説明

【演目】船楽図(ふながくず) 【解説】 本作は、精緻な魚々子地(ななこじ)に繊細な金象嵌を施し、画面に奥ゆかしい華やぎを添えた小柄です。 描かれているのは、平安時代より貴族の間で親しまれた「船楽(ふながく)」の情景です。船楽とは、天皇や上皇、あるいは高位の貴族を迎える際、邸宅の池に舟を浮かべ、その上で雅楽や舞を奏でた優雅な遊興を指します。 こうした儀礼の場では、高瀬舟に似た平底の優美な舟が用いられました。舟の舳先(へさき)には、想像上の聖獣である「龍」や、本作にも描かれている「鷁(げき)」の頭部が飾られました。鷁は鵜に似た架空の鳥で、強風に耐えて飛ぶとされることから、水難除けの象徴として尊ばれました。 特に、龍の頭を飾った「龍頭(りゅうとう)」と、鷁の首を飾った「鷁首(げきしゅ)」の一対の舟は「龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)」と呼ばれます。平安時代から室町時代にかけて、貴族の行幸や船楽に欠かせないものとして重用されました。まさに日本の王朝文化の雅と洗練を象徴する意匠といえるでしょう。 ※本品はアンティーク品(骨董品)です。状態については画像をよくご確認の上、ご検討ください。 【小柄(こづか)とは】 小柄は、刀の鞘に設けられた「小柄櫃(こづかびつ)」に納められる小刀の柄の部分を指します。多くの鍔には、中央の「中心孔(なかごあな)」の両脇に、小柄や笄(こうがい)を通すための穴が開けられており、刀を抜かずともこれらを取り出すことができました。 もともとは木を削るなどの日常的な用途や、緊急時の武器として用いられましたが、実戦的な武器というよりは、工作用のナイフとしての性格が強いものでした。 泰平の世となった江戸時代には、実用性よりも装飾性が重視されるようになり、多くの金工師によって美術的価値の高い小柄や笄が制作されました。 【刀装具の魅力】 日本刀の装飾(刀装具)には、鍔、目貫、縁頭など様々な種類があります。刀は武器であると同時に、持ち主の個性や信念、格式を示す象徴でもありました。現代で例えるなら、スマートフォンの装飾に近い感覚かもしれません。 ぜひ、画像を拡大して細部までご覧ください。鉄や銅、赤銅、四分一といった素材に、金・銀・素銅などの象嵌を施した、日本の伝統的な彫金技術の粋を感じていただけることでしょう。 刀と共に時代を歩んできたこれらの装飾品は、刀本体に劣らぬ美術的価値を有しています。一見、控えめな部品ではありますが、こうした細部にまでこだわりを持つことこそが、武士の嗜みであり、真の愛刀家への第一歩といえます。 【運営元について】 サムライミュージアム(東京)では、侍の歴史に関する貴重な古美術品を展示しております。当オンラインショップでは、日本文化や職人技に深い関心をお持ちの方へ向けて、刀剣、甲冑、伝統工芸品などを厳選してご紹介しております。 【お支払い方法】 Stripe(クレジットカード)、PayPal、Apple Pay、Google Payをご利用いただけます。いずれも安全な決済方法です。Stripeでの決済にはアカウント作成は不要です。その他のお支払い方法をご希望の場合は、お問い合わせください。 日本円(JPY)のほか、米ドル(USD)、豪ドル(AUD)、加ドル(CAD)、ユーロ(EUR)、スイスフラン(CHF)、英ポンド(GBP)での決済が可能です。価格は日本円を基準とし、最新のレートで自動計算されます。 【配送期間】 通常、EMS(国際スピード郵便)にて発送いたします。

Edo period Antique Kozuka for Samurai Sword (K-92)

Edo period Antique Kozuka for Samurai Sword (K-92)

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