刀剣:山城守藤原国清(初代) 特別保存刀剣鑑定書付 【解説】 本作は江戸時代初期(寛永年間:1624-1644年)に活躍した、山城守藤原国清による一振りです。 越前国における国清の名は四代にわたり継承されましたが、その作風と銘振りから、本作は歴代の中でも最も技量に優れると高く評価されている初代国清の真作と認められます。 初代国清は、もとを辿れば信濃国松代(現在の長野県)の出身です。駿河国島田派の三代目・助宗の子として生まれ、後に京都へ上り、江戸時代初期を代表する巨匠・堀川国広の門下に入りました。修行を終えた後、師の一字を拝領し「国清」と名乗ります。 師である国広の没後、越後国高田藩主・松平忠昌公に召し抱えられ、後に主君の越前福井藩への転封に伴い同地へ移住し、作刀に励みました。 寛永4年(1627年)に山城大掾を受領し、翌寛永5年(1628年)には山城守へと昇進。以降、「山城守藤原国清」と銘を刻むようになります。 初代国清の大きな特徴の一つに、ハバキ下に刻まれた「菊紋」が挙げられます。これは山城大掾受領の際に朝廷より許されたものと伝えられています。後代の国清も菊紋を用いますが、通常は紋の傍らに「一」の字を添えるため、初代との判別が可能です。 師・堀川国広について: 堀川国広は日本刀史上、最も高名な刀工の一人です。日向国に生まれ、後に京都の堀川に居を構えたことからその一派は「堀川派」と呼ばれます。多くの優れた門弟を育成し、古刀期とは異なる新たな作風を確立した「新刀の祖」として崇められています。その作品は、美しい地鉄、洗練された刃文、そして後世の刀工に多大な影響を与えた革新的な作域により、今日でも極めて高く評価されています。 本作は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)により「特別保存刀剣」に鑑定されています。これは保存状態が極めて良く、かつ美術的価値の高い真作の日本刀にのみ与えられる証です。 ※刀身に数箇所、鍛え傷(きたえきず)がございます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身諸元】 長さ(長野):69.6 cm 反り:1.0 cm 刃文:焼入れによって刃先に現れる結晶構造 地肌(地鉄):鍛錬の過程で現れる鋼の模様 切先:刀身の先端部分 茎(なかご):柄に収まる中心部分。古来より刀工は赤錆を防ぐために茎に黒錆を残しており、その経年による色調の変化は、専門家が制作年代を推定する際の重要な指標となります。 【外装】 拵(こしらえ):鞘、柄、鍔などから構成される日本刀の外装。 縁頭(ふちかしら):柄の両端を保護する一対の金具。 本作の縁頭は「海老」を題材としており、金色(真鍮と推測されます)の象嵌が施されています。一説によれば、日本では平安時代には既に海老が食されていたと伝えられています。
在銘 · 新刀 · 長さ 69.6cm · 反り 1cm

























保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
刀剣:山城守藤原国清(初代) 特別保存刀剣鑑定書付 【解説】 本作は江戸時代初期(寛永年間:1624-1644年)に活躍した、山城守藤原国清による一振りです。 越前国における国清の名は四代にわたり継承されましたが、その作風と銘振りから、本作は歴代の中でも最も技量に優れると高く評価されている初代国清の真作と認められます。 初代国清は、もとを辿れば信濃国松代(現在の長野県)の出身です。駿河国島田派の三代目・助宗の子として生まれ、後に京都へ上り、江戸時代初期を代表する巨匠・堀川国広の門下に入りました。修行を終えた後、師の一字を拝領し「国清」と名乗ります。 師である国広の没後、越後国高田藩主・松平忠昌公に召し抱えられ、後に主君の越前福井藩への転封に伴い同地へ移住し、作刀に励みました。 寛永4年(1627年)に山城大掾を受領し、翌寛永5年(1628年)には山城守へと昇進。以降、「山城守藤原国清」と銘を刻むようになります。 初代国清の大きな特徴の一つに、ハバキ下に刻まれた「菊紋」が挙げられます。これは山城大掾受領の際に朝廷より許されたものと伝えられています。後代の国清も菊紋を用いますが、通常は紋の傍らに「一」の字を添えるため、初代との判別が可能です。 師・堀川国広について: 堀川国広は日本刀史上、最も高名な刀工の一人です。日向国に生まれ、後に京都の堀川に居を構えたことからその一派は「堀川派」と呼ばれます。多くの優れた門弟を育成し、古刀期とは異なる新たな作風を確立した「新刀の祖」として崇められています。その作品は、美しい地鉄、洗練された刃文、そして後世の刀工に多大な影響を与えた革新的な作域により、今日でも極めて高く評価されています。 本作は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)により「特別保存刀剣」に鑑定されています。これは保存状態が極めて良く、かつ美術的価値の高い真作の日本刀にのみ与えられる証です。 ※刀身に数箇所、鍛え傷(きたえきず)がございます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身諸元】 長さ(長野):69.6 cm 反り:1.0 cm 刃文:焼入れによって刃先に現れる結晶構造 地肌(地鉄):鍛錬の過程で現れる鋼の模様 切先:刀身の先端部分 茎(なかご):柄に収まる中心部分。古来より刀工は赤錆を防ぐために茎に黒錆を残しており、その経年による色調の変化は、専門家が制作年代を推定する際の重要な指標となります。 【外装】 拵(こしらえ):鞘、柄、鍔などから構成される日本刀の外装。 縁頭(ふちかしら):柄の両端を保護する一対の金具。 本作の縁頭は「海老」を題材としており、金色(真鍮と推測されます)の象嵌が施されています。一説によれば、日本では平安時代には既に海老が食されていたと伝えられています。
在銘 · 新刀 · 長さ 69.6cm · 反り 1cm

























保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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