四分一地 容彫 金鍍金 摺り剥がし 蝦夷とは、蝦夷と汎称される、南北朝時代から室町前期時代にかけての装剣金工の一群。 彼らは、蝦夷金物と通称される装剣具を制作。その地金は白味かかるものから黒味がかる物まで山銅や四分一(銀と銅の合金)などを使用して、全体に金鍍金を施し、時代を経るに連れて剃り剥がしの古色溢れる独特な味わいのもとなっていく。














蝦夷派
室町
在銘
保存 (NBTHK)
金工 · Ezo
現在3点販売中
蝦夷と汎称される一群の金工は、南北朝期から室町時代前期にかけて活動した装剣金工の一派である。その制作地については「どの地で製作されたものであるかは明らかにし得ない」[[c:1]]とされつつも、「勿論内地の産で、アイヌ向けに製造されたもの」[[c:2]]と説示に明記され、本州側の金工が北方交易を目的として製作した装剣具であることが示されている。彼等が手がけた作品は「蝦夷金物」と通称され、太刀・短刀等の外装に用いられた目貫や拵を中心に、独自の作域を形成している。 蝦夷金物の最大の特徴は地金と鍍金の表情にある。「白みがかるものから黒みがかるものまで様々な山銅を使用して、全体に金鍍金を施し、時代を経るにしたがって古色溢れる独特な味わいのあるもの」[[c:3]]となる点が繰り返し述べられる。この鍍金が経年により表面が擦れて「摺り剥がし」の状態となることで、他の金工にはない古雅な味わいを生む。造込みは総じて大振りで、説示には「堂々たる」「力強い鏨使い」「雄渾に彫り上げ」といった評語が頻出し、同時代の後藤家や古金工の繊細な作風とは一線を画す豪放な作域が際立つ。技法としては朧銀地または山銅地に容彫を施し、透しの抜けをすっきりと仕上げるものが多い。根の仕立ては陰陽根が基本で、古風な二つ根や添根を伴う例もある。画題には獅子・獏・牡丹・秋草・茘枝・冬瓜など吉祥の意匠が好まれ、「あたかも鎧金具のような堂々たる目貫」[[c:4]]と評される作品もあり、武家の外装具としての威風を備えている。 蝦夷金物は南北朝時代に遡る作品が最も古格を示し、「堂々たる古格」「鏨がするどく効いて彫口が立ち」[[c:5]]と評される力強さを持つ。室町時代初期から前期にかけての作品はやや薄手の肉置きとなり、「古雅で味わい深い」[[c:6]]「情緒溢れる味わいは、時代を経るにしたがって昇華され、古香を発している」[[c:7]]と、経年変化そのものが美質として高く評価されている。蝦夷拵についても「ほど完存のもの」は稀少とされ、皺革包の鞘に牡丹文鍍金魚子地高彫の総金具を備えた形式が「蝦夷の一形式を示すものであり、製作は極めて入念であり貴重」[[c:8]]と記される。制作者の個人名は一切伝わらず、全てが無銘であるにもかかわらず、その独特な地金の色相と摺り剥がしの古色、大胆かつ雄渾な造形によって一群として明確に識別され、装剣金工史において唯一無二の位置を占めている。 詳しく見る →
| 刀工 | 時代 | 指定 |
|---|---|---|
| 小野剛資 | 南北朝 | 1 |
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト商品発送後の返品・交換・キャンセルには、基本的に対応しておりません。商品に重大な瑕疵がある場合のみ、当サイトでご購入いただいた商品到着後3日以内であれば返品•交換が可能です。
四分一地 容彫 金鍍金 摺り剥がし 蝦夷とは、蝦夷と汎称される、南北朝時代から室町前期時代にかけての装剣金工の一群。 彼らは、蝦夷金物と通称される装剣具を制作。その地金は白味かかるものから黒味がかる物まで山銅や四分一(銀と銅の合金)などを使用して、全体に金鍍金を施し、時代を経るに連れて剃り剥がしの古色溢れる独特な味わいのもとなっていく。














蝦夷派
室町
在銘
保存 (NBTHK)
金工 · Ezo
現在3点販売中
蝦夷と汎称される一群の金工は、南北朝期から室町時代前期にかけて活動した装剣金工の一派である。その制作地については「どの地で製作されたものであるかは明らかにし得ない」[[c:1]]とされつつも、「勿論内地の産で、アイヌ向けに製造されたもの」[[c:2]]と説示に明記され、本州側の金工が北方交易を目的として製作した装剣具であることが示されている。彼等が手がけた作品は「蝦夷金物」と通称され、太刀・短刀等の外装に用いられた目貫や拵を中心に、独自の作域を形成している。 蝦夷金物の最大の特徴は地金と鍍金の表情にある。「白みがかるものから黒みがかるものまで様々な山銅を使用して、全体に金鍍金を施し、時代を経るにしたがって古色溢れる独特な味わいのあるもの」[[c:3]]となる点が繰り返し述べられる。この鍍金が経年により表面が擦れて「摺り剥がし」の状態となることで、他の金工にはない古雅な味わいを生む。造込みは総じて大振りで、説示には「堂々たる」「力強い鏨使い」「雄渾に彫り上げ」といった評語が頻出し、同時代の後藤家や古金工の繊細な作風とは一線を画す豪放な作域が際立つ。技法としては朧銀地または山銅地に容彫を施し、透しの抜けをすっきりと仕上げるものが多い。根の仕立ては陰陽根が基本で、古風な二つ根や添根を伴う例もある。画題には獅子・獏・牡丹・秋草・茘枝・冬瓜など吉祥の意匠が好まれ、「あたかも鎧金具のような堂々たる目貫」[[c:4]]と評される作品もあり、武家の外装具としての威風を備えている。 蝦夷金物は南北朝時代に遡る作品が最も古格を示し、「堂々たる古格」「鏨がするどく効いて彫口が立ち」[[c:5]]と評される力強さを持つ。室町時代初期から前期にかけての作品はやや薄手の肉置きとなり、「古雅で味わい深い」[[c:6]]「情緒溢れる味わいは、時代を経るにしたがって昇華され、古香を発している」[[c:7]]と、経年変化そのものが美質として高く評価されている。蝦夷拵についても「ほど完存のもの」は稀少とされ、皺革包の鞘に牡丹文鍍金魚子地高彫の総金具を備えた形式が「蝦夷の一形式を示すものであり、製作は極めて入念であり貴重」[[c:8]]と記される。制作者の個人名は一切伝わらず、全てが無銘であるにもかかわらず、その独特な地金の色相と摺り剥がしの古色、大胆かつ雄渾な造形によって一群として明確に識別され、装剣金工史において唯一無二の位置を占めている。 詳しく見る →
| 刀工 | 時代 | 指定 |
|---|---|---|
| 小野剛資 | 南北朝 | 1 |
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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