加賀金工 小柄 傑作(080125) 江戸時代(18世紀〜19世紀)の加賀金工の白眉とも言える小柄をご紹介いたします。 地鉄は精緻を極めた赤銅魚子地(ななこじ)で、その粒の揃いと細やかさは、あたかも濡れているかのような深い光沢を放っています。 意匠は、五人の男と荷を載せた舟を、三人の男が懸命に川上へと引き上げる力強い図が彫り込まれています。人物の表情や衣服の質感、舟の細部、周囲の樹木、そして流れる川の描写に至るまで、赤銅、銀、金を用いた高彫色絵(たかぼりいろえ)で見事に表現されています。 裏手には厚手の金が贅沢に嵌め込まれ、赤銅の基部と寸分の隙もなく接合されています。この金は表側の縁まで巻き込むように仕立てられており、正面の構図を美しく引き立てる額縁のような役割を果たしています。細部に至るまで徹底して作り込まれた本作は、いつまで眺めていても飽きることのない、工芸の粋を集めた一品です。 本作には専用の木製桐箱が付属し、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)による「保存刀装具」鑑定書が付されています。これにより、真作であることはもちろん、製作年代や品質の高さが公に証明されています。保存状態も極めて良好な優品です。 価格:2,500ドル 鑑定:日本美術刀剣保存協会(NBTHK)保存刀装具 カテゴリー:小柄、販売中、刀装具 タグ:加賀金工、日本刀装具、小柄
Certificate reading — 無銘(加賀金工)






加賀金工派
江戸
加賀
保存 (NBTHK)
金工 · 加賀
現在21点販売中
加賀金工は、加賀百万石前田家の庇護のもと、金沢を中心に花開いた地域的金工伝統の総称である。説示によれば、寛永・承応頃に京から桑村・辻・勝木・小市の諸家がこの地に移住して栄えたと伝えられる。なかでも加賀象嵌は、説示が繰り返し「江戸時代初期から享保頃にかけて、金沢を中心に加賀国で発達した独特の平象嵌の技術」と記す通り、当地を代表する技法として確立された。個別の工名としては、前田家十四代藩主前田慶寧所用と伝える拵に「加州住 鈴木嘉平義教」[[c:1]]銘の鐔を残す鈴木嘉平義教、また幕末期まで加賀金工の特色を伝える山尾春理(慶応二年に十八歳で没)が説示に見える。 加賀金工の作風を貫く核心は、磨地に多種の色金を駆使する平象嵌の技術にある。説示は一貫して「赤銅や四分一の磨地に金・銀・銅などの様々の色金を駆使しており、構図も実に巧みである」と評する。この技法は、鐙工が行う平象嵌を鐔や刀装具に応用して栄えたと伝えられる。地金は赤銅・四分一・朧銀・素銅の各磨地が用いられ、素銅地の作は「加賀象嵌としては比較的珍しい」とされて「古調な様相」を呈し、漆黒の赤銅磨地では色金が最も鮮明に映える。金についても配合の割合を変えた数種を使い分けて「画面に一層深い色調をもたらし」、ある鐔では「金も濃淡三色を使い分ける」洗練が指摘されている。また緋色銅や朧銀といった特殊な色金を効果的に配する点も特筆される。平象嵌に加え、毛彫が常に併用される技法であり、作域は高彫・金銀色絵・赤銅魚子地の縁頭や小柄・笄にも及ぶ。意匠は、秋草(薄・桔梗・萩)と群蝶の表裏構成、籬に撫子、柳下鴛鴦、源氏物語の御簾・屏風・扇面、陣中幔幕、さらに前田家の護神とされる白澤の総金具にまで展開し、献上品と目される大作も少なくない。 加賀金工は、平象嵌を至芸にまで高めた地方流派として刀装具史上に独自の位置を占める。説示は最高の評語を惜しまず、ある鐔について「加賀象嵌鐔の見せどころを十二分に披露しており、その真骨頂を遺憾なく発揮している」と述べ、また別の作には「平象嵌毛彫の妙技は非の打ち所がなく、見事という他はない」と記す。前田慶寧所用の拵は「作者が最高の技術をもって制作に臨んだ」[[c:2]]出来映えとされ、総金具の金無垢に卓越した鏨使い、鞘塗の多種の趣きと繊細な芸とが一体となって「実に見応えのある作」[[c:3]]に仕上がっている。また山尾春理銘の大小拵は「金具も塗も最高峰を求めた作品」[[c:4]]と評され、折金や栗形の丸彫、裏瓦にまで凝った意匠を採用するなど細部への徹底したこだわりが認められる。平象嵌の精緻さと構図の巧みさ、多彩な色金の効果、そして高彫・色絵・丸彫を含む総合的な金工技術の高さにおいて、加賀金工は大名文化の精華を体現する伝統として説示に位置づけられている。 詳しく見る →
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトThree-day inspection period and seven-day return period; buyer notifies by email within three days of receipt, no reason needed; full refund once item returned undamaged and unaltered.
加賀金工 小柄 傑作(080125) 江戸時代(18世紀〜19世紀)の加賀金工の白眉とも言える小柄をご紹介いたします。 地鉄は精緻を極めた赤銅魚子地(ななこじ)で、その粒の揃いと細やかさは、あたかも濡れているかのような深い光沢を放っています。 意匠は、五人の男と荷を載せた舟を、三人の男が懸命に川上へと引き上げる力強い図が彫り込まれています。人物の表情や衣服の質感、舟の細部、周囲の樹木、そして流れる川の描写に至るまで、赤銅、銀、金を用いた高彫色絵(たかぼりいろえ)で見事に表現されています。 裏手には厚手の金が贅沢に嵌め込まれ、赤銅の基部と寸分の隙もなく接合されています。この金は表側の縁まで巻き込むように仕立てられており、正面の構図を美しく引き立てる額縁のような役割を果たしています。細部に至るまで徹底して作り込まれた本作は、いつまで眺めていても飽きることのない、工芸の粋を集めた一品です。 本作には専用の木製桐箱が付属し、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)による「保存刀装具」鑑定書が付されています。これにより、真作であることはもちろん、製作年代や品質の高さが公に証明されています。保存状態も極めて良好な優品です。 価格:2,500ドル 鑑定:日本美術刀剣保存協会(NBTHK)保存刀装具 カテゴリー:小柄、販売中、刀装具 タグ:加賀金工、日本刀装具、小柄
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加賀金工派
江戸
加賀
保存 (NBTHK)
金工 · 加賀
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加賀金工は、加賀百万石前田家の庇護のもと、金沢を中心に花開いた地域的金工伝統の総称である。説示によれば、寛永・承応頃に京から桑村・辻・勝木・小市の諸家がこの地に移住して栄えたと伝えられる。なかでも加賀象嵌は、説示が繰り返し「江戸時代初期から享保頃にかけて、金沢を中心に加賀国で発達した独特の平象嵌の技術」と記す通り、当地を代表する技法として確立された。個別の工名としては、前田家十四代藩主前田慶寧所用と伝える拵に「加州住 鈴木嘉平義教」[[c:1]]銘の鐔を残す鈴木嘉平義教、また幕末期まで加賀金工の特色を伝える山尾春理(慶応二年に十八歳で没)が説示に見える。 加賀金工の作風を貫く核心は、磨地に多種の色金を駆使する平象嵌の技術にある。説示は一貫して「赤銅や四分一の磨地に金・銀・銅などの様々の色金を駆使しており、構図も実に巧みである」と評する。この技法は、鐙工が行う平象嵌を鐔や刀装具に応用して栄えたと伝えられる。地金は赤銅・四分一・朧銀・素銅の各磨地が用いられ、素銅地の作は「加賀象嵌としては比較的珍しい」とされて「古調な様相」を呈し、漆黒の赤銅磨地では色金が最も鮮明に映える。金についても配合の割合を変えた数種を使い分けて「画面に一層深い色調をもたらし」、ある鐔では「金も濃淡三色を使い分ける」洗練が指摘されている。また緋色銅や朧銀といった特殊な色金を効果的に配する点も特筆される。平象嵌に加え、毛彫が常に併用される技法であり、作域は高彫・金銀色絵・赤銅魚子地の縁頭や小柄・笄にも及ぶ。意匠は、秋草(薄・桔梗・萩)と群蝶の表裏構成、籬に撫子、柳下鴛鴦、源氏物語の御簾・屏風・扇面、陣中幔幕、さらに前田家の護神とされる白澤の総金具にまで展開し、献上品と目される大作も少なくない。 加賀金工は、平象嵌を至芸にまで高めた地方流派として刀装具史上に独自の位置を占める。説示は最高の評語を惜しまず、ある鐔について「加賀象嵌鐔の見せどころを十二分に披露しており、その真骨頂を遺憾なく発揮している」と述べ、また別の作には「平象嵌毛彫の妙技は非の打ち所がなく、見事という他はない」と記す。前田慶寧所用の拵は「作者が最高の技術をもって制作に臨んだ」[[c:2]]出来映えとされ、総金具の金無垢に卓越した鏨使い、鞘塗の多種の趣きと繊細な芸とが一体となって「実に見応えのある作」[[c:3]]に仕上がっている。また山尾春理銘の大小拵は「金具も塗も最高峰を求めた作品」[[c:4]]と評され、折金や栗形の丸彫、裏瓦にまで凝った意匠を採用するなど細部への徹底したこだわりが認められる。平象嵌の精緻さと構図の巧みさ、多彩な色金の効果、そして高彫・色絵・丸彫を含む総合的な金工技術の高さにおいて、加賀金工は大名文化の精華を体現する伝統として説示に位置づけられている。 詳しく見る →
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトThree-day inspection period and seven-day return period; buyer notifies by email within three days of receipt, no reason needed; full refund once item returned undamaged and unaltered.