説明

水心子正秀門下の俊才、細川正義。下野国鹿沼で生まれ父から技術を学び、二十一歳の頃に江戸へ出て水心子正秀に師事。文化十四年に美作国津山松平家のお抱え鍛冶となり、備前伝と相州伝を巧みにこなして多くの名刀を送り出した。水心子一派の代表刀工で、直胤と双璧と言われる名工。また、三十刀工を超える門弟を育てている。 本作は品のある平造り短刀で、彫物との調和が取れた優刀。表には長寿や魔除けの意味を持つ梅の木を彫り、裏には不動明王の化身とされる護摩箸樋を掻く。互の目丁子刃文は小沸良くついて足が入り、帽子はやや尖り気味で大きく返る。地鉄は小板目肌がよく摘んで清涼そのもの。生ぶ茎は鎌倉期の短刀を模して茎反りをつけ、細川らしい深く鮮やかな化粧鑢目と刻印を打ち、年紀の文政十年は正義四十一歳の頃。得意の備前伝で仕立てた貴重な正義の短刀を楽しめる。 合口拵は同時代のものと思われ、時代感あるも保存状態は良好。鞘は箔蒔き塗りと言われ、金泊を横目状に入れてその上から透き漆を何層にも塗って仕立てている。奥にある金箔が透き漆を通して赤みを帯びて見えるのが特徴で、時間の経過と共に下地の金がより浮かび上がる。目貫は赤銅地鮑図、さぐりは四分一地に隠れ蓑と宝珠。これらは伝統的な吉祥文様で「宝尽くし」に描かれる縁起物。一見質素ながら意識した刀装具でまとめている。 正義は直胤に比べて彫物入りは少ないが、本作を見るとその腕は確か。上々作。特別保存刀剣鑑定書附。

日本刀 ¤ 短刀 ¤ 細川正義 ¤ 上々作 ¤
売切れ
Tokuho売切れ

日本刀 ¤ 短刀 ¤ 細川正義 ¤ 上々作 ¤

短刀

売却済

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仕様

長さ

21 cm

元幅

2.45 cm

先幅

1.85 cm

刀剣商

十拳

tokka.biz

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