説明

黒石目塗鞘脇指拵 -Black Ishime-lacquered Saya Wakizashi Koshirae- 拵全長 約67.0センチ 柄の長さ 16.7センチ 鞘の長さ 50.0センチ 柄の重さ(鐔・切羽を含む)202グラム 鞘の重さ 233グラム 拵総重量 436グラム 継木を含めた拵総重量462グラム 継木の刃長44.6センチ 反り1.15センチ 継木の元幅27.8ミリ 元重ね6.3ミリ 物打幅20.9ミリ 横手位置幅18.6ミリ 物打重ね5.0ミリ 松葉先重ね4.25ミリ 茎の長さ12.8センチ 江戸後期 The latter period of Edo era 附属 継木 鞘は細かな石目を表した黒石目塗で仕上げられ、鯉口・栗形・返角には艶やかな黒呂塗を施すことで単調さを避けつつ引き締まった印象を生み出しており、落ち着いた色調の中に武家らしい気品を感じさせます。鞘の表裏には米津家の定紋として知られる羽団扇紋が配されており、出羽長瀞藩主米津家伝来との伝承を想起させる興味深い構成となっています。 柄は上質な蛇腹巻で仕立てられており、通常の諸捻巻には見られない立体的な編み込みが独特の存在感を示しています。鮫皮の状態も良好で、実用品でありながら格式を重んじた上級武士の注文拵らしい風格を備えています。 金具は赤銅魚子地による一作金具で統一され、縁頭および目貫には鬼三つ柏紋を高彫で表しています。細やかな魚子地の上に施された金色絵が黒味の強い赤銅地に鮮やかに映え、華美に流れることなく格調高い美しさを演出しています。羽団扇紋を配した鞘との組み合わせは米津家との伝承ともよく符合しており、本作の由緒に一層の興味を抱かせます。 鐔は鉄地丸形の透鐔で、耳には銀象嵌による唐草文を巡らせています。簡潔な構成ながら品格ある作行きを示しており、堅実な武家拵の趣と見事に調和しています。 小柄笄は赤銅魚子地に橘図を高彫で表した揃い金具で、橘の実には金色絵を施すことによって落ち着いた色彩の中に優雅なアクセントを添えています。さらに小刀には草の倶利伽羅龍が刻されており、目に触れにくい部分にまで意匠を凝らした丁寧な仕事ぶりが窺えます。 切羽には当時の金着せ切羽が残され、小柄・笄・小刀も完存していることから保存状態は総じて良好です。家紋入りの一作金具、手間の掛かる蛇腹巻、揃いの小柄笄に加え、米津家伝来との伝承を備える点は本作の大きな見所であり、江戸後期の上質な武家拵の姿を今日に伝える優品として高く評価できます。特別保存刀装具鑑定への提出も十分期待できる内容を備えており、実用性と美術性、さらには由緒の魅力を兼ね備えた見応えのある脇指拵です。

黒石目塗鞘脇指拵 -Black Ishime-lacquered Saya Wakizashi Koshirae- 18-039
Tokuho

黒石目塗鞘脇指拵 -Black Ishime-lacquered Saya Wakizashi Koshirae- 18-039

脇差

¥605,000

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時代

Edo

仕様

長さ

44.6 cm

反り

1.15 cm

元幅

3.06 cm

先幅

2.28 cm

刀剣商

刀心

shop.nihontou.jp

¥605,000

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