪隨、四代目政信、五代目政芳と続き、また矩随をはじめとする有力な門人を多数養成した。乙柳軒・味墨・閑径・驪風堂・遊壺亭・穐峰斎・半圭子・一瞬庵など多くの別号を持ち、明和六年(1769)に七十四歳で没した。当時の江戸金工界にあっては横谷派と拮抗する門流として栄えた。 政隨の作風は、師である利寿の作風を継承しながらも乗意、安親の作風を取り入れて多岐にわたる。人物などを大図に描写した高肉彫を得意とし、大胆と細心を併用し、肉置きも主題の高肉彫に乗意風の肉合彫を加えるなど独得の彫法をあみだしている。作域は広く、鉄地、赤銅、四分一、素銅、朧銀など多様な素材を用い、高彫、鋤出彫、肉合彫、片切彫、石目地など、卓越した技術であらゆる彫技をこなす。晩年のものは豪快な高彫りを駆使した政隨独自というべき雄渾な作品を多く残している。鐔においては、竪丸形、撫角形、変り形など、さまざまな形状を手がけ、金、銀、赤銅、素銅、山銅などを用いた象嵌色絵を施し、その表現は写実的で、細部に至るまで鏨がよく行き届いている。小柄においては、朧銀地、素銅地、赤銅石目地などを用い、高彫色絵を施し、老松に繋がれた猛牛、流水に時鳥、老木に月など、趣のある題材を力強く表現している。目貫においては、素銅地、金地などを用い、容彫、色絵を施し、香木に銘を記してその品位を誇るなど、趣向を凝らした作品も見られる。拵においては、虫尽し金具など、意匠を凝らした総金具の作例があり、研出鮫鞘を用いて華麗に纏められている。 『江戸金工名譜』に「世に雷鳴す」とあるように、『奈良四天王』の一人として利寿・乗意・安親と並んで高名を馳せ、その技術は高く評価されている。装剣奇賞には「手強きを好みて気象を現わし、さっぱりとして勢あり」と評されるように、大胆な構図と繊細な彫技を融合させた作風は、江戸趣味ともいえる情緒豊かな作風として高く評価されている。

刀剣商

勝武堂

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