春就

Hirata Harunari

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重要巻 24, 番 506 · 三所物

概要

平田春就は、桃山芸術の豪華美を七宝の技をもって刀装具に表した平田道仁を始祖とする平田派の八代目を継承した刀工である。平田家は江戸幕府に仕え、春就は同家中においても出色の工人として知られる。他の歴代とは異なり、家伝の七宝のみならず彫金も行い、各種の工法に通じた作品を残した。活動年代は江戸時代後期から幕末期にかけてと見られ、その七宝技術は明治政府において勲章製作を担うまでに至った。

春就の作風は、家伝の七宝技術と細緻な彫金技術を組み合わせたものが特徴である。縁頭においては、赤銅魚子地に高彫を施し、金・銀・四分一・素銅などの色金を据紋象嵌色絵に用いることで、格調高い表現を可能とした。鐔においては、真鍮栗石目地や朧銀魚子地などの素材に、鋤出彫や金線七宝象嵌を駆使し、雨龍や花などの細かな意匠を散らした作が見られる。七宝の色合いは透明度が高く澄んでおり、肉厚に盛り上げた泥七宝の前期平田派と相違する点が、後期平田の見どころとされる。金七宝象嵌を多用し上品であり、綺麗で入念な作が多い。

春就の作品は、伝統の七宝技術と高度な彫金技術が見事に融合した傑作として評価が高い。縁頭においては、「精確な鏨運びによる高彫に加え、各種色金を用いて細微に至るまで的確な表現がされ極めて格調高く、同工の技術の高さが示された優品」と評される。鐔においては、「金線象嵌が見事に配され、それぞれが互いを生かし合いながら、鐔全体の荘重さを醸し出している」と評され、「各種の工法に通じる春就の彫技の冴えを堪能できる」とされる。七宝象嵌の粋を集めた拵えも現存しており、その技術の高さと芸術性が高く評価されている。

歴史的重要度

春就の位置づけを、日本刀全体および伝法・時代・時期ごとに示します。各区分(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

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指定

国宝—
重要文化財—
重要美術品—
御物—
特別重要刀剣—
重要刀剣6

名工ランク

鑑定

伝来

作品種別

評価作品6点の分布

銘

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系譜

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