説明

刀剣 銘 藤枝太郎英義(慶応二年生) 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣・特別保存刀装具 【解説】 本作は、幕末の慶応二年(1866年)に藤枝太郎英義(ふじえだたろうてるよし)によって打たれた一振りです。 英義は文政六年(1823年)、上野国河合村(現在の群馬県)に作刀家・玉麟子英一の息子として生まれました。 当初は父に作刀を学びましたが、後に名工・細川正義の門下に入り、その奥義を伝授されました。 初銘を「治廣」と称しましたが、後に父の一字「英」と師の一字「義」を合わせ「英義」と改名。嘉永四年(1851年)に父の跡を継ぎ、嘉永六年(1853年)には川越藩の藩工に列しました。 藤枝家と藩との縁は深く、天保年間に藩主が前橋から川越へ移封された際、英義もこれに従いました。その功績により「藤枝」の姓を賜り、さらに文久元年(1861年)には、藩主の家紋である「三つ巴紋」を茎に刻むことを許されました。本作の茎にも、その誇り高き三つ巴紋が刻されております。 英義は細川正義門下であると同時に、新々刀期の主流の一つである手柄山正繁の系統も引いており、その技量は当時から高く評価されていました。『新刀銘集録』の著者である南海太郎朝尊は、「江戸において指折りの名工」と称賛し、その将来を嘱望したほどです。明治九年、五十四歳で没しました。 時代背景:幕末 幕末(1853年〜1868年)は、ペリー提督率いる黒船来航により日本が長きにわたる鎖国を解き、近代化へと舵を切った激動の時代です。 徳川幕府を支持する勢力と、天皇親政と近代化を目指す勢力が激しく対立し、武家政治が終焉を迎えようとしていた時期でもあります。 この時代、武士にとって刀は単なる武器ではなく、自らのアイデンティティと精神の象徴でした。しかし、西洋式の軍制や火器の導入により、戦場における実用具としての刀は徐々にその役割を終えようとしていました。本作は、まさに武士の時代の掉尾を飾る、気迫に満ちた一振りと言えます。 鑑定 本刀および外装(刀装具)は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)により「特別保存刀剣」および「特別保存刀装具」に認定されています。これは、保存状態が極めて良く、かつ美術的価値が高い真作であることを証明するものです。 ※刀身に僅かな鍛え傷がございます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身】 長さ(Nagasa):69.7 cm 反り(Sori):1.21 cm 刃文(Hamon):焼入れによって刃先に現れる、結晶構造による文様。 地鉄(Jihada):折り返し鍛錬によって生じる、鋼表面の肌目。 切先(Kissaki):刀身の先端部分。 茎(Nakago):柄に収まる中心(なかご)部分。 日本の刀工は、赤錆を防ぐために茎に生じる黒錆をあえて残します。この錆色や経年変化は、専門家が作刀年代を特定する際の重要な指標となります。 【外装】 柄(Tsuka): 鞘(Saya): 鍔(Tsuba): 縁頭(Fuchi Kashira): 目貫(Menuki): 小柄(Kozuka): 笄(Kogai):

Antique Japanese Sword Katana Signed by Fujieda Teruyoshi NBTHK Tokubetsu Hozon for the blade and Koshirae
Tokuho

Antique Japanese Sword Katana Signed by Fujieda Teruyoshi NBTHK Tokubetsu Hozon for the blade and Koshirae

$23,701

世界76社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ

刀工

Fujieda Taro Teruyoshi

時代

Shin-shinto

仕様

長さ

69.7 cm

反り

1.21 cm

刀剣商

サムライミュージアム

samuraimuseum.jp