二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
本作は、大磨り上げ無銘ながら、『中山一貫斎義弘』と極められた烈しい沸出来の佳品です。 義弘は、鈴木善吉と言い、駿河国中山の生まれで、中山蔵人と称しました。 自らも義弘と名乗っているように、郷義弘に私淑した相州伝大乱れを得意としました。また同工の真骨頂は、その肌鍛えにあり、板目、柾目、杢目がうねるような独特な肌は、一貫斎鍛えとも称され、新々刀随一の肌物の名手として知られています。江戸、常陸、前橋などで鍛刀、慶応元年七月、六十四歳にて没。 一門には、養子の義通、子の義勝、弟子に立花円龍子国秀などがいます。 寸法二尺五寸一分弱、柾目肌が波状にうねるように流れる地鉄、互の目乱れ主体の刃は、刃縁烈しく沸付いて判然とせず、刃中金筋、砂流しが幾重にも重なって頻りに掛かり、所々沸裂け、沸崩れとなるなど、正に郷義弘を思わせるものがあります。 新々刀で大磨り上げ無銘ながらこの寸法、元先身幅の差があるスタイル、出来からすると、一見、刀がもっと古く見えます。 昭和二十六年二月の古い登録証は、東京『七〇一』号、同工の本領を遺憾なく発揮した太刀風の一振りです。




武蔵 · 1804-1818頃
藤代 Chu-jo saku · 刀剣大鑑 上位87%
現在1点販売中
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト刀剣、刀装具、骨董等1点ものにつきましては、キャンセル待ちのお客様がおられる場合がございますので、ご返品のご連絡は商品到着後3日以内、ご返送は8日以内にお願いいたします。ご返金は商品ご返送到着後即日に致します。
本作は、大磨り上げ無銘ながら、『中山一貫斎義弘』と極められた烈しい沸出来の佳品です。 義弘は、鈴木善吉と言い、駿河国中山の生まれで、中山蔵人と称しました。 自らも義弘と名乗っているように、郷義弘に私淑した相州伝大乱れを得意としました。また同工の真骨頂は、その肌鍛えにあり、板目、柾目、杢目がうねるような独特な肌は、一貫斎鍛えとも称され、新々刀随一の肌物の名手として知られています。江戸、常陸、前橋などで鍛刀、慶応元年七月、六十四歳にて没。 一門には、養子の義通、子の義勝、弟子に立花円龍子国秀などがいます。 寸法二尺五寸一分弱、柾目肌が波状にうねるように流れる地鉄、互の目乱れ主体の刃は、刃縁烈しく沸付いて判然とせず、刃中金筋、砂流しが幾重にも重なって頻りに掛かり、所々沸裂け、沸崩れとなるなど、正に郷義弘を思わせるものがあります。 新々刀で大磨り上げ無銘ながらこの寸法、元先身幅の差があるスタイル、出来からすると、一見、刀がもっと古く見えます。 昭和二十六年二月の古い登録証は、東京『七〇一』号、同工の本領を遺憾なく発揮した太刀風の一振りです。




武蔵 · 1804-1818頃
藤代 Chu-jo saku · 刀剣大鑑 上位87%
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二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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