四分一磨地に据紋象嵌色絵で牧童図をあらわした小柄。頭を低くして草を食む牛と、その隣に鎌と編笠を傍らに放り、網籠の上に腕と頭を預けて休む牧童の姿。農閑のひとときを描いた牧歌的な情景である。金色絵が施された牛の力強い体躯と網籠を枕に休む牧童は対照的。作者の安重は複数おり特定できないが、本作には奈良派風の写実的な作域が認められ、また「安」の字があることから、初代土屋安親一門の庄内金工であろうか。平成4年(1992)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書付。
Certificate reading — 銘 安重(花押)














Yasushige
江戸
在銘
保存 (NBTHK)
販売店の記載のまま
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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