1876年の廃刀令は帯刀を終わらせ、工芸そのものを死の淵に追った。軍の需要と皇室の庇護が命脈を保ち、1906年には月山貞一と宮本包則が帝室技芸員に任じられている。
刃長67.7センチ 反り2.0センチ 元幅24.021.1ミリ 元重ね7.4ミリ 物打幅24.0ミリ 物打重ね5.9ミリ 横手位置幅21.1ミリ 松葉先重ね5.1ミリ 裸身重量724グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,161グラム。 明治三年(1870) The early years of Meiji era 昭和45年6月3日 群馬県登録 附属 保存刀剣鑑定書、銀無垢金鍍金はばき、白鞘 俗名・石川繁之丞。嘉永元年(1848)に生まれ、城慶子正明の下で鍛刀を学び、慶應四年に津山藩工として召し抱えられた、津山藩最後の藩工である。幕末から明治にかけて槌を振るい、後年は繁男と銘を改め、廃刀令後には北海道へ移住したと伝わる。 本刀は、元先の幅差頃好く開き、切先延びて反りやや深く、豪壮にして雅趣を備えた堂々たる姿を誇る。地鉄は小板目肌がよく練れて詰み、無地風に見えるほど精良。刃文は匂口明るく冴えた互ノ目を基調に、互ノ目丁字や丁字を交え、刃中には足が長く頻りに入り、葉や蛇の目風の刃も交じるなど、変化豊かで見応え十分。鋩子は乱れ込んで焼きたっぷりと一枚風になり、先丸く返る。津山藩刀工の気迫と洗練が見事に調和した出来映えである。 元先の幅差頃好く開いて切先延び、反りやや深めで豪壮且つ雅な姿を誇る。地鉄は小板目がよく錬れて詰み、無地風となり、互ノ目に互ノ目丁字や丁字を匂口明るく焼いて冴える。刃中には足が長く頻りに入り、葉入り、蛇の目風の刃が交じり、鋩子は乱れ込んで一枚風に焼きたっぷりと先丸く返る。 附属の拵は黒蝋塗の落ち着いた鞘に黒漆を施した鮫皮の柄を組み合わせ、上品さの中に武家らしい無骨さを漂わせる。金具には隅切角に三の字の家紋が配され、上士の指料であったことが窺える。 津山藩は明治四年まで存続しており、本刀の年紀は明治三年であることから、もしかすると本刀は津山藩工として正光が最後に鍛えた一振かもしれない。 藩工の卓越した技と武家の誇り、そして郷土の歴史が一振に凝縮された逸品。美術的価値と資料的価値を兼ね備え、後世に伝えたい幕末刀の佳作である。
Certificate reading — 銘 美作源正光 明治三庚午年春日
在銘 · 明治 · 長さ 67.7cm · 反り 2cm











美作 · 1870-1876頃
現在2点販売中
1876年の廃刀令は帯刀を終わらせ、工芸そのものを死の淵に追った。軍の需要と皇室の庇護が命脈を保ち、1906年には月山貞一と宮本包則が帝室技芸員に任じられている。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。
刃長67.7センチ 反り2.0センチ 元幅24.021.1ミリ 元重ね7.4ミリ 物打幅24.0ミリ 物打重ね5.9ミリ 横手位置幅21.1ミリ 松葉先重ね5.1ミリ 裸身重量724グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,161グラム。 明治三年(1870) The early years of Meiji era 昭和45年6月3日 群馬県登録 附属 保存刀剣鑑定書、銀無垢金鍍金はばき、白鞘 俗名・石川繁之丞。嘉永元年(1848)に生まれ、城慶子正明の下で鍛刀を学び、慶應四年に津山藩工として召し抱えられた、津山藩最後の藩工である。幕末から明治にかけて槌を振るい、後年は繁男と銘を改め、廃刀令後には北海道へ移住したと伝わる。 本刀は、元先の幅差頃好く開き、切先延びて反りやや深く、豪壮にして雅趣を備えた堂々たる姿を誇る。地鉄は小板目肌がよく練れて詰み、無地風に見えるほど精良。刃文は匂口明るく冴えた互ノ目を基調に、互ノ目丁字や丁字を交え、刃中には足が長く頻りに入り、葉や蛇の目風の刃も交じるなど、変化豊かで見応え十分。鋩子は乱れ込んで焼きたっぷりと一枚風になり、先丸く返る。津山藩刀工の気迫と洗練が見事に調和した出来映えである。 元先の幅差頃好く開いて切先延び、反りやや深めで豪壮且つ雅な姿を誇る。地鉄は小板目がよく錬れて詰み、無地風となり、互ノ目に互ノ目丁字や丁字を匂口明るく焼いて冴える。刃中には足が長く頻りに入り、葉入り、蛇の目風の刃が交じり、鋩子は乱れ込んで一枚風に焼きたっぷりと先丸く返る。 附属の拵は黒蝋塗の落ち着いた鞘に黒漆を施した鮫皮の柄を組み合わせ、上品さの中に武家らしい無骨さを漂わせる。金具には隅切角に三の字の家紋が配され、上士の指料であったことが窺える。 津山藩は明治四年まで存続しており、本刀の年紀は明治三年であることから、もしかすると本刀は津山藩工として正光が最後に鍛えた一振かもしれない。 藩工の卓越した技と武家の誇り、そして郷土の歴史が一振に凝縮された逸品。美術的価値と資料的価値を兼ね備え、後世に伝えたい幕末刀の佳作である。
Certificate reading — 銘 美作源正光 明治三庚午年春日
在銘 · 明治 · 長さ 67.7cm · 反り 2cm











美作 · 1870-1876頃
現在2点販売中
1876年の廃刀令は帯刀を終わらせ、工芸そのものを死の淵に追った。軍の需要と皇室の庇護が命脈を保ち、1906年には月山貞一と宮本包則が帝室技芸員に任じられている。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。