説明

浜野直随 / 張果老仙人図 銘:直随 制作年代:無銘(1754年〜1827年頃) 四分一地を用いた、非常に出来の良い鐔です。 画題は、八仙の一人である張果老(通称:張果)とその愛馬である「瓢駒」を描いています。 張果老は放浪の旅を続け、その馬は一日に数千里を走り、餌を必要としなかったと伝えられています。 馬に乗らない時は、その体を干からびさせて瓢箪の中に収納し、再び必要になると水を吹きかけて元の姿に戻したといいます。 そのため、張果老は常に瓢箪と馬を伴う姿で描かれ、時には馬のみが描かれることもあります。 浜野直随は、政随の門人である矩随に師事した名工です。 本作に鑑定書は付属しておりませんが、彫口の冴えや銘振りの良さから、真実味(正真の可能性)は非常に高いものと推察いたします。 *本品には鑑定書がございません。鑑定書のない作品については、銘文に関する記述はあくまで刻銘の翻読に基づくものです。流派の歴史等の解説も、あくまで参考資料として提供するものであり、正真を保証するものではございません(詳細は規約をご参照ください)。 鑑定書のないものは、原則として「偽銘」の可能性を前提にご検討ください。何より、本作の出来映えは、この水準の作者に期待される質に十分達しております。 現状渡しにつき、返品・保証は致しかねます。鑑定書のない作品は、銘よりも現物の出来映えに基づいて評価されるべきものです。銘や鑑定書の有無を重視される方は、必ずご購入前にご自身で十分な調査・検討を行い、ご納得の上で判断されますようお願い申し上げます。

HAMANO NAOYUKI / SENNIN CHOKWARO

HAMANO NAOYUKI / SENNIN CHOKWARO

小柄

$750

世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ

作者

Naoyuki

流派

Hamano

時代

Edo

流派について

Hamano School浜野派

浜野派は江戸時代中期に奈良利寿の門人であった浜野政隨を祖とする装剣金工の一派である。政隨は通称を太郎兵衛といい、奈良四天王の一人として高名を馳せ、江戸金工名譜に「世に雷鳴す」と評される逸材であった。乙柳軒・味墨・閑径・驪風堂・遊壺亭・穐峰斎・半圭子・一瞬庵など多くの別号を有し、多数の門人を育成して町彫の主要な門流を形成し一家をなした。四代正信は乙柳軒味墨の号を継承し、政隨の伝統を継承している。また越後村上出身の桂野赤文は、青年時代に出府して浜野家に学び、のちに遊洛斎の号を用いたことから京都での修業も推測され、庄内藩酒井家の抱え工として活躍した。 浜野派の技術は大胆な高肉彫・鋤出彫・肉合彫・片切彫等あらゆる技法に長じており、その技量は極めて高く評価される。政隨の作には金銀の芋継地に容彫で韋駄天疾駆鬼を表したものや、金無垢地に銀と赤銅の置金を施した容彫で仁王像を表したものがあり、肉取りが巧みで量感に富み、題材の力強さを見事に表現している。その彫口には後藤上代の作を範としたとみられる落ち着きある品格が備わっている。四代正信の作には虫尽総金具の大小拵があり、銀四分一の石目地に高彫と据文色絵を施した各種の虫の図が揃っており、華麗かつ入念な仕上がりを示している。 桂野赤文の作風は土屋安親を手本として研鑽を積んだことが知られ、鐔を多く制作し、鉄と赤銅の地金に高肉彫形式で色絵を施すことを得意とした。片切彫・肉合彫・象嵌等の技法も用い、銘文には郷里越後の書家亀田鵬斎流の草書体を用いている。波千鳥図鐔では安親を手本とした題材を鉄地に鋤出による高肉彫で堂々と表し、千鳥の眼と足にのみ金銀の象嵌を施して画面全体に締まりと動きを与えている。柔軟な鏨使いながらも力強さを感じさせるその彫口は赤文独特のものであり、桂野家史に「生気躍動」「巧緻」と評されるその作風を顕示している。

刀剣商

Yakiba

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