説明

特別保存刀剣鑑定書付 筑後国青木近江介源清秀(弘化四年二月日) 【解説】 本作は、銘を「筑後国青木近江介源清秀」、裏に「弘化四年二月日(1847年)」と切られた一振りです。 清秀は本名を青木清兵衛といい、青木清広の門下で学びました。筑後国久留米藩主・有馬家の御抱え鍛冶として仕えた名工であり、当時、藩専属の職となることは刀工にとって極めて名誉なことでした。天保年間(1834-1844年)に最も活躍し、その優れた技量から弘化二年(1845年)には朝廷より「近江介」を受領しています。筑後国には清広、清綱、清恒など、名に「清」の字を冠する刀工が数多く存在しました。 清秀は、備前伝の特色である丁子乱刃(ちょうじみだればもん)を焼くことに長けていました。丁子乱とは、植物の丁子の実に似た形状が連なる華やかな波状の境界線です。一説には、幕末備前の名工として名高い備前介祐永から、この卓越した技術を学んだとも伝えられています。 時代背景:江戸時代 江戸初期から中期(1600年代〜1760年代)にかけて、徳川幕府による統治のもと、日本は比較的平穏な時代を享受しました。戦のない世において、刀は実戦の武器から武士の身分を象徴する証へと役割を変え、戦国時代に比べ需要は落ち着きを見せていました。 しかし、江戸時代末期(幕末)に入ると状況は一変します。国内の困窮による騒乱や、開国を迫る列強諸国の圧力により、再び実戦的な刀剣が求められる激動の時代へと突入しました。清秀をはじめとする当時の刀工たちは、主君を守るための高品質で実用性に優れた「折れず曲がらず」の強靭な刀を打つべく、心血を注ぎました。 徳川幕府と明治新政府が激突した幕末の動乱期。この刀の旧蔵者もまた、武士の時代の終焉をその目で見届けたのかもしれません。本作の力強い姿は、まさにその過酷な時代を生き抜くための実戦的な美しさを備えています。 本作は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)により「特別保存刀剣」に鑑定されています。これは真作であることはもちろん、保存状態が極めて良好であり、かつ美術的価値が高い名品であることを証明するものです。 【刀身】 長さ(Nagasa):63.6 cm 反り(Sori):1.7 cm 刃文(Hamon):焼入れによって刃先に現れる結晶構造。本作は華やかな丁子乱を焼く。 地鉄(Jihada):折り返し鍛錬によって現れる鋼の表面模様。 切先(Kissaki):刀身の先端部分。 茎(Nakago):柄に収まる中心(なかご)部分。 日本の刀工は、柄内部の赤錆を防ぐために茎に黒錆を残します。この経年による錆色は、専門家が制作年代を特定する際の重要な指標となります。 【附:拵】 拵(Koshirae):鞘、柄、鍔などからなる外装一式。 縁頭(Fuchi-Kashira):柄の両端を保護する一対の金具。 本作の縁頭の図案は「菊水紋」です。流水に菊の花が流れる様子を描いたこの意匠は、古来より...

Antique Japanese Sword Katana Signed by Kiyohide NBTHK Tokubetsu Hozon Certificate
Tokuho

Antique Japanese Sword Katana Signed by Kiyohide NBTHK Tokubetsu Hozon Certificate

$8,991

世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ

刀工

Chikugo Koku Aoki Ōmi no Suke Minamoto Kiyohide

時代

Shin-shinto

仕様

長さ

63.6 cm

反り

1.7 cm

刀剣商

サムライミュージアム

samuraimuseum.jp