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概要·鑑定·指定·伝来·刀姿·銘·系譜·流派
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  1. 流派
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  3. 國包

Sendai Kunikane

國包

重要
巻 19, 番 361 · 刀

Sendai Kunikane

國包

評価作品12点

国Rikuzen時代Shoho (1644–1648)時代区分江戸流派Sendai Kunikane伝法大和伝代2nd師匠Kunikane藤代Jo saku刀工大鑑450(上位31%)種別刀工コードKUN306
2重要美術品
10重要刀剣

概要

二代山城守藤原国包は仙台国包の二代で、慶長十七年(一六一二)に生まれ、正保二年(一六四五)三十四歳で家督を相続し、寛文七年(一六六七)に山城守を受領、同十二年(一六七二)六十一歳で歿した。本工は初代山城大掘国包の嫡子で、初代は大和保昌の末流を称し、仙台の伊達政宗に仕え、その命によって上洛して越中守正俊の門に学び、寛永三年(一六二六)に山城大掘を受領した。国包の名は伊達家お抱えの鍈冶であり、両代を通じてその作域は一つの相伝の手に拠る。すなわち大和保昌伝の柾目鍛えを直刃に焼くもので、説明書はこれを家伝の得意とし、二代を父につぐ直刃の上手とする。

本工の手はまず地鉄に読まれる。頶造・庵棟、反り浅く寛文の中鐶となる刀に、刃長を通して柾目背をよくつめて整え、地沸つき、地景が柾に沿って入る。この柾目の地鉄が保昌の第一の見どころで、他の新刀の一派がほとんど常態としない地鉄であり、その上に第二の見どころが焼かれる。即ち刃縁ほつれて喰違刃を交え二重刃ごころとなる中直刃で、砂流し・金筋が柾目に沿って頻りにかかり、匂深く小沸つき匂口明るく冴える。直刃と柾目が本録のすべての作に現れ、両者の併せが本工を見る最も確かな手である。

帽子は直ぐに掃きかけて、小丸と同程度に返りのない焼詰めで結ぶ。この相伝の核に加えて、説明書は国包の手に固有の見どころを名指す。即ち区下より立つ水影で、幅広でやや長寸の作では繋がって下半に映り風となる。一口の寛文の刀について説明書は「区下より水影が立っているが、初代同様二代にも見る手くせであり」と記し、併せて茶鈴が単純な化粧になるものもまま見られ、これも彼の見どころとする。同じ幅広の作では裏の柾がやや背立ち、地沸微塵に厚くつき、地景細かに入る。

静かな直刃に対し、説明書は二代に互の目乱れの出来も見られるとする。これらでは中直刃を基調に小互の目と浅いのたれを交え、足が入り刃縁がほつれる。幅広で長寸の一口は直刃が浅く大きく湾れごころとなり、小沸・荒沸を交え二重刃ごころとなる。説明書はこれを直刃を本領とする手の中の例外とし、「家伝の保昌流の柾目鍛を得意とし」、直刃を得意として加えて僅かに互の目乱れも示すとする。本録の小さな作域は二代ではなく初代自身の銘を持ち、号用恵・受領山城大掘を示す。すなわち山城大掘藤原用恵国包と銘する作で、一口は慶安元年(一六四八)の年紀を持ち、同じ保昌の作域ながら初代の調子で読まれ、腰反り高く踏張りつき、柾が背立ちごころに、直刃は小沸出来の中直刃が濡れほつれて砂流しかかる。

寛文新刀の広い世界の中で本工を際立たせるのは一つの派手さではなく、保昌の読みの一貫性である。即ち刃長を通す柾目、その上に焼いた静かな直刃、掃きかける焼詰めの帽子、そして区下の水影である。説明書は本工の位置を初代に対して正直に保つ。一口の二代の刀を実に迫力に富み「殆んど初代に劣らない」出来とし、その柾目の上作には初代に迫るものもあるが、平素の技量は初代に及ばないとする。銘そのものも鑑定の地で、二代の銘字は横に引いた字画が皆打ちおさめが強く「一」の様に引き、「包の字」の中が特有の形となることを説明書は見どころとする。

本工は藤代に上作とされる。その記録は一括して重要刀剣にあり、二代の刀十口が所載され、さらに初代用恵銘の二口が戦前の重要美術品に達する。国宝も重要文化財もなく、出会うことのできるのは指定の重要刀剣の刀であり、それも時を隔てて探しればというもの、全く手の届かぬ名ではない。説明書はよく鍛えて作域に適った作を二代の典型・代表作とし、その一つ、寛新兵衛の差領には寛文十一年(一六七一)の截断金象嵌銘があり、資料的な代表作として貴ぶ。最も静かな柾目の刀を説明書は「上品に静温に仕上げている」と記す。所載の所持者には黒川福三郎と黒川古文化研究所(用恵銘の重要美術品二口を蔵する)、そして板屋胤雄がある。

鑑定

頑健な寛文新刀の刀に展開する一つの相伝の大和保昌の手を三つの作域で読む:二代の本領たる柾目と直刃(保昌の二様の見どころ)、区下より立つ水影という相伝の手くせ、そして用恵国包(山城大掾)と銘する初代の作域

国包は奥州の大名伊達家が自家の鍛冶として擁した仙台の刀工名で、本録に収める作は圧倒的にその二代、山城守藤原国包(一六一二〜一六七二)のものである。二代は初代山城大掾国包の嫡子にして家業の継承者であった。同家は大和保昌伝の末流を称し、その作域は一つの相伝の手に拠って立つ。すなわち柾目鍛えを刃長いっぱいに通し、地沸をつけ、その上に静かな中直刃を焼くものである。本録の作はいずれも柾目であり、いずれも直刃である。これが保昌の二様の見どころで、直刃は刃縁ほつれて金筋・砂流しが柾目に沿ってかかり、帽子は直ぐに掃きかけ、しばしば返りのない焼詰めとなる。説明書は、初代が上洛して越中守正俊の門に学び山城大掾を受領したこと、寛文七年に山城守を受領した二代が初代の風をそのままに襲い、その上作は初代に迫るものもあることを記す。説明書に名指される本工自身の手くせは、区下より立つ水影で、ときに繋がって下半に淡い映りを呈し、また茎に単純な化粧鑢を伴うこともある。

鑑定の決め手

新刀一般の地鉄(板目・小板目)にはない特徴

父と共有する相伝の保昌鍛にはない特徴

作風の変遷

柾目と直刃(二代の本領)

生ぶ茎の長銘:本録の作はいずれも在銘(山城守藤原国包)で、その多くは俗名・受領を含む長銘であり、説明書はこれを山城守を受領した二代に帰す

本工の典型は柾目に直刃を焼くもので、説明書はこれを家伝の保昌風とする。鎬造・庵棟、反り浅く、寛文の中鋒となる刀に、柾目をよくつめてよく整え、地沸つき、地景が柾に沿って入る地鉄を鍛える。その上に中直刃を焼き、刃縁ほつれて喰違刃を交え二重刃ごころとなり、砂流し・金筋が柾目に沿って頻りにかかり、匂深く小沸つき匂口明るい。帽子は直ぐに掃きかけ、しばしば小丸でなく返りのない焼詰めとなる。長銘は生ぶ茎に筋違鑢で切る。説明書はこれを家伝の保昌流の柾目鍛とし、二代はこれを得意として直刃の上手、父につぐとする。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi

水影と相伝の手くせ

区下の水影。説明書はこれを初代同様二代にも見る手くせとし、ときに茎の単純な化粧鑢を伴う

柾目と直刃の核を超えて、説明書は国包の手に固有の見どころを名指す。すなわち区下より立つ水影で、淡く立つこの反映が、ときに繋がって下半に映りとなって走るとする。説明書はこれを初代同様二代にも見る手くせとし、併せて茎鑢が単純な化粧になるものもまま見られ、これも彼の見どころとする。幅広でやや長寸の寛文の刀では、片面の柾がやや肌立ち、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに入り、直刃は上半に小足を交え部分的に沸が強くつく。これらは父と共有する相伝の保昌鍛とは別の、二代自身の見どころとして説明書がまとめるところである。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon

互の目乱れの作域

確証はやや弱い姿と身幅:互の目乱れは主に幅広・長寸の刀に現れ、説明書はこれを二代の従の作域とする

静かな直刃に対し、説明書は二代に互の目乱れの出来も見られるとする。これらでは中直刃を基調に小互の目と浅いのたれを交え、足が入り刃縁がほつれる。幅広で長寸の一口は広直刃が浅く大きく湾れごころとなり、小沸・荒沸を交え二重刃ごころとなる。説明書はこれを、直刃を本領とする手の中の例外として、直刃を得意とし加えて僅かに互の目乱れも示すものと位置づける。銘の集計もこれを裏づけ、互の目乱れは少数の作域、直刃が常態である。

刃文 Hamon

初代の作域(用恵国包銘)

用恵国包・山城大掾の銘:初代の号と受領であり、本コード内の初代の作域を示す。江戸初期(慶安元年・一六四八)の年紀を持つ

本コード内の小さな作域は、二代の銘ではなく初代自身の銘を持つ。すなわち山城大掾藤原用恵国包・用恵国包作で、用恵は初代の号、山城大掾はその受領である。これらは江戸初期の作で、一口は慶安元年(一六四八)の年紀を持ち、同じ保昌の作域ながら説明書は初代の調子で読む。腰反り高く踏張りつき、柾目やや肌立ちごころに地景・地沸入り、直刃は小沸出来の中直刃に濡れほつれごころあり砂流しかかる。これらは一線の上端を占める手であり、二代が風をそのままに襲い、その上作で迫った相手である。

姿 Sugata
地鉄 Jigane
刃文 Hamon
研究

説明書はこの一線の年代を慎重に再構成する。すなわち初代は大和保昌の末流を称して越中守正俊に学び山城大掾を受領したが、その歿年の伝には誤りがあるとされ、二代は寛文七年に山城守を受領し、初代の歿後三年、同十二年に六十一歳で歿した。説明書は二代の家伝の得意を大和保昌の柾目鍛とし、直刃を焼き、ときに僅かに互の目乱れも示したとする。

銘そのものについて説明書は鑑定上の見どころを記す。すなわち二代の銘字は横に引いた字画が皆打ちおさめが強く押え鏨があり、「一」の様に引くこと、また包の字の中が「巳」でなく「己」となることが見どころであるとする。

指定

国宝—
重要文化財—
重要美術品2
御物—
特別重要刀剣—
重要刀剣10

名工ランク

0.09 (指定作品12点)

刀工の上位19%

伝来

伝来記録2件 の鑑定作品における Kunikane

伝来ランク

名家所蔵0点、伝来記録2件

刀工の上位52%

素点:1.97 / 10

刀姿

評価作品12点の分布

銘

評価作品12点の銘の種類

販売中

系譜

師匠Kunikane
Kunikane
弟子(2名)
  1. 1.國包Kunikane2 販売中12指定
  2. 2.包重Kaneshige2 販売中1指定

Sendai Kunikane派

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