
菊花尽図
¥300,000
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本作は熊谷義之による菊花尽図縁頭。赤銅地に鋤出高彫で一面に菊花をあらわした作。菊は古来より延命長寿・高潔を象徴する吉祥文様として尊ばれ、皇室の御紋にも用いられるなど、日本文化において特別な意味を持つ花。本作ではさまざまな菊花を全面に配し、花弁の重なりや流れるような葉の動きを巧みに表現している。密度高く構成された意匠ながら煩雑さはなく、気品ある静かな美しさを感じさせる。作者の熊谷義之は仙台出身で江戸に出て活躍。はじめ政随風の豪放で写実的な彫刻をし、のちに肥後国主細川侯の抱工となって肥後本国の工法に工夫を加えた鉄地に金銀の布目(摺付)象嵌を施した草花模様の江戸肥後といわれる作で称賛された。本作は鋤出高彫による立体感豊かな彫口が見事。花弁一枚一枚に至るまで丁寧な仕立てが施されている。黒味の強い赤銅地との調和も美しく、落ち着いた中に深い味わいを備える。保存状態良好。格調高い縁頭。2004年保存刀装具審査合格。
本作は熊谷義之による菊花尽図縁頭。赤銅地に鋤出高彫で一面に菊花をあらわした作。菊は古来より延命長寿・高潔を象徴する吉祥文様として尊ばれ、皇室の御紋にも用いられるなど、日本文化において特別な意味を持つ花。本作ではさまざまな菊花を全面に配し、花弁の重なりや流れるような葉の動きを巧みに表現している。密度高く構成された意匠ながら煩雑さはなく、気品ある静かな美しさを感じさせる。作者の熊谷義之は仙台出身で江戸に出て活躍。はじめ政随風の豪放で写実的な彫刻をし、のちに肥後国主細川侯の抱工となって肥後本国の工法に工夫を加えた鉄地に金銀の布目(摺付)象嵌を施した草花模様の江戸肥後といわれる作で称賛された。本作は鋤出高彫による立体感豊かな彫口が見事。花弁一枚一枚に至るまで丁寧な仕立てが施されている。黒味の強い赤銅地との調和も美しく、落ち着いた中に深い味わいを備える。保存状態良好。格調高い縁頭。2004年保存刀装具審査合格。