清重は江戸時代の長門国萩の刀工。「清重系図」(『新刀銘集録』)に「元祖大和長谷ヨリ出ル長谷川氏」とあり、祖先は大和鍛冶。南北朝期の至徳、室町期の寛正、大永、永禄と続き、長門国への移住は江戸初期。長門では寛永年紀のある長谷川八左衛門清重(注1)が名手で、毛利家の信認を得て長州藩に仕え、名跡は幕末まで連綿と続いた。 元禄頃の清重の作と鑑せられるこの脇差は、身幅広く重ね厚く、腰樋と護摩箸の彫際の線、棟に抜ける鎬筋の線、棟の稜線、刃先の線すべてが鋒に向かって軌を一にする、反りの浅い凛然とした姿。地鉄は板目に杢、刃寄りに柾を交え、粒立った地沸が厚く付いて映りが立ち、地景が盛んに入り、温潤味のある美しい肌合いとなる。直刃の刃文は小沸が付いて刃縁きっぱりと冴え、小形の金線、細かな砂流しが掛かり、僅かにほつれ、小足が入り、刃中は匂で澄む。帽子は金線を伴い微かに掃き掛けて小丸に返る。茎の保存状態は良好で、化粧付く筋違鑢が丁寧に掛けられ、太鑚の銘字に鑚枕が立つ。姿から、長門の大先達である長州住顕國(注2)を範に精鍛された作であろう、長州清重の非凡なる技量の程を伝える優品である。 注1...綺麗な小杢目鍛えの地鉄に中直刃が冴え、「長州住藤原清重兄弟作」と切銘された長谷川八左衛門清重の優脇差がある(『銀座情報』三五五号)。 注2...「長州住顕國」と銘し、室町初期応永年紀を刻す。重要美術品認定の刀の他、数々の名刀がある。なお、本作同様の造り込みの脇差が多い。








長門 · 1688-1704頃
現在3点販売中
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト弊社の過失により、本来の状態と著しく異なる場合には商品の返品が可能です。クーリングオフは商品到着後一週間以内です。
清重は江戸時代の長門国萩の刀工。「清重系図」(『新刀銘集録』)に「元祖大和長谷ヨリ出ル長谷川氏」とあり、祖先は大和鍛冶。南北朝期の至徳、室町期の寛正、大永、永禄と続き、長門国への移住は江戸初期。長門では寛永年紀のある長谷川八左衛門清重(注1)が名手で、毛利家の信認を得て長州藩に仕え、名跡は幕末まで連綿と続いた。 元禄頃の清重の作と鑑せられるこの脇差は、身幅広く重ね厚く、腰樋と護摩箸の彫際の線、棟に抜ける鎬筋の線、棟の稜線、刃先の線すべてが鋒に向かって軌を一にする、反りの浅い凛然とした姿。地鉄は板目に杢、刃寄りに柾を交え、粒立った地沸が厚く付いて映りが立ち、地景が盛んに入り、温潤味のある美しい肌合いとなる。直刃の刃文は小沸が付いて刃縁きっぱりと冴え、小形の金線、細かな砂流しが掛かり、僅かにほつれ、小足が入り、刃中は匂で澄む。帽子は金線を伴い微かに掃き掛けて小丸に返る。茎の保存状態は良好で、化粧付く筋違鑢が丁寧に掛けられ、太鑚の銘字に鑚枕が立つ。姿から、長門の大先達である長州住顕國(注2)を範に精鍛された作であろう、長州清重の非凡なる技量の程を伝える優品である。 注1...綺麗な小杢目鍛えの地鉄に中直刃が冴え、「長州住藤原清重兄弟作」と切銘された長谷川八左衛門清重の優脇差がある(『銀座情報』三五五号)。 注2...「長州住顕國」と銘し、室町初期応永年紀を刻す。重要美術品認定の刀の他、数々の名刀がある。なお、本作同様の造り込みの脇差が多い。








長門 · 1688-1704頃
現在3点販売中
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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