説明

本作は赤坂忠時(七代)と極められる、鉄地を精緻に彫り抜いた逸品です。 画題は古来より和歌に詠まれてきた「武蔵野の露」を彷彿とさせる、秋の野の静寂と哀愁を纏った芒(すすき)の図。 その構成は抑制が効きつつも表現力に富み、地鉄にリズミカルに配された細身の芒は、力強さと優美さを兼ね備えた確かな鏨運びによって描き出されています。 鍛えの良さが窺える緻密な鉄地は、落ち着いた色艶の錆際を見せ、随所に残る繊細な彫り跡が手仕事の温かみと生命感を伝えています。 また、空間の取り方が極めて巧みであり、余白が芒に息吹を与え、広大な野を吹き抜ける風の気配を鮮やかに想起させます。 技術的な完成度の高さ、規矩の正しさ、そして知的な洗練。 自然の意匠をその本質へと昇華させ、奥行きある情趣を損なうことなく表現した、後代赤坂派の美意識を象徴する名品といえましょう。 寸法:68.2 mm × 72.7 mm 厚さ:切羽台 4.5 mm / 耳 4.8 mm 重量:57.2 g

Tsuba – 赤坂 Akasaka Tadatoki – Musasino Grass and Dew Drops

Tsuba – 赤坂 Akasaka Tadatoki – Musasino Grass and Dew Drops

€750

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作者

Tadatoki

流派

Akasaka

時代

Edo

刀剣商

Nihonto Art

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€750

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