説明

瓢箪鯰図懐物(目貫・小柄) 無銘:京金工 日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書付 本作は瓢箪と鯰を題材とした懐物(ふところもの)の一揃いです。 日本神話において、巨大な鯰はその身を震わせることで大地震を引き起こすと信じられてきました。これを鎮めるのが鹿島大明神(要石)であり、瓢箪を用いて鯰を抑え込む姿は、海外の文献でも広く知られる画題です。 一方で、日本国内においてより一般的な解釈とされるのが、禅宗の「公案」に基づくものです。足利将軍家四代義持公が「滑らかな瓢箪で、ぬるぬるとした鯰をいかにして捕らえるか」という問いを投げかけ、当時の高僧三十一人がこれに回答を寄せたという故事に由来します。 丸く滑りやすい瓢箪で、同じく滑る鯰を捕らえることは、論理的な思考のみでは到達し得ない禅の神髄を象徴しており、一種のユーモアを含んだ公案として、見る者に新たな視点や思考を促すものとなっています。現代においても「瓢箪鯰」という言葉は、捉えどころのない様子を指す表現として用いられています。 目貫は赤銅地に金色絵で鯰の目を際立たせ、小柄は四分一(しぶいち)地に赤銅、金、銀の色絵を駆使して、生き生きとした鯰の姿を表現しています。江戸時代の美意識と禅の精神が融合した、味わい深い名品です。 時代:江戸時代 寸法: 小柄:長さ 99 mm x 幅 15 mm x 厚さ 7 mm 目貫(表):長さ 41 mm x 幅 13 mm x 厚さ 4.5 mm 目貫(裏):長さ 40 mm x 幅 13 mm x 厚さ 4.5 mm

Catfish and Gourd Futokoromono with NBTHK Hozon Tosogu, Kyo-Kinko School

Catfish and Gourd Futokoromono with NBTHK Hozon Tosogu, Kyo-Kinko School

小柄

$820

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流派

Kyo-Kinko

時代

Edo

刀剣商

Soryu

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