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概要·鑑定·指定·刀姿·銘·系譜·流派
概要鑑定指定刀姿銘系譜流派
  1. 流派
  2. 長船
  3. 末備前
  4. 祐定

Sukesada

祐定

重要
巻 50, 番 114 · 刀

Sukesada

祐定

評価作品5点

国備前時代Chōkyō–Eishō (1487–1521)時代区分室町流派長船>祐定伝法備前伝代1st藤代Jo-jo saku刀工大鑑650(上位18%)種別刀工コードSUK783
5重要刀剣

概要

彦兵衛尉祐定は、室町後期に祐定と銘した末備前長船の数多い刀工群の中から、説明が特に挙げる三工の一人であり、その指定作五口はいずれも明応七年(一四九八)から永正十四年(一五一七)に及ぶ年紀のある刀である。室町末期の長船で祐定を名乗る刀工は数多いが、NBTHKの説明は俗名の冠を持つ与三左衛門尉・源兵衛尉及びこの彦兵衛尉を冠するものが「とりわけ技術が高い」と繰り返し、同時代同派の中でも優れているとする。説明はさらに彼の家中での位置を定める一事を伝える。すなわち彼は年長であり、「与三左衛門尉祐定の父と伝え」、末備前祐定の中で最も著名な与三左衛門尉祐定の父であったとする。彼は太刀が廃れて長い打刀を用いた長船最後の隆盛期の、最も傑出した一脈の頭に立つ。

その得意とする作域は静かなものである。説明は彼の作風を概ね直刃と読み、その佳作はこの域にあるとして、「作風は概ね直刃で、この手のものに佳作を見る」と要約する。永正十年(一五一三)の刀がその静かな域を最もよく示す。焼幅を広めに取った直刃基調の中に互の目・小互の目が交じり、足が入り葉が目立ち、小沸が habuchi に付いて処々ほつれと僅かな湯走りを交え、細かな砂流しが通り、長めの金筋が刃を横切る。帽子は焼深く、表は浅くのたれて尖りごころに、裏は直ぐに大丸風となり、返りを共に長く焼き下げ掃きかける。線の中に多くの働きを抱えた抑えた一口で、説明が同工のものとする精緻な直刃調である。

もう一つの極は全く備前本来のもので、NBTHKはこれにも劣らず上手とすることを明記する。「本作のような備前本来の乱れ刃もまた上手である」。ここでは丁子に互の目を交えたものを主調とし、乱れの腰が開いて腰びらきの形となり、小丁子・小互の目・尖りごころの刃を交え、処々重花風・複式風の乱れに発展する。下の地鉄はよくつんだ小板目から板目で、地沸つき、地景細かに入り、その上を幽かから明瞭まで乱れ映りが立ち、古備前の鉄の照り返す斑の映りを見せる。最も賑やかな作では沸が強くなり、金筋と砂流しが刃中に働き、小さな玉状の飛焼が地に入り、匂口は総体に明るく冴える。五口中最も古い明応七年(一四九八)の刀がこの作風の極で、説明は多種の刃・重花・複式風の乱れの豊かな働きを読み、「彦兵衛尉祐定の本領が遺憾無く発揮された」一口とする。

二様は別々の時期ではなく一つの作域であり、指定作は華やかな方を主としつつ、説明は直刃をその地とし続ける。銘の枠は一貫しており、収集家はまずここで彼を読む。五口はいずれも生ぶ茎の刀で、指表に長銘、指裏に年紀があり、数口は細鏨で二行にわたる。最も明示的な明応七年と永正六年の刀は俗名を備えて備前国住長船彦兵衛尉祐定作と切り、俗名のない長船祐定銘のものは銘振りより彦兵衛尉と極められ、永正十四年・永正十年の説明はそれを明言する。永正の一口は「尉」の字を切らず彦兵衛祐定と銘し、説明は珍しいが僅かに経眼する形とする。彫物は一群の特色をよく示して繰り返し、棒樋に連樋または添樋を掻通しまたは丸止めにし、腰元に梵字・倶利迦羅・「南無八幡大菩薩」の陰刻を配する。

祐定の一群の中で彼を分かつのは、対比ではなく彼自身の備わった作位によって読まれる。彼の作は末備前の高品質の極で、最良の作では地刃共に明るく冴え、直刃調は肌目細かく、乱れも最も賑やかな所でさえ整っており、NBTHKは倶利迦羅と「南無八幡大菩薩」を彫る永正六年の刀を末備前の特色のよく表れたものとする。広い名への関係は系譜的で直接的であり、与三左衛門尉の父として、説明により源兵衛尉と並ぶ、技術が一群の上に立つ三工の一人とされる。より著名な子からも、数多い通常の祐定からも、彼を分かつのは一つの奇矯な見どころではなく、作位の均質さ、静かな直刃から複式の乱れに及ぶ作域の広さ、彫物と銘の丁寧さである。

彼の作は五口が重要刀剣に合格し、五口はすべてその一域に在って、より上位の指定には上がっておらず、これが原則として取引され得る指定作の全体である。藤代は上々作と評し、刀工大鑑の評価は末備前の主要な名の中に置くが、一派の頂には達しない。五口のいずれも公刊の記録に伝来や旧蔵者の名を持たず、伝えるより使うために打たれた打刀工にふさわしい。私的な収集家にとって彼は傑出した長船の名の中ではより手の届く一人であり、年紀と銘のある彦兵衛尉祐定は時に市場に現れ、一口の中に彼の精緻な直刃と、公刊の記録が末備前の作の頂に置く明るい備前の乱れの両方を備える。

鑑定

説明がこの工に対して描く二様の読み。作風は概ね直刃調で、説明はその佳作をこの域に見るとするが、腰元の開いて重花・複式風に発展する備前本来の丁子・互の目の乱れも同じく上手であり、本指定作はその華やかな極を示す。この作風の軸に直交して銘そのものが立つ。各作はいずれも生ぶ茎に年紀のある長銘の刀で、数口は細鏨で切られ、俗名のないものは銘振りより彦兵衛尉と鑑せられる。

祐定は室町後期の長船を代表する一群の刀工が負った名で、中でも説明が同時代を凌ぐ特に上手な三工として挙げるのが、与三左衛門尉・源兵衛尉、そして本corpusを成す彦兵衛尉である。ここに収める指定作はいずれも明応七年(一四九八)から永正十四年(一五一七)に及ぶ年紀のある刀で、多くは生ぶ茎に備前国住長船彦兵衛尉祐定作の長銘を切り、俗名のないものは銘振りより彦兵衛尉と鑑せられる。説明は彦兵衛尉祐定が与三左衛門尉祐定の父と伝え、その作風は概ね直刃でその佳作をこの域に見るが、本作のような備前本来の乱れ刃もまた上手とする。作は成熟した末備前の刀で、室町後期の鎬造、身幅尋常から広め、重ね厚く、先反り強く中鋒、最も頑健なものは諸手打ちの重い体配を呈する。よくつんだ小板目から板目に地沸つき、幽かから明瞭まで乱れ映りの立つ上に、刃文は足・葉の入る直刃調から、腰元の開いて重花・複式風に発展する華やかな丁子・互の目の乱れに及び、足・葉豊かに、小沸に金筋・砂流しを交え、匂口明るく冴える。

鑑定の決め手

直刃調

作品の20%

明応七年の刀で乱れは最も激しく、説明は多種の刃・重花・複式風・焼高く飛焼・足葉金筋砂流しの豊富な働きを読み、同工の華やかな作風の極とする

作品の40%

長銘

作品の100%

作風の変遷

同工得意の直刃調

説明は彦兵衛尉の作風が概ね直刃で、その佳作をこの手に見ると明記する。永正十年紀の刀がそれを示す。よくつんだ小板目に地沸微塵につき、地景細かに、幽かに映りが立つ上に、焼幅を広めに取った直刃基調に互の目・小互の目を交え、足入り葉が目立ち、小沸つき、ほつれ・湯走りを少しく交え、砂流し細かにかかり、金筋長めに入り、匂口明るく冴える。帽子は焼深く、表は浅くのたれて尖り、裏は直ぐに大丸風、共に返りを長く焼き下げ掃きかける。説明はこの肌目のつんだ精緻な鍛えの静かな域を同工の得意とする作域とする。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi

華やかな丁子・互の目の乱れ

説明はこの備前本来の乱れ刃もまた上手とし、本指定作はこれを主とする。明応七年紀の刀が最も賑やかである。よくつんだ小板目に地沸微塵につき、地景細かに、淡く乱れ映りの立つ上に、焼高く丁子と互の目を主調に小丁子・小互の目・腰の開いた互の目・尖りごころの刃などを交え、処々重花風・複式風の乱れとなり、足・葉よく入り、匂を敷いて小沸つき、金筋・砂流しがかかり、小さな玉状の飛焼入り、匂口明るく冴える。永正六年紀の刀も腰の開く丁子に互の目を交えた乱れで、足・葉頻りに入り、匂勝ち小沸つき、乱れ映り立ち地刃共に明るい。帽子は乱れ込んで小丸、あるいは尖りごころに掃きかける。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi

銘の枠:生ぶ茎・年紀のある長銘の刀

二様の作風の軸に直交して銘そのものが立ち、収集家はこの工をまずここで読む。各作はいずれも生ぶ茎の刀で、指表に長銘、指裏に年紀があり、数口は細鏨で二行にわたって長銘を切る。五口中二口は俗名を備えて備前国住長船彦兵衛尉祐定作と切り、明応七年・永正六年の年紀がある。他は俗名のない長船祐定銘で、銘振りより彦兵衛尉と鑑せられる。永正六年の一口は「尉」の字を切らず彦兵衛祐定と銘し、説明は珍しいが僅かに経眼する形とする。彫物はこの一群の特色をよく示し、棒樋に連樋または添樋を掻通しまたは丸止めにし、腰元に表裏で梵字・倶利迦羅・「南無八幡大菩薩」の神号などの宗教的な意匠を配する。

姿 Sugata
研究

説明はこの序列をほぼ同文で繰り返す。室町末期の長船で祐定と銘する刀工は数多いが、中でも与三左衛門尉・源兵衛尉及び彦兵衛尉を冠するものはとりわけ上手で、同時代同派の中でも技術が優れている。

説明は系譜を直接に伝え、彦兵衛尉祐定は与三左衛門尉祐定の父と伝えるとし、その作風を概ね直刃でその佳作をこの手に見るとしつつ、本作のような備前本来の乱れ刃もまた上手とする。

指定

国宝—
重要文化財—
重要美術品—
御物—
特別重要刀剣—
重要刀剣5

名工ランク

0.03 (指定作品5点)

刀工の上位25%

刀姿

評価作品5点の分布

銘

評価作品5点の銘の種類

販売中

系譜

Sukesada
弟子(4名)
  1. 1.祐定Sukesada6 販売中73指定
  2. 2.勝光Katsumitsu1 販売中3指定
  3. 3.法光Norimitsu2 販売中2指定
  4. 4.祐定Sukesada1指定

Sukesada派

Sukesada派の他の刀工

  1. 1.祐定Sukesada6 販売中73指定
  2. 2.祐定Sukesada18指定
  3. 3.祐定Sukesada3 販売中8指定
  4. 4.祐定Sukesada1 販売中2指定
  5. 5.祐定Sukesada1指定
  6. 6.祐定Sukesada9 販売中2指定
  7. 7.祐定Sukesada3 販売中1指定
  8. 8.祐定Sukesada2指定
  9. 9.祐定Sukesada1指定
  10. 10.祐定Sukesada3 販売中2指定